こんにちは、ライターのみやけです。今回はジビエ串を堪能してきました。
というわけで新橋です。いつ来ても、胸が高鳴る駅前の雰囲気。
新橋西口通りの門を通ってすぐ左手にお目当てのお店があります。
図にするとこんな感じ!
店頭の看板には……
そう、新橋に3店舗ある一味玲玲です。一味玲玲の餃子は様々なタネ・調理法によって作られておりとにかく絶品なのです。まさに新橋で餃子と言えば…の地位を獲得しつつあります。
以前取材した本店の様子はこちらの記事でどうぞ!
今回やってきたのは、この一味玲玲の3号店にあたる「玲玲家園菜」。こちらでは、そんな餃子のほかに特製串焼きを楽しむことができるんです。
「ジビエ串」 聞いただけで心が踊るワードです。
そもそもジビエ=中華ってなかなかすぐに結びつかなかった不思議。そういえば、火鍋は羊肉がメインだっけ。
ジビエと謳うだけあって、羊の他に雉や鹿も食べられるのだそう。期待を胸に、いざ入店!
我慢できずに羊肉の炒め物を注文
やっぱりメニューにあったら頼んでしまう青島ビール。スッキリとしていて美味しいですよね。
グラスビールの印字がかわいい。
お通しに干し豆腐とピーナッツが出されるのは、一味玲玲では共通のようです(先ほどの記事参照)。
【空芯菜炒め】
まず空芯菜炒めをチョイス。油を惜しげもなく使って一気に炒めあげているから、シャッキシャキで甘いです。
【ラムのクミン焼】
串焼きでラム初め!と思っていたのですが、我慢出来ず炒め物を頼んでしまいました。
こちらは揚げ焼きのような感じで、噛むと衣部分の油がジュワ〜っと口に広がります。こうもがっつりクミンがかかっていると味がきついのかな?と思いきや、羊肉独特の香りとクミンの香り、そして油の甘さがマッチしていて美味しい!
クミンはカレーのスパイスに良く使われるもの、なんて印象がありましたが実は中国の東北地方やモンゴル近辺ではポピュラーなスパイスなんです。羊肉と合わせるのも鉄板なんだそう。
やっぱり餃子も食べとこう
そうそう。ここに来たからには、餃子も忘れちゃいけません。
一味玲玲の餃子は様々な種類の具材、そして3種類の調理法(水餃子・焼餃子・蒸餃子)を選ぶことができるんです。
◯・◎・◯はお店のオススメ度。まずは一番オススメの◯から攻めたいけど、全部試してみたい気にもなります。
一味玲玲の餃子はニンニクを使っていません。テーブルにある特製酢コショウタレをつけても美味しいのですが、実は調味料をつけずとも十分美味しいのがここの餃子のすごいところ。
【パクチー・トウチの焼餃子】
家ではどうしても再現できないパリッパリの羽根付き餃子…。そして羽根部分とは対照的なモッチモチの皮。
豆豉醬(トウチジャン)は個人的にも好きで調味料としてよく使うのですが、これはそのトウチが主役です。パクチーはあとからふわっと香り、ピリ辛なのも食欲が増します……!
【貧乏餃子(蒸餃子)】
思わず「どこらへんが貧乏なんですか?」と聞いてしまうようなネーミング。中身はエビ・たまご・野菜とのこと。野菜だけならまだしも、エビが入っているなら貧乏じゃないじゃないか!と言いたいところですが……
一口食べてみると、卵の割合が多くて、ニラ玉のような感覚です。
エビはアクセントで楽しめる程度なので、確かに「貧乏餃子」という名前もピッタリなのかもしれない。それでも嬉しい貧乏餃子です。うん、蒸しで正解。あっさりしていて、いくらでも食べられます。
さて、いい感じにお腹にたまってきたところで、本日のメインに移ります!
どの串も肉の個性にピッタリすぎる味付けだ…!
来ました!ジビエ焼き串セットです。
左から鴨、猪、鹿、雉、羊。5種類もの串焼きが、こうも一斉に並ぶとお得感がありますね。
色合いも、かかっているスパイスも、見るからにぜーんぜん異なり、どれから食べるべきか迷います。ただひとつわかるのは、きっと全部間違いなく美味しいんだろうということ。
壁にはそれぞれの産地が書かれています。鹿・猪・雉は長野県から。
【猪】
猪は肉質が固く、脂の部分も歯ごたえが強いです。塩気が効いていて、噛み締めるほどに味が出てくる。
【鹿】
鹿は表面にまぶされたブラックペッパーが良い仕事してます。臭みは全く感じません。肉が甘い。
【羊】
そして羊串。こちらも先ほどのクミン焼と同様、クミンががっつりまぶされています。串焼きにされているので、よりあっさりしていて純粋に羊肉が味わうことができます。
身は弾力があり、必然的によーく噛むことに。羊独特の獣の香りが口いっぱいに広がって、アクセントとなるスパイシーなクミン。文句なく美味しい。
どの串もそれぞれの肉質やクセをうまく使って、ぴったりの味付けで焼き上がってくる。 一通り楽しんだ後に、好きなお肉の串を単品で頼むこともできるのは嬉しいですね!
ジビエ串と紹興酒。ジャパニーズスタイルでザラメを入れました。
角ハイボール or プレモル、そして羊の串焼き3本で980円というお得なセットもあります。ちょうど良すぎる。今度はこれを頼んでみよう。
激辛なのに手が止まらない…!
【揚げ鶏肉の激辛炒め(辛さレベル8)】
串焼きを一通り楽しんで、気になる激辛メニューにもチャレンジしてみました!
揚げ鶏肉の激辛炒めの辛さレベル8。店員さんから「本当に辛いんですけど大丈夫ですか?」と心配されます。
はい。めちゃくちゃ辛いです。
それでもただべらぼうに辛いという訳ではなく、唐辛子の美味しい辛さ。パリッと揚げられた鶏肉は絶妙に火が通っていて、ものすごくジューシー。
もはや揚げたての熱さなのか、唐辛子の辛さなのか、口の中がわけわからなくなってきますが、美味しい。手が止まらない。
山椒たっぷりの辛さも好きだけど、やっぱり身体が求めるのは唐辛子のカーッとなる辛さなんだよなあ。ヒィヒィ言いながら手づかみで骨つき肉を食べるワイルドさもまた、美味しさを増すひとつのポイントなのでしょう。
【パクチー入り汁なし牛肉麺】
〆の炭水化物は壁にあったメニューの中から、パクチー入り汁なし牛肉麺にしました。
とろみのある餡と、茹でた麺をがっつりと混ぜて食べます。
予想以上にパクチーがどっさりと入っているのだけれど、温かい餡でしなっとなったパクチーは香りもマイルドになり、食感も程よくシャキシャキ。とろっとろの甘じょっぱい牛肉との相性がすごく良い…!
〆のメニューはずなのに、思わず追加でビールを頼んでしまう…
美味しい餃子とジビエ串、そして辛さもガツンと効いた本格中華で酒を飲む。この至福を求めに、多くのサラリーマンが新橋に集ってしまうのもわかってしまう私なのでした。
ごちそうさまでした!
紹介したお店
玲玲家園菜
住所:東京都港区新橋3-21-11
TEL:03-3433-6477
著者プロフィール
みやけ(@a_komotomo)
社会人3年目、体重の変動が激しい。阿古本という名前で絵を描いていたりもします。
ツイッター:https://twitter.com/a_komotomo