- 2011-06-30 (木) 1:40
- PHP
現状のPHPはそのままで、新しい(別の)バージョンをPHP試す方法です。
PHP 5.4.0 alpha がリリースされました。Traits や Array dereferencing support など試してみたいですけど、さすがにメインのPHP環境を変えるのは早いですね。
そこで新しいPHPをビルドして、インストールはしない方法で試してみました。
PHP 5.4.0 alpha をビルド
qa.php.netから、PHPのソースをダウンロードします。
$ wget http://downloads.php.net/stas/php-5.4.0alpha1.tar.bz2
展開して、configureして、makeします。とりあえずコンパイルオプションはナシで。
$ tar jxvf php-5.4.0alpha1.tar.bz2 $ cd php-5.4.0alpha1 $ ./configure $ make
通常はこの後、make install に続くわけですが、今回はインストールせずにPHP-5.4.0alphaを動かしたいので、そのままで。
PHP 5.4.0 alpha を実行
CLI版PHPバイナリは、sapi/cli/php にビルドされているので、これを実行すれば ok です。
$ ./sapi/cli/php -v PHP 5.4.0alpha1 (cli) (built: Jun 29 2011 16:10:51) Copyright (c) 1997-2011 The PHP Group Zend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2011 Zend Technologies
下記のようなソースで、Traits がさっくり動きます。
$ ./sapi/cli/php traits.php string(11) "TFoo::func1" string(11) "TBar::func2"
手軽にお試し
別バージョンのPHPを同居させる方法としては、コンパイルオプションで –prefix を指定して、インストール先も変えるという方法もあります。
もちろんこの方法でも良いのですが、とりあえず新しいバージョンの機能を試してみたいというだけなら、このエントリの make install しない方法の方が手軽です。
今回ビルドしたPHPが不要になれば、ソースディレクトリごと削除するだけで良いです。
現状の環境には影響を与えず、手軽に新しいバージョンが試せるので、5.4 を触ってみて下さい。
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