10月5日発売予定です。全国の書店でご覧になってください。
コーラ白書のデータベースを再構成し、書籍化しました。カラーページ多数、撮り下ろし(?)の高解像度写真も追加し、コーラの多様性を存分にお楽しみいただけます。Webメディアでは実現が難しかった、車内やトイレでの暇つぶし用途にも最適です。
以下、巻頭「ごあいさつ」より。
2ヶ月ほど前、転職をした。前の外資系企業では必要なかった履歴書なるものをジャスコで買い、原則直筆という非生産性な慣わしに辟易しつつも書き進める中で、最後まで埋まらなかったのが「趣味・特技」の欄だった。自身とコーラとの関係をこの小さなスペースにまとめる術を私は持たなかったのだ。
結果、うちの会社は「コーラ研究」という謎めいた趣味をもつ従業員を一人抱えることになった。
私がコーラに興味を持ち出したのは小学校4年生の頃だ。当時は少ない小遣いで珍しいコーラを買い集める俄かコレクターであったが、集めれば集めるほど「コーラ」が何か分からなくなる。「コーラ」とは何なのか。その答えを求めていろいろと走り回っているうちに20年以上の月日が経っていたというのが正直なところなのだ。
この書籍版コーラ白書は500以上のコーラを収録したデータベースであるが、コーラ白書の目的はコーラの収集ではない。コーラは研究対象であり、コーラを数多く集めるのは母数を増やして測定の精度を上げる作業に似ている。あるいは数多くのコーラ達が描く接線をひたすら集めてその本質を描こうとする試みと言うほうが正確かもしれない。
また本書はコーラのミシュランガイドたりえない。コメントには味や香りについての感想が盛り込まれているが、それは優劣をつけるためではなくその各々の特徴を客観的に抽出するのが目的である。またソムリエのような厳格なキャリブレーションを行っていないので、試飲の日の体調や気温・機嫌などでコメントが若干左右される点にも留意頂ければ幸いである。
コーラをCoca-Colaの専売特許と考える向きは多い。本書によってコーラの持つ多様性と混乱っぷりを楽しんでいただけば幸いである。
久須美 雅士 (2007-10-12 20:25:00)
nakamoto (2007-10-15 21:50:59)
さとし (2007-10-15 23:14:42)
nakamoto (2007-10-21 21:54:23)
Sister I (2007-10-28 23:08:55)
GibsonLorena (2010-06-15 20:01:05)
ジュンク堂で発見いたしました。
All About[コンビニグルメ]の書籍紹介に載せました。
コーラの定番研究本として増刷が続くことをお祈りいたします。