【12月3日 AFP】国際人材調査会社「ECAインターナショナル(ECA International)」が2日発表した「国外居住者にとって最も生活費の高い都市ランキング」で、この1年の円高の影響で日本の都市の生活費が上がっている現状が克明に示された。

 外国人にとって世界一生活費が高かったのは、東京。3~5位に名古屋、横浜、神戸がランクインした。

 2位はアンゴラの首都ルアンダ(Luanda)で、内戦でインフラが破壊され、外国人は輸入物資に頼らざるを得ないことが高い生活費の要因だという。

 この他トップ10に入ったのはオスロ(Oslo、ノルウェー)、チューリヒ(Zurich、スイス)、ジュネーブ(Geneva、同)、スタバンゲル(Stavanger、ノルウェー)、ベルン(Bern、スイス)だった。

 アジアに限定したランキングでは、東京、名古屋、横浜、神戸の4都市がトップ4を占め、ソウル(Seoul、韓国)、香港(Hong Kong、中国)、上海(Shanghai、同)、シンガポール、北京(Beijing、中国)、釜山(Busan、韓国)が続いた。

 過去1年の生活費の上昇率はアジアが平均4.6%と、欧州の2.9%、北米の2.7%を大きく上回った。(c)AFP