ピンチのときや、「最近よく減るな」ってとき、試してみてください!
iOS 8にはメリットがたくさんありますが、新しいOSにアップグレードすることには多少のデメリットもあります。たとえば、前よりバッテリーが減りやすくなってないでしょうか? iOS 8にアップグレードしてもなるべくバッテリー切れにならないためのTipsをこちらにまとめます。
iPhoneの機能の多くは必要なときには便利ですが、そうじゃないときは単にバッテリーを消費しているだけです。なので基本的には、ムダな機能を止めてしまったほうが賢いんです。では具体的にどのへんにムダがあるのか、またはそれはどうすればわかるのか、を以下にご説明します。
1. 問題児アプリを見つける
iOS 8の便利な小技のひとつが、どのアプリがバッテリーをたくさん使っているのかわかる機能です。「設定>一般>使用状況>バッテリーの使用状況」で、以下のようなアプリのリストと、それぞれがバッテリーを何%使っているのかが表示されます。
ただこれを見てどうすべきかは、一概には言えません。簡単なのはバッテリーを食っているアプリから順に止めていくことですが、もっと細かい設定をいじることもできます。たとえばアプリによる位置情報利用をストップさせたり、プッシュ通知を止めたりといったことです。それらについてはのちほどご説明しますので、まずはバッテリーがあやしくなってきたらこのリストをチェック、と覚えておきましょう。
2. 視差効果を減らす
視差効果は楽しいですが、これぞまさに不要不急の楽しさです。見ていてクラクラする人もいるかもしれません。どうしても必要という人も中にはいるかもしれませんが、多分一般的じゃないでしょうね。「設定>一般>アクセシビリティ」をスクロールダウンして「視差効果を減らす」をオンにすれば、UIの動きが減ってバッテリー節約になります。
3. 使ってないときはAirDrop・Bluetoothをオフ
実際使っているときは、AirDropは便利です。でもそうじゃないときはただそこにいて、通信できる他のデヴァイスを探し続けています。これをオフにするのは簡単で、画面を上にスワイプでコントロールセンターを表示させ、AirDropをオフにするだけです。Bluetoothも同様です。
4.Wi-Fiの検索をストップ
信頼できるWi-Fiネットワークが近くにないときにWi-Fiを探し続けても意味がありません。かといっていちいちコントロールセンターからWi-Fiのオンオフを切り替えるのも面倒ですよね。
そこで根元から設定を変えれば簡単です。「設定>Wi-Fi」で、「接続を確認」をオフにしておきます。こうすれば、iPhoneは知っているWi-Fiにだけ自動で接続するようになり、知らないWi-Fiは手動で操作しない限り探さなくなります。
5. アプリの位置情報サーヴィスをオフ
Google Mapsを使うときは位置情報が重要ですが、でもFacebookアプリではどうでしょうか? GPSの問い合わせを止めれば、その分バッテリーを節約できます。
「設定>プライバシー>位置情報サービス」で、位置情報を使っているアプリの一覧が表示されます。アプリの横をタップすれば、各アプリで位置情報を使うかどうか設定を変えられます。大体半分くらいのアプリはオフにできるんじゃないでしょうか。6. アプリの自動アップデートもオフ
ほとんどの場合、常時最新ヴァージョンのアプリを使う必要はありません。「設定>iTunes&App Store」でスクロールダウンすると、「自動ダウンロード」の配下に「アップデート」の項目があります。これをオフにしておけば、アプリのアップデートがいちいち通知されなくなります。
ただこの設定にした場合、ときどきApp Storeに行って手動でアップデートをチェックしておく必要があります。ちなみに、「ミュージック」の自動アップデートもオフにしておけば、例のU2のアルバムが勝手にダウンロードされるのも防げます。
7. バックグラウンドでのアプリ更新もオフ
マルチタスキングの諸刃の剣は、バックグラウンドでいろんなものが動いているということです。「設定>一般>Appのバックグラウンド更新」に行って、重要でないアプリ(または全アプリでも)のバックグラウンドでの動きを止めましょう。
8. 明るさは手動で調節
明るさ自動調節機能では、必要以上に明るい設定になっていることが多いです。「設定>画面表示と明るさ」で「明るさの自動調節」をオフにして、手動でなるべく暗めの明るさ設定にしておきましょう。屋外に出て「画面が見えない!」ってなったら、コントロールセンターから必要な明るさに調節すればOKです。
9. プッシュ通知を減らす
すべてのアプリでプッシュ通知をする必要はありません。「設定>通知」でスクロールダウンして、「表示」のセクションに行きます。そこから、プッシュ通知が必要ないアプリを全部オフにしてしまいましょう。
10. プッシュをやめて、フェッチに
リアルタイムでのメールチェックがそれほど必要なければ、または複数メールアカウントを持っていて優先度の低いアカウントがあるなら、メールチェックをプッシュからフェッチに変えるのも良い方法です。フェッチとは「(15分、30分など)一定間隔でサーバをチェックする」ということで、この設定ではサーバがメールを受信するたびにiPhoneが鳴るのではなく、15分ごと(または30分ごとなど、設定した頻度)にまとめて着信するようになります。
人によってメールを受け取る頻度とか、リアルタイムでメールを読むことの重要性とかが違うので、これはすべての人が使うべきタイプの手段ではありません。でももし試してみるなら、「設定>メール/連絡先/カレンダー>データの取得方法」で「プッシュ」をオフにし、その下のメールアカウント表示の右側が「フェッチ」になっていることを確認、「フェッチ」のセクションでメールチェック間隔を設定すればOKです。
11. LTEをオフ
LTEを使えなくなるのはちょっとつらいかもしれませんが、バッテリー消費量も大きいので、技として覚えておけば役に立ちそうです。「設定>モバイルデータ通信>LTE回線を使用」をオフにするだけです。
おまけ)バッテリーに優しくする
ここまで「充電されたバッテリーをいかに長時間使うか」という話をしてきましたが、「バッテリーの容量をいかに長期間維持するか(劣化を防ぐか)」も重要です。そのためには「40%まで使って80%まで充電」とか、「暑いところに放置しない」とか、一定の正しい取り扱い方があります。こちらにまとまってますので、ぜひチェックしてみてください。
Eric Limer - Gizmodo US[原文]
(miho)