もはや忘れかけていました。
2012年、スカイプにある欠陥が存在することが発覚しました。それは、簡単にハッカーたちが他人のIPアドレスを取得できるということ。やっと、マイクロソフトがソフトウェアをアップデートし、これらの個人情報がデフォルトできちんと保護されるようになったのです。
スカイプはIPアドレスを守るため、その場しのぎのオプションを提供していましたが、今月22日に公開されたアップデートによってめでたく通常機能となったわけです。これ以前は、ユーザーが持つごくごく当たり前の情報であるスカイプIDさえあれば、それを分析することで対象の個人が取得した最終のIPアドレスがわかってしまっていたんです。恐ろしい。
実際のところ、IPアドレスを取得できることで喜んでいたのはゲーマーたちが主でした。というのも、スカイプIDで盗み出したターゲットのIPアドレスを使い、対戦相手を強制的にオフラインにさせるよう、他のプレイヤーと協力して即席DDoS攻撃(Digital Denial of Service attacks)をしかけるのが流行っていたそうです。でもそれも、今回のアップデートでできなくなりましたけどね。
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Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)