ウェブメディア「HowStuffWorks」では、「場所法」による記憶力アップ術について、紹介しています。
まず、この方法を実践するための基本プロセスは以下のとおり。
- なじみのある場所(自宅など)を思い浮かべる。
- 場所を流れに沿って順に並べ、視覚的に想像する(たとえば、自宅の表玄関から廊下をとおり、リビングルーム、ダイニング、キッチンを経て勝手口へ、など)。
- ひとつの場所にひとつづつ、覚えるべきアイテムを「配置」する。
この手順を踏むと、2. の場所をイメージするだけで、3. の各場所に配置したアイテムを思い出すことができる、というわけです。
この記事では、シェービングクリーム・桃・ホットドッグ・ケチャップ・アイスクリームを覚える例を、挙げています。みなさんも、ためしに一緒にやってみてくださいね。
家をビジュアル化し、まず、玄関ドアにシェービングクリームがスプレーされているのを、想像しよう。くれぐれも「シェービングクリーム」という文字や、語を思い浮かべないこと。シェービングクリームの香りも想像してみると、尚よし。さて、ドアを開けると、大きな桃が自分の方にゴロゴロと転がってくる様を、思い浮かべてみよう。さらにリビングに進むと、デカいホットドッグがくつろいでおり、ダイニングルームに移ると、ケチャップ瓶がメイド服を着て出現する。最後に、溶けはじめたアイスクリームが見える。
いかがですか?
改めて、この家の中をぐるっと一回りすることを頭に浮かべると、自然とこれらの5つのアイテムが、順に思い出されるのではないでしょうか? これが「場所法」による記憶術です。
ポイントは、自分が馴染みのある場所を、記憶アイテムの「配置場所」に選ぶこと。ちなみに、この「場所法」は、一箇所に5アイテム程度を配置し、一連の流れを10箇所くらいまでにとどめ、計50アイテムくらいまでを記憶するには有効だそうですよ。
このほか、記憶術系記事としては、「KY(声に出して読む)は、物事を記憶に残しやすいらしい」や「パレス・テクニックで記憶力をアップさせよう」なども、あわせて参考にしてくださいね。
How to Improve Your Memory [via #tips]
Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)