今年の2月から遅ればせながらTwitterを使い始めました。2年ほど前にTwitterは来ているのかという記事を書いています。どちらかというとTwitterには否定的な意見を持っており、この記事を書いた後も情報収集ツールとして使ってきたわけですが、ふとしたきっかけで自らツイートするようになり、その後3ヶ月ほど使っています。
使ってみないと分からないという事は良くありますが、Twitterもまさにその通りで、 頻繁にツイートする事で印象もだいぶ変わってきました。もう完全にピークは過ぎており、離れていっている人も多いようですが、これから使い始める人の為に、今更Twitterを使ってみた感想をまとめておきます。
※ブログをやっている人向けの部分が大きくなっていますので、単純にTwitterだけを使う場合には、当てはまらない事も多いかもしれません。合わせて、「Twitterで生きたフォロワーを増やす為に必要な5つの事」もご覧ください。
Twitterを使ってみた率直な感想
- 思った以上に楽しい
- コミュニケーションが取りやすい
- 使い方やルールを憶えるのが大変
- リアルタイム性が強く依存症になる危険がある
- ポジティブな意見をくれる人が多い
- 強烈な言葉を投げかける人もいる
- 実際にやり取りすると印象が変わる人がいる
1. 2. 率直な感想としては思っていた以上に楽しいという事です。色々な人に話しかけやすいので、今まで接点がなかった人とコミュニケーションが取れるようになります。Twitterが無ければ会話する事は無かったであろうと思う事もしばしばです。
3. Twitterは使い方をマスターするまでに時間がかかるツールです。3ヶ月使った今も時々新しい発見があります。「公式RTや非公式RTの使い方」、「フォローとリストの使い分け」、「引用の方法や@の使い方」、「リンクの前後にはスペースを入れる」、「引用しなくても相手にはどのツイートに対するリプライ(返信)なのかはわかる」と言った様な事は実際に使ってみないとわかりません。QTとかviaなどは使い所が分かっていませんが、とりあえずRTと@の使い方を憶えればなんとかなります。
自分の文章を載せRTをつけてリツイートするのが非公式RTで、何も加えずにリツイートするのが公式RTです。Twitter公式サイトにて「リツイート」をクリックすると公式RTになります。どちらのRTも自分のフォロワー全員に見えます。
「返信」をクリックして自分の文章を載せるのがリプライです。複数のIDを指定すると一斉送信の形となります。文章の途中に@がある状態がメンションですが、使い所が良く分かりません。あまり使っている人を見かけません。私は始めのうち間違って使っていました。
リプライは、送った相手+自分と相手の両方をフォローしている人に見えます。メンションは、RTと同じく、自分のフォロワー全員に見えます。リプライでも@の前にスペースがあるとメンションと同じ扱いになります。
⇒超初心者向けのすげー基本的なTwitter用語集
⇒公式RT、非公式RT、QTの違いを分かりやすく図で描いてみた
⇒Twitterの@付き投稿が仕様変更
4. 情報収集に使っていた頃から、ほぼ毎日いつでもツイートしている人がいる事が気になっていたのですが、使ってみて依存性が高い事を認識しました。誰とも接触せずに独り言のようにつぶやいている分には問題ないのですが、フォロー数やフォロワー数が増えてくると、色々な人とやり取りするようになります。
Twitterはリアルタイム性が求められ、その時その会話に参加する事に意味がある的な要素も強いので、逐一チェックしたい衝動に駆られます。これは私が、使い始めたばかりという事や、仕事柄パソコンの前にいる時間が長い事も影響していますが、スマートフォンを持っている場合には、外にいてもチェックできてしまいます。そこが良い所でもあるのですが、個人的にはスマートフォンを持っていなくて良かったと思いました。
結局はその人の使い方次第なので、パソコンの前にいようがスマートフォンを持っていようが、依存しないように頻繁にTwitterに接続しなければ良いだけの話なのですが、強迫性障害ぎみな人や完璧主義者、責任感の強い人、疎外感を感じやすい人などは注意した方が良いと思います。
また、フォロー数を増やすとTL(タイムライン)が常に動いている状態になりますので、より一層依存度が高まります。とりあえず1,000人フォローしてみる事を推奨している記事を見かけましたが、おすすめできません。フォロー数が多い人はリストでツイートを追っているようですが、リストする人が多くなると結局は同じ事です。ただし、相手にしか見えないDM(ダイレクトメール)を送る場合には、相手からフォローされている必要がありますので、DMの為にフォローを増やしている人も多いのかもしれません。フォローするとその人からフォローされる可能性が高くなります。
5. ブログのコメント欄やはてなブックマークのコメント欄は、匿名性が強いので辛らつなコメントも多く、ポジティブな意見はあまり表に出てこないのですが、Twitterは実名性ではないものの、プロフィールを明かしていなくても個人が特定される可能性がある分、ポジティブなコメントが多くなります。当然ネガティブなコメントもありますが、もの凄い角度からいきなり弾丸が飛んでくる事はあまりありません。
6. 世の中良い人ばかりではありませんので、かなり強烈なツイートをする人もいます。建設的なネガティブコメントは全然OKなのですが、単に自分のストレスを発散する為や、自己満足の為にネガコメをする人もいますので、そういうツイートはなるべく見ないようにする為に、フォローやリストから外しましょう。直接攻撃を喰らった場合には、状況にもよりますが、無視しても良いでしょう。ブログのように匿名によるネガコメが少ない分、自分の所在を明かせば何を言っても良いと勘違いしている人も多いようです。
7. Twitterはブログやメールなどよりも素の自分が出やすいと言えます。偽りの自分を演じている人も多いのかもしれませんが、頻繁にツイートする場合それでは疲れてしまいますよね。そのせいか、実際にやり取りをしてみると印象がガラッと変わる人がいます。これは良い意味でも悪い意味でも言える事なのですが、Twitterの魅力の一つとだと思います。また、1ツイート140文字という制限のせいで、誤解を生みやすく、自分の意図しない捉え方をされる事も多いので注意しましょう。
Twitterを使ってみて分かった事
- SEO目的では使用できない
- ブログ記事公開直後のアクセスアップが期待できる
- 有益な情報が発見できる
- ブログ以上に眉唾な情報が多い
- 情報収集の場としての効率は悪い
- 他のソーシャルメディアよりも拡散速度が早い
- Twitterからの炎上が多く直ぐに個人が特定される
- フォロワー数は意外と増えない
- 意外と障害が多い
- Twitterクライアントやbitlyは便利
1. Twitterが登場した頃や、Twitterからのリンクが検索順位を決定する要因に使われていると言われ始めた頃は、TwitterをSEO目的で使っているようなアカウントが多かったのですが、どんなアカウントからのリンクでも評価されるわけではないのでSEOとして使うのは難しいと言えます。
2. ブログ記事を書いた時にTwitterで更新情報をツイートすると、公開直後でも一気にアクセスが集まる可能性があります。自分でツイートしなくても誰かにツイートして貰えれば良い話なのですが、更新した事は自分かRSSリーダーで更新情報を受け取った人にしかわかりません。フォロワーが多くないと実感する事が難しいかもしれませんが、記事を書いたらとりあえずツイートした方が良いでしょう。
3. 4. 5. ブログではあまり語られないような情報を見る事も多いのですが、その分信憑性の薄い情報も多く流れてきます。取捨選択する事が出来ないと情報に惑わされてしまうかもしれません。また、有益な情報のみをツイートしているような人はまずいませんので、情報収集の場として見た場合、非常に効率が悪いと言えます。
6. Twitterの魅力はスピードの早さです。影響力のある人にRTされたり、記事を紹介してもらう事で、短時間に多くの人の目に触れる事になります。はてなブックマークとはレベルが違いますし、Facebookのように利用者が少なくありませんので、拡散スピードでは他のソーシャルメディアの比ではありません。間違った情報が広まった場合でも、それを訂正する情報が物凄い速度でやってきます。
7. 拡散速度が早いことに直結する事ですが、Twitterで不用意な発言をすると、炎上する可能性が高まります。無名なブログで変な事を書いても、それが誰か影響力のある人の目に留まらないと炎上はしませんが、Twitterではそうはいきません。
また、自分のプロフィールを明かしていない場合でも、過去のツイートなどから直ぐに個人を特定されてしまいます。先日もアディダスの社員が店に訪れたJリーガーと家族をTwitterで中傷した事がニュースになりましたが、Twitterはアカウントを非公開にしない限り、ツイートは誰にでも見られるようになっており、その全てが検索エンジンのデータベースに記録されていますので注意しましょう。
8. 正直、始める前はフォロワー1,000人なんて余裕でしょと思っていたのですが、全然そうではありませんでした。フォロー数を増やしていけばフォロワー1,000人は難しくありませんが、フォローを増やさずに1,000人にする為には、影響力があるか、常に有益な情報をツイートするか、長期間Twitterを使っていないと難しいと言えます。
9. これだけ利用者が多いとアクセスが集中により、接続が悪くなるのはある程度仕方ないと思いますが、利用者が少ないはずの朝の時間でも繋がりにくい時がしょっちゅうあります。システム的な事は良く分からないので、日本以外の国の利用状況が影響しているのかもしれませんが、リアルタイム性が重視されるツールの割りに障害が多いと感じました。
10. Twitterを始めたばかりの頃は、Twitter公式サイトから利用していたのですが、クライアントと言うものの存在を知ってからは、 直接サイトに訪れる事はほとんどなくなりました。Twitterクライアントはいくつかありますが、私はHootSuiteを使っています。画像の投稿はTwitPicです。
Twitterでは短縮URLを使うのが一般的です。短縮URLツールはいくつもありますが、個人的にはbitlyが好きです。張ったリンクのクリック数などが確認できますので、どういった事がフォロワーに興味を持たれ、どういった情報が必要とされていないのかという事が分かります。
Twitterを使っていて嫌だなと思う事
- リプライがその人以外にも見える
- 過剰な内輪話が見える
- 頻繁に宣伝する人がいる
- 同じ記事を何度も紹介する人がいる
- 自分の記事紹介ツイートを頻繁にRTする人がいる
- フォローとリムーブを繰り返す人がいる
1. 2. 既に述べたようにリプライは、送り主と送り先の両方をフォローしている第三者にも見えてしまいます。その人だけに見てもらえれば良いツイートでも勝手に第三者のTLに乗ってしまいます。「文章 @ 文章」のいわゆるメンションの形にするとRTをつけなくても自分のフォロワー全員に見える状態となります。イチイチDMにするのは面倒ですし、DMはフォローされている人にしか送れませんので、リプライを使うことになるのですが、その人にしか見えていないという事ではありませんので注意しましょう。
議論している場合、リプライが第三者に見える事で、他の人の意見が聞ける可能性があるというメリットもあるのですが、どうでも良いやり取りや、笑いを取りに行った時のかぶせツイートなどが第三者に見えてしまうのは正直うれしくありません。内輪話もどんどんTLに乗ってきますので、興味が無い人にとっては、ウザイだけと言う事になります。
3. Twitterをどこまでビジネスに使っているかによっても考え方が変わってきますが、基本的にTwitterは宣伝には向かないと思っています。特に自社サービスの宣伝は控えた方が良いでしょう。先日、フォロワーの約半数が企業Twitterのフォローを解除というニュースがありましたが、多くの人は有益な情報や生の声を求めいるという事の表れだと思います。
宣伝ツイートに【拡散希望】を付ける人がいますが、有り得ないの一言です。震災直後は役に立った拡散希望ですが、現状では拡散希望がついたツイートに有益な情報はほとんどありません。そもそもそんな事を書かなくても有益なツイートは勝手に拡散していきます。
4. 5. 自分の記事紹介を何度も行う事や、誰かが自分の記事を紹介したツイートをRTする事に対しては、賛否両論あるのかもしれませんが、同じ記事を何度も紹介される事はうれしくありません。過去記事のツイートや朝と夜など時間を空けて紹介する分には構わないのですが、その日書いた記事を時間を空けずに何度もツイートしたりRTするのはNGだと思っています。
ツイート数が検索エンジンからのサイト評価に影響があると言われている事や、ブログ記事内に表示しているツイート数を上げる事を目的に行われているのかもしれませんが、同じ記事を何度も目にする人の事も考えなければなりません。
6. フォロワー数を増やす事を目的に、頻繁にフォローとリムーブ(フォロー解除)を繰り返す人がいます。自動フォロー&リムーブツールがありますので、それを利用している人が多いと思いますが、完全なるスパム行為なので、信頼を失いたくなければやめた方が良いでしょう。
そういった人はブロックしてしまうのが良いのかもしれませんが、ブロックするのすら面倒な感じです。気にせずに放っておくのが一番ですが、気になる場合には、フォローとリムーブをチェックするツールを利用して、頻繁にフォローしてくる人はブロックしてしまいましょう。
フォロワーを増やす為にやる事
どうせTwitterをやるならフォロワーを増やしたいという事で、私のようにリアルに友達がいない+多くの人をフォローしたくないという場合でも、フォロワーを増やす事ができないかという事について考えてみます。半年後、1年後に、どれだけのフォロワー数にしたいのかという目標を持つのも良いと思います。私は、とりあえず年内にフォロワー数1,000人を目標にしています。(フォロー数は50人以下)
- 公開設定にする
- プロフィールを設定する
- フォロワーにとって有益な情報をつぶやく
- 無駄なつぶやきは極力避ける
- 積極的に色々な人に絡む
- 初めての@には反応する
- ブログとTwitterを連携させる
- ブログの読者を増やす
- 長期間Twitterを続ける
- 影響力のある人にフォローされる
1. フォロワーを増やしたいのに非公開にしている人はいないと思いますが、非公開にする事で確実にフォロワーは減りますので注意しましょう。
2. Twitterにおいてプロフィールはとても重要となるものです。アイコン画像を変更する事はもちろんですが、Web(ブログ)の登録、自己紹介欄はしっかり記述するようにしましょう。
3. 4. ブログの読者を増やすのと同じ事ですが、見ている人にとって有益となる情報を配信する事が基本となります。なるべく自分が属するジャンルとは異なるつぶやきは控えます。フォロワーが求めていないツイートばかりしているとフォロワーが一気に減りますので、直ぐに分かると思います。とは言ってもTwitterを楽しむのが第一ですので、そこまでストイックになる必要はありません。
5. 6. 自分と同じジャンルに属する人や、気になる人のツイートには積極的に絡んでいきましょう。絡むといっても悪い意味ではなく、接触すると言う事です。また、初めて@付きのツイートをもらった場合には、なるべく返答します。リプライでもメンションでもRTでも構いませんが、そのツイートを読んだ事を相手に伝えます。
7. 8. Twitterとブログを連携させる事でブログの読者がフォロワーになってくれる可能性があります。ブログの読者が増えればフォロワーも増えていきますので、Twitterとブログを連携させておいた方が良いでしょう。
9. 一般的な人の場合、そう簡単にフォロワーは増えませんので、地道にコツコツとつぶやいていく事が最も効果的です。ある程度の所で頭打ちになったり、休んでしまうと増えなくなりますが、長期間続ける事で、自然とフォロワーは増えていくはずです。
10. 影響力のある人からフォローされるとフォロワーが急に増えることがあります。原因は良くわかりませんが、フォローされているという欄にアイコンが表示される事が影響しているのかもしれません。
また、影響力のある人にRTされることで、自分の存在を多くの人に知ってもらう事ができますので、それによってフォロワーが増える事もあります。ただし、フォロワーが多ければ影響力があるというわけではありません。
以上、長々とTwitterの感想や能書きなどを述べてみました。まだ3ヶ月しか使っていないので、これから見えてくる部分もあると思いますが、今の所は使ってみて良かったと感じています。私の場合、ピークを過ぎ皆が飽きだした頃に使い始めたのが良かったと言えます。皆がツイート合戦を繰り広げている最中だったら、引いてしまい直ぐに利用をやめていたかもしれません。
コメント
“Twitter初心者がこれから使い始める人に捧げる33の助言” への12件のフィードバック
一番上にある画像に「ヒゥィッヒヒー」って確か広瀬香美が言ったツイートだった気が……。
http://twitter.com/#!/kohmi/statuses/2778916079
そうですね。広瀬香美さん発で広まったと記憶しています。
よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
招待よろしくお願い致します。
招待しましたが、上手くいかないようです。すみません><
招待よろしくお願い致します。
送りました!
招待よろしくお願い致します!
しました!
よろしくぉねがいします!
何をお願いされたのかわかりませんが、こちらこそよろしくお願いします。