あの黄ばみが古さに拍車をかけるのですよね。
ずーっと前に買ったいまでは懐かしいガジェット。ファミコンや初めて買ったコンピューターやあれやこれや。買った当時はベージュだったはずのガジェット、今見るとなぜか茶色っぽく黄色っぽく変色しています。なんでこんな色になるのでしょうか? その原因は当時のガジェットにフレームとして使われているプラスティック、ABS樹脂に原因が。ABS樹脂は可燃性があり、燃えだすのを防ぐために抑制剤と混ぜて使用されていました。これには多くの場合、臭素が含まれています。この臭素が変色の元、月日がたち酸化されるにつれて黄ばんでいくのだそうです。
古き良きレトロガジェットの黄ばみを取り除いて、当時のようにキレイにする方法があることにはあります。面の細かいサンドペーパーで擦る。しかし、この方法は物理的に表面を削っているのでリスクがあります。今では手に入らないレトロガジェットの一部を削るというのはやはり抵抗がありますね。ベストだと思われる方法は、過酸化水素と家庭用化学薬品をミックスした液体でクリーニングすること。しかし、ここにもリスクが。この薬品は取り扱い要注意、下手すれば火傷や失明の恐れがあります。さらにガジェットのロゴやデザインカラーが色褪せてしまう可能性もあるようです。どうしてもあの頃の輝きを取り戻したい方はチャレンジしてみても良いかもしれませんね。
うーん、もうこの黄ばみは長年一緒にすごしてきた証として受け入れてしまうのがベストでしょう。
[Tested]
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そうこ(Lily Newman 米版)