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みにくいおひめさま

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得票数　113票

著者	フィリス・マッギンリー
出版社	学習研究社
ジャンル	児童書・絵本
ISBNコード	9784051047030 9784916016843
登録日	2001/11/10
リクエストNo.	6450

リクエスト内容

大事に大事に育てられて傲慢でわがままな王女さまは、「鼻が上を向き」「口がへの字に曲がり」「輝きのない目」をしていました。みにくいことを知らないのは王女さまただ１人。でもある年、王女さまのお誕生日パーティーのとき、許嫁である隣の国の王子さまが「アヒル番の女の子の方がずっとかわいいんだもの」とパーティーを抜け出してしまったことから国中大変な騒ぎになってしまいます。

王様は国中に、みにくい王女を美しくする魔法を知っているものにはほうびを与える、というおふれを出します。そしてお城にやってきたのが質素な身なりの未亡人。「これが５人の娘です。１人もみにくいものはおりません」と写真を示すのです。

未亡人の魔法は王女さまの暮らしを変えること。王女さまはほとんど身一つで粗末な家に送られ、慣れない生活を始めます。最初はお城での豪華な暮らしぶりを自慢していた王女さまも、１ヶ月目に自分が世界で一番だという認識を改めます。このときにつんと上を向いていた鼻が下に向くのです。そして、進んでお手伝いをするようになった２ヶ月目、雨の日にみんながお昼寝をしている最中、マフィンが食べたくなり、こっそりと１人でマフィンを焼いたとき、それまでへの字になっていた口がにっこり笑うようになります。そして３ヶ月目、５人姉妹の中でもっとも仲が良くなった末っ子のお誕生日に、生まれたときからつけていた真珠の付いたペンダントを送って喜んでもらったときに、王女さまの目が輝くのです。

次の年の王女さまのお誕生日会、隣の国の王子さまは片時も王女さまのそばを離れませんでした。

投票コメント

全113件

人気順新着順

kaz

物質的な豊かさばかりがもてはやされ、心の豊かさがなおざりにされるような今の時代だからこそ、娘にもぜひ読みきかせ、心を磨く努力の大切さを知る人になってほしい（本音は、ただ単純に私がぜひもう一度読み返したいからです・・・） (2007/11/17)
GOOD!1
kekoko

私も娘に読ませたいと思い、探していました。
usedですごい高値がついているのでびっくりしました。
子どものころに読んだ人は、きっとまた読みたいと思うのではないでしょうか。
よろしくお願いいたします。 (2007/10/31)
GOOD!1
にょこ

子供の頃、誕生日かクリスマスか…そんな時に親からプレゼントされた本だったと思います。シンプルで美しく、とても印象深い本でした。
きっと、本当に、どんな美容術よりも効く魔法がここにあります。しかもそれは『あたりまえのこと』なんですね。
家の本棚にありますが、カバーの色がすっかり褪せてしまっています。
もし復刊されたなら、何冊か買って友人たちに、その娘さんたちにプレゼントしたいです。 (2007/07/06)
GOOD!1
カナコ

小学校の図書室にあったんです。大好きで何度も借りて読んでいました。
私もロケットペンダントが欲しくて憧れていたんですが、ちょうどそのころ親戚のお姉さんにもらって、すごく嬉しかったのを覚えています。
とても素敵なお話だったので、ぜひ手元において読み返したいです。 (2007/06/06)
GOOD!1
はりねずみママ

小学校低学年の頃、学校の図書館で借りて読んだ本です。折々懐かしく思い出しては、大人になるにつれ、主人公の名前を忘れ、ストーリを少し忘れ、ついにはタイトルも思い出せないほどになっていました。唯一消えないのは、印象的な挿絵のイメージと、「もう一度また読みたい」という気持ちだけでした。ところが不思議なものですね、いつしか自分の娘がかつての私と同じ年頃になったある日、突然、本の題名がよみがえったのです。絶版とは惜しい。今の世代の女の子たちにも（もちろん男の子たちにも）ぜひ読んで欲しい一冊です。 (2007/05/31)
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