【8月16日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)にある救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)前で15日、現在裁判に掛けられている抗議パンクバンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバーを支持する抗議活動が行われた。警察は抗議行動に参加した約20人のうち4人を拘束した。

 バンドのトレードマークであるカラフルな目出し帽をかぶった活動家らは、文字が書かれたカードを1人1枚ずつ手にして「哀れみ深い人は幸いである」という新約聖書からの引用をつづり、バンドメンバーへの支持を表明した。

 プッシー・ライオットの女性メンバー3人は今年2月、ここ救世主ハリストス大聖堂でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に抗議する「パンクの祈り」を演奏した。3人は宗教的憎悪によって秩序を乱した罪に問われ、禁錮3年が求刑されている。裁判では大聖堂の警備員や職員ら数人が被害者として証言を行った。判決の言い渡しは17日に開始される予定だ。(c)AFP