ドミニカ共和国、逆転でオランダ下し初の決勝進出 WBC
このニュースをシェア
【3月19日 AFP】第3回ワールド・ベースボール・クラシック(2013 World Baseball Classic、WBC)は18日、米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で準決勝が行われ、ドミニカ共和国が4-1でオランダを下し、初の決勝進出を決めた。
ドミニカ共和国は5回にホセ・レイエス(Jose Reyes)の適時打で勝ち越しに成功し、この回に一挙4点を奪って逆転勝利を収めた。2009年大会でオランダ相手に2度の敗戦を喫していたドミニカ共和国は、雪辱を果たした。
19日に行われる決勝では、3-1で勝利し日本の大会3連覇を阻んだプエルトリコと対戦する。
会場のAT&Tパーク(AT&T Park)には2万7527人のファンが詰めかけ、ドミニカ共和国の先発エジソン・ボルケス(Edinson Volquez)は5回を投げて2安打、1失点、5奪三振を記録した。その後は4投手の継投で4回を被安打2に抑えた。対するオランダは先発登板したディエゴマー・マークウェル(Diegomar Markwell)が5回途中で降板し、6安打、1四球、4失点だった。
ドミニカ共和国は1点を追う5回裏、カルロス・サンタナ(Carlos Santana)とモイゼス・シエラ(Moises Sierra)の連続二塁打で同点とすると、二死からレイエスの適時打でシエラが生還し勝ち越した。
その後、ミゲル・テハダ(Miguel Tejada)の単打で一、三塁とすると先発マークウェルの後を継いだオランダのトム・スタウフベルヘン(Tom Stuifbergen)の初球が暴投となりドミニカ共和国は3点目を挙げ、その後エドウィン・エンカーナシオン(Edwin Encarnacion)の適時打で4点目を手にした。
9回、ドミニカ共和国の右腕フェルナンド・ロドニー(Fernando Rodney)がリリーフ登板し、最後の打者ジョナサン・スクープ(Jonathan Schoop)が130キロのチェンジアップで見逃し三振に打ち取った。勝利の瞬間、ダッグアウトにいた選手とフィールドにいた選手が同時に喜びを爆発させてロドニーのいるマウンドに押し寄せた。(c)AFP