【11月10日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)は9日、ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で6日目が行われ、大会第6シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が4-6、7-6、7-5で第4シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に勝利し、準決勝に進出した。

 シーズン最終戦のツアー・ファイナルに過去11回出場し、4強入りを逃したのは一度だけのフェデラーは、デルポトロに第1セットを先取され、第3セットではゲームカウント0-3とリードされたものの、その後は逆転に成功し、最後は強烈なエースで2時間26分の試合に決着をつけた。

 グループBで前回王者のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ2位の座を確保した大会通算6度の優勝を誇るフェデラーは、10日の準決勝で世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。

 フェデラーは試合後、「劣勢をはね返し、試合の中で立ち直るための努力をしているが、今回のように上手くいったことに驚いている」とコメントした。

「ここまで楽な試合は一度もなかった。いつも激しく戦ってきたから、きっと運が味方をしてくれたのだろう」

 世界ランク7位に後退するなど、今季はフェデラーにとって不本意なシーズンとなったが、今大会では4年連続決勝進出の可能性が残されている。

 ナダルとの通算32回目の対決を控え、フェデラーは「僕は休まない。明日の準備しなくてはならないからね」と語った。

「彼の人生を少しだけ難しくできるよう、頑張ってみるよ」

(c)AFP