文房具の世界ではレトロな商品も人気がある。文房具に限らないのかもしれないが、昭和レトロな雰囲気の物や、昔懐かしい学童用品はひとつのジャンルとして根強い人気がある。そういった昭和レトロな商品のなかにも、使いやすさを考えて進化しているものもあるようだ。
ライオンマークのお道具箱
デビカ社の「 おどうぐばこ」は、昭和世代の方にはとても懐かしい商品ではないだろうか。小首をかしげたイラストといい、箱の色やイラストの線の色といい、ほのぼのとしてとても落ち着く商品だ。
発売開始が1970年代前半だというから、まさに私が小学生の頃に発売され始めた商品だ。学校の机の引き出しではなく、教室にあるランドセル棚に放り込んでいたような記憶がある。
現在でも販売されているので、私のような昭和世代はレトロと感じるが若い世代は単に懐かしいと感じるだけかもしれない。それでも、シンプルで頑丈な作りは使う場所や入れるものを選ばないので、机の上や引き出しのなかを整理するのに良いだろう。
小さいサイズもあるので、上手に組み合わせて使ってみてはいかがだろうか。
大人向けのコラボ商品になっていた!
昭和レトロなお店には必ずと言って良いほど置いてある「おどうぐばこ」だが、いつも足を運んでいるお店のツイッターに思いがけない商品紹介が掲載されていた。
【店頭商品】大人のためのよいこのおどうぐばこが新登場です。開閉式になっているので必要な時以外は本棚などに立てかけておくこともできます。これ一つあれば必要なものは一通り収納できるスグレモノです! pic.twitter.com/eBP91f7q8e
— Sublo (@36Sublo) 2017年9月24日
最初はいつもの「おどうぐばこ」だと思っていたが、写真を見るとパタンと開いて小物入れになっているではないか。なんだこれは?どこかで見たことのある中身だなと思った。
そう、文具屋さん大賞にも選ばれた、ナカバヤシの「ライフスタイルツール 小物入れ」ととても良く似ているのだ。というか、中身はほとんど同じ。不思議だなと思いながらあれこれ調べてみたら、「おどうぐばこ発売45周年記念」としてのナカバヤシとのコラボ商品だった。
商品名は「ナカバヤシ ライフスタイルツール × よいこのおどうぐばこ」。ライフスタイルツールの使いやすさと、おどうぐばこのシンプルで懐かしい絵柄とのコラボ。なかなか素敵な商品だと思う。またひとつ欲しいものが増えてしまった。