米Twitter、UIKitライクなMac OS X向けUI開発フレームワーク「TwUI」を公開

 米Twitterは7月1日、Mac OS X向けのUI開発フレームワーク「TwUI 0.1」を公開した。Mac OS Xの「Core Animation」機能を利用するUIフレームワークで、iOS向けアプリケーションで利用されている「UIKit」に近い感覚でMac OS X向けアプリケーションを開発できる。

 TwUIは、Twitterが提供するMac OS X向けの公式クライアント「Twitter」(旧名称はTweetie)で利用されているフレームワーク。iOS向けのUIフレームワーク「UIKit」の哲学をデスクトップ向けに適用したもの、と開発チームは説明している。UIKitはCore Animationを利用しており、CPUではなくGPUを用いたハードウェアアクセラレーションを利用できる点が特徴となる。TwUIを利用すると、iOS開発者は慣れ親しんだMVCモデルでUIを開発できるという。

 TwUIでは「AppKit」などのツールが提供するようなインタラクション機能を実現、ドラッグ&ドロップ、マウスイベント、ツールチップ、Macライクなテキスト選択などが可能という。「UIView」と同じような軽量でシンプルなラッパー「TUIView」を利用することで、カスタムなインターフェイスコンポーネントも構築できるという。

 TwUIチームによると、同ツールはまだアルファ段階であり、1.0リリースまでに後方互換性のない形でAPIの変更があるかもしれないとしている。今後、いくつかの実装でストレステストをすると同時に、追加の機能や強化を図っていくとしている。ライセンスはApache License 2。

米Twitter
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Githubのプロジェクトページ
https://github.com/twitter/twui