...と思わずツッコミたくなるこの画像。ふだん宇宙ステーションから送られてくるモノとはだいぶイメージ違いませんか?
夜空を舞うオーロラもなければ、きらめく夜景もない。大災害の煙もなければ、乾いた砂漠もサイケデリックな川もターコイズ色した海もない。まるで宇宙ステーションが異空間にワープする瞬間でも捉えたかのような一枚です。
この画像は、第31次長期滞在クルーのフライトエンジニア、ドナルド・ペティットさんが作成したもの。なんと18枚の写真を合成しているそうですよ。
僕が作成した星の軌跡は、10~15分露光して撮影した画像。でも最近のデジタルカメラは、デジタル検出器のノイズが画像に被ってしまうから30秒の露光が限界なんだ。そこで、露光時間を長くするために、アマチュアの天文学者がよくやる方法を採用しているよ。30秒露光で撮影した写真をたくさん重ねて画像編集ソフトで1枚に合成すると、長時間露光のような画像ができるんだ。
なるほどー。こうやって撮影すれば、ノイズを軽減しながらきれいな長時間露光写真が手軽に作成できるんですね。ひとつ勉強になりました。
ちなみに、Flickrには別バージョンの写真も少し掲載されていますが、そちらも必見ですよ。どう見ても現実世界を完全に超えちゃった感満載です。
[Flickr]
Jesus Diaz(Rumi/米版)