Windows:iTunesユーザの方で、再生中の曲、歌詞の取得、プレイリストのエクスポート、ファイルの整理、USBデバイスとの同期などを助けてくれるヘルパープログラムを複数使っている方に朗報です。実はこれらの全ての作業はiTunerという一つのツールで可能なのです。

過去に「SkiniTunes」や「moreTunes」、「CD Art Display」など数多くのiTunesヘルパーやミニプレーヤーに関する記事を掲載してきました。

これらのツールも一つ以上の機能を司ってくれていたわけですが、

  • ライブラリ管理(存在しないトラックや重複トラックの削除、ディレクトリを空にするなどの作業)
  • iPod以外のMP3プレーヤーとのライブラリ/プレイリストの同期
  • グローバルホットキーの設定
  • プレイリストのエクスポート
  • トラックの変換
  • システムトレイからの歌詞の自動取得

などの全ての作業を行ってくれる『iTuner』の汎用性と比較すると、どちらが便利なのかは誰の目にも明らかではないでしょうか?

もちろん、通常のミニプレーヤーに搭載されている機能、トラックの切換え、再生中の表示、曲の評価、音量調整なども可能。ただし異なるのは常に表示されているわけではなくキーボードショートカットによって表示させない限り、画面には現れません。なので作業中に邪魔になることも決してありません。

 プログラム自体、あまり軽量ではないのが唯一の欠点。メモリ使用量は(パソコンによって多少差はありますが)、54MBとiTunesよりもメモリを使用している、という状態でした。

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ミニプレーヤーの代替となるものだけが欲しい、というのであればこのツールは賢い選択肢ではないかも知れませんが、例えば、歌詞の取得、プレイリストのエクスポート、存在しないトラックの整理など用にそれぞれのヘルパープログラムを走らせている方であれば、この機会にiTunerを使ってひとまとめにしてしまうのは、ありな作戦だと思います。

ファイル変換などiTunesにもあることはある機能でも、iTunesの設定からファイルの種類を選択して、メニューから変換を行う、という手間を考えると、『iTuner』のメニューからピロッとやってしまう方がかなり簡単です。iTunesをもっと使える音楽プレーヤーにしたい、と思っている方はこの『iTuner』ぜひ試してみて下さい!

『iTuner』はWindowsのみのフリーダウンロードです。

iTuner [via Ghacks]

Whitson Gordon (原文/まいるす・ゑびす)