【9月15日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード（Real Madrid）のジョゼ・モウリーニョ（Jose Mourinho）監督は14日、先日「悲しい」と発言したクリスティアーノ・ロナウド（Cristiano Ronaldo）について言及し、重要なのはロナウドがピッチ上で披露するパフォーマンスだけだと語った。

　15日に行われる第4節のセビージャFC（Sevilla FC）戦を控え、記者会見に臨んだモウリーニョ監督は、「たとえ悲しみを感じていたとしても、ロナウドが力を発揮してくれれば私にとっては完璧だ」と述べた。

　2日に行われたリーグ第3節のグラナダ（Granada CF）戦後にロナウドが「悲しい」と発言して以降、モウリーニョ監督が騒動について言及したのは今回が初めてとなる。

　発言後にクラブを離れてポルトガル代表に合流したロナウドは、2014年サッカーW杯ブラジル大会（2014 World Cup）欧州予選に出場し、チームの2連勝に貢献した。

　モウリーニョ監督は、「クリスティアーノは全力で練習に取り組んでプレーしている。15日の試合で彼の内容がひどく、そして疲れが見えるようであれば、他の選手と同様に試合途中でベンチに退くことになる。指揮官の私が背負っている責任は選手のパフォーマンスについてであり、その他のことではない」とコメントした。

　またモウリーニョ監督は、FCバルセロナ（FC Barcelona）とのスペイン・スーパーカップ（Spanish Super Cup 2012）でタイトルを手にしたものの、リーグ戦開幕から3試合で1勝という結果は満足できるものではないとの見解を示した。

　モウリーニョ監督は、「チームはスーパーカップの第2戦で良いプレーを見せていたが、リーグ3試合の成績に関しては満足していない。だからこそ私は選手たちに大きな期待を寄せている」と語った。(c)AFP