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Posted by スターリンクさがみ運営事務局  at 

2017年03月24日

車線を走っていま

この辺りは山と谷が複雑に入り組んでいるから高架橋が道路と交差して走っています。

日本では余目高架橋が有名ですが、その程度の高架橋はこの地にはたくさんあるようです。

ローマ時代から高い橋を建設するのはお手の物でしたから、現代技術を駆使すれば

造作ないことのかもしれません。


珍しくトラックが追い越し車線を走っています。

っダンプカーが石の塊を運んでいます。

あんな石ころが落ちてきたら大変なことになるので私は後ろに付くことはしません。

てパリが標識に現れました。その下の地名も見慣れたものです。  

Posted by にねな  at 16:33Comments(0)

2016年05月16日

と思ってるんだ


スグルは息を止めて、母さんとメアリー
さんの会話を聞いていました。
初めは、確かに寝ていたのですが、途中から、二人の話し声が聞こえてきたのです。ボソボソ…という声から、
「ボクが母さんに、捨てられるんだ!」
と言うところで、ドキン!としたのです。

(ボクは、母さんを傷つけたんだ。
母さんも、普通の女の子のように、傷つくんだ。ボクはこんな体だから、他の子のように、幼稚園には、行ってないけれど。
母さんが、側にいるのは、当たり前だって、知ってたのに。
父さんに、
「サチエは、お前のこと、いなくなればいい、と思ってるんだ」
なんて、言われたから、つい腹が立って
「知ってるわい!」と言い、
「母さんなんて、いらないや!」
と言っちゃったんだ。
そうしたら、父さん、喜んじゃって
「じゃあ、スグルは、父さんと一緒に暮らすか?」
と聞くから、はずみで、「うん!」と
言っちゃったんだ。
すると、父さんは、「今、ここで働いてるんだ」と、新しい奥さんの会社の名刺を
渡してくれた。

どうして、新しい奥さんのコト、知ってるかというと、父さんとその人には、子供が出来そうにないから、「父さんの所へ来るか?」と言われて、
何かあったら、ここに、電話しろって言われて、渡されたんだ。
実はその女の人にも、会ったんだ。
はっきり言って、父さんは、若い子が好きなんだ~と思ったけど、母さんの方が、
よっぽどきれいだった。
その人は、「スグルくん、ママって呼んで」って、アイスクリーム、おごってくれたんだ。
アイスくれたから、悪くって、嫌だって、言えなかったんだ!
はっきり断れば、よかったのに…
父さんは、母さんに、近いうち会いに行く!っていってるんだ!

だけど!母さんに知れたら、どうしよう!?!
こんなつもりじゃ、なかったのに!)
スグルは、困ったように、一人でつぶやきました。

その時、メアリーさんの声が、響いてきました。
「で、一体、何をしたいですか?」
スグルは、思わず、母さんの答えを待ちました。
「家に帰りたい」「二人の家に」
スグルは、はっきりと、自分の気持ちを固めました。  

Posted by にねな  at 12:12Comments(0)siekioi

2015年12月09日

世界に迷い込ん


電車の中。往復4時間。
文庫本でも持って来ればよかった。
が、本を買うのは2年に1回、あるかないか。
(立ち読みは、常習犯。
ただし小さな小靜脈曲張さな胸が痛むので、買うときは、立ち読みしている書店で買う。
免罪符のつもりか?)

わたしは本を読まない人、と見なされている。
はい、活字と脳の互換性は、一方通行。
発するのみ。
受け入れる側の流れが鑽石能量水 消委會、脳の管内に脂肪でもへばりついているのか、すんなり行かない。

これは、最近の実母と同じ。
必死で書いている。
そして、読んでくれと言う。

実際のところ、読みたくない。
地雷が埋まっているからだ。
突然、触れたくない感情にダイレクトに鑽石能量水 問題、何の前触れもなく接触し、不意に打撃を受ける。

なので、「きれいに書けてるね」と、ざっと文字の形や、筆圧をチェックするのみ。

読む相手を想定せずに書いたものは、恐ろしい。
時折、蝶ブログも、アタマが現実を離れ、そういう世界に迷い込んでしまうことがある。

くわばら、くわばら。

さて、
地下鉄、そろそろ、居眠りタイムに、移行します。

  

Posted by にねな  at 15:41Comments(0)siekioi

2015年10月26日

開いてしまいま


皆様、お久しぶりです。

お元気にされていましたでしょうか。

最後の更新から、かなりの期間が開いてしまいましたが、
やっとご報告させて頂ける事となりました。

この度、無料タテ読みマ過敏性鼻炎ンガ・ノベルサイト
「comi○o」にてノベル小説の連載を開始する運びとなりました。

つきましては新たに小説としての物語に特化した内容へと
一から作り直し、話をよりお楽しみ頂ける様に書き起こしました。

以前にブログで読んで頂いていた方なら、
きっと楽しんでお読み頂けると思います。

どなたでも中學數學無料で閲覧でき、
コメント機能などもありますので、
ぜひ一度お読み頂けると幸いです。

もちろんプロ作家としてではありませんので、
PC版での対応しかございません。

なのでお手数ですがスマホやタブレット等の方は
「僕の家では HKUE 好唔好…。」で検索して頂けると出てきますので、
そこからページへ入ってください。

皆様の温かい応援をどうかよろしくお願いいたします。


  

Posted by にねな  at 15:51Comments(0)siekioi

2015年08月25日

練習をしている


正体が掴めぬカイトの新しい愛人、その事情を聞き出そうとキヨテル、メイコ、ミクの三人は軍司令部が置かれている暁の間を訪れた。

「おう、キヨテル!久しぶりだな。皇帝とルカの婚礼のために戻ってきたのか?」

そう声をかけてきたのは赤龍隊隊長のメイトだった。どうやら明日の婚礼、そしてその後のパレードの警備計画について会議していたらしい天妍專業紋繡中心。だがその場に居なくてはならないはずのカイトはどこにも見当たらなかった。

「おや、カイト中将はどうなさったのですか?もしかして明日の予行練習をしているとか?」

するとメイトが眉間に皺を寄せ、唇を尖らせた。

「それがさぁ、『疲れた』とかほざきやがって早退しやがったんだよ。明日が本番だっていうのに何であんなに体力を消耗させているのか陪診・・・・・・新しい愛人とヤリ過ぎてんのかな」

ガラの悪いメイトの一言二、その場に居た軍幹部たちは失笑し、メイコとミクは羞恥に顔を赤らめる。

「メイト中将、若い娘を前に戯言はお止めくださいませ。カイコ様にバレたら大目玉ですよ」

キヨテルの口から妻の名前を出された途端 Veda Salon、メイトは あからさまにぎくり、と教場を強張らせる。外面は亭主関白を気取っているメイトだが、実のところは妻・カイコの尻に敷かれっぱなしだということは周知の事実だ。その表情の変化を確認した後、キヨテルは更にメイトに尋ねる。

「ところで、カイト中将の新しい愛人ですが、どのような方か判りますか?」

するとその場に居た軍幹部たちは顔を見合わせながら小首を傾げた。

「そういやあまり知らねぇな。確か戦争難民の少年だろ?」

「俺もそれくらいしか・・・・・・瓔珞高原の端っこに居たらしいな。あんな山奥にあんな美形がいるなんて、ってカイト中将が言っていたぞ」

「それにしても女装はないよな。でも本人の希望みたいだぞ。カイトは結構カタブツで『らしくない』服装を嫌がるからな」

「結局頼られると断れないですからねぇ、カイト中将は。今回もそこにつけ込まれたのでしょう」

言いたい放題しゃべる軍幹部達だったが、そのおかげでようやくカイトの相手の輪郭が見え始めた。メイコ達は互いに顔を見合わせて頷き、メイトたちに笑顔を見せる。


  

Posted by にねな  at 16:12Comments(0)qwuierhni

2015年06月16日

鶏モモ肉を包


勢いでこんな本買ってみました。「そうだ、虫食べよう!」と思い、図らずも衝動買いをしてしまいました。普通に生きていて自分が、「虫食べよう」などいう思いを心に抱く日がこようとは思ってもいませんでした甩頭髮

ことのキッカケは随分たわいのないもので、その日、まず私は、前回記事よろしく最近お気に入りのタモリ流のカレーを作っていました。今度甘木が遊びに来るので、せっかくだからこのタモリ式うまうまカレーを食べさせてやろうと思い、いまのうちに作り置きをしておこうと思ったのです學化粧

そのとき私はキッチンで、カレーに入れる鶏モモ肉を包丁で一口サイズに切りながら、隣にPCを置いて『東京喰種トーキョーグール』を観ていました。確か今年の3月ころまで第2期を放送してましたし、1期もかなり流行ったアニメなのでご存知の方も多いかとは思いますNeo skin lab 退款

しかしお肉の調理中にアレ見ちゃいけません。トーキョーグール東京非常にスプラッタなアニメで、グール達が人に食らいついたり、食われたり、主人公が血まみれの拷問をされたり、食べたり、しているさまをみていると、なんだか手元の鶏モモ肉が非常に気味の悪いもののような気がしてきました。

その気持ちの悪いものをドロドロになるまで煮込んで食べるってどうなんだろう、と思ってしまいました。生来この方食欲旺盛な私がこんなことを思うのは初めてでした。初めての、肉が気持ち悪いという気持ちでした。一瞬だけ、ベジタリアンになろうかしらんと思った瞬間でした。

肉は食べない方が良いという概念の根幹には、肉食は健康的ではない、というものともう一つ、人(自分)に近い生き物を食べたくない、という考えがあるのかもしれないと思います。後者に関しては、肉にするために動物を殺す際、その動物が味わうであろう苦痛を自分に投影させるにあたって、人に近ければ近いほど自己投影しやすいからそう思うのではなでしょうか。さらにいうと、それは自分が食われる様を想像し、生存欲求からくる不快感ではないでしょうか。

確かに今目の前にあるこの鶏もも肉はふとももの筋の感じとかなーんか人体の不思議展で昔見た人のそれとにてて気持ち悪い。そこでわたしなりの論理性でどこまでなら違和感なく食べれるのかを考えてみました。

  

Posted by にねな  at 16:32Comments(0)qwuierhni

2015年06月12日

病にかかったら最後


「名前か——」猫は腕組みをして、首を傾げた。「では、私のことは猫《ガト》と呼んでくれ」
 ガトの姿形は猫そのもの。そこから年齢を読み取ることは難しい。だがその声と言い回しから察するに、自分よりも年輩者であることは間違いなさそうだ。そう考え、トーテンコフは口を開いた。
「若年者から語るのが煌夜祭の習《なら》い。ここは私が先に話しましょう」
「いや」と、ガトは首を横に振った。「今夜は夏至。煌夜祭が行われる冬至とは真反対の夜だ。ゆえに今夜は、年輩の私から話すことにしよう DR REBORN老闆——

 これは先々代の王が、まだ赤ん坊だった頃の話だ。いつになく寒さの厳しい冬のこと。ナンシャー島を流行《はや》り病《やまい》が襲った。
 薬もない。治療法もない。病にかかったら最後、とにかく体を冷やして、熱が下がるのを祈るしかなかった。何日も続く高熱に、老人や子供がバタバタと死んだ。若くて力のある者でさえ、高熱に苦しんだあげく命を落とした。
 トロンポウが咲くことで有名なベーベルの丘。そこに程近いハゼの村でも一人の若者が死んだ。弱冠十九歳の青年、名はソザジといった。
 ソザジには将来を誓い合ったミルカという恋人がいた。ミルカはソザジの死を嘆き悲しんだ。彼女は来る日も来る日もソザジの墓に通い、墓石に縋《すが》って泣き続けた DR REBORN老闆
「もう一度、ソザジに会いたい」
「もう一度、ソザジの声が聞きたい」
 何ヶ月という間、彼女はろくにものも食べず、寝ることもせず、朝も昼も夜もひたすら泣き続けた。娘は目に見えて痩《や》せていった。優しげな丸い頬からは肉が落ち、柔らかな体も痩せて、骨と皮ばかりになってしまった。このままではミルカも死んでしまう。村の者達はなんとか彼女を慰めようとした。が、それでも娘は、死んだ恋人の墓に通うのをやめようとはしなかった。
 ある日、ミルカがソザジの墓の前で泣いていると、どこからかコリコリという奇妙な音が聞こえてきた。まるで骨を囓《かじ》るような音だった。
 何の音だろう? 耳を澄ませるミルカの耳に、低い声が問いかけた。
「ソザジにもう一度会いたいか?」
 ミルカは驚いた。その声は墓の下から聞こえてきたのだ。地を這うような低い声は、再び彼女に問いかけた。
「もう一度、ソザジの声が聞きたいか DR REBORN老闆?」
「ええ、聞きたいわ」
 ミルカは震える声で答えた。
「ソザジに……会わせてくれるの?」
「十一年の間、待てるか?」
「——十一年?」
「その間、お前がソザジのことを忘れなければ——ソザジはお前に会いに行くだろう」
 藁《わら》にも縋《すが》る思いで、娘は頷いた。
「待つわ。もう一度ソザジに会えるのなら、いつまででも待つわ」
 村に戻ってからも、ミルカはこのことを誰にも話さなかった。話せば正気を疑われる。そう思ったのだ。
 それでもこの出来事は、娘に生きる力を与えた。彼女は少しずつ、少しずつ元気を取り戻していった。
 ソザジを亡くしてから三年後。彼女はようやく笑顔を見せるようになった。五年後には新しい恋人が出来た。飲み屋の息子と結婚したのは、彼女が二十五歳の時。ソザジが死んでから七年が経っていた。
 その翌年には子供も生まれた。ミルカによく似た可愛らしい女の子だった。次の年にはもう一人、今度は丸々太った男の子が生まれた。ミルカは旦那と共に飲み屋を切り盛りしながら、幼い二人の子供を育てた。
 そしてソザジが死んでから十一年。
 恋人の死を嘆き悲しんでいたか弱い娘は、二十九歳のしっかり者のおかみさんになっていた。毎日、仕事と子育てに追われ、ミルカは十一年前にした願かけのことなど、すっかり忘れてしまっていた。
 そんなある夜のことだった。
「ミルカ……」


  

Posted by にねな  at 15:26Comments(0)

2015年06月02日

つの世にも〝天才


だから、どの〝神話〟にも、とても魅力的な名前が並んでいる。〝アフラ・マズダー〟も荘厳な響きだが、僕のお気に入りは、一度言った北欧神話の運命の三女神〝クロートー、ラケシス、アトロポス〟。インドやチベットで言われる人間の〝雛形〟──つまり原型、〝プルーシャ〟もなかなかいい。男女があるのも素敵だ。古代ヒンドゥーでは、破壊と再生の神〝カルキ〟が特にいい。謎めき具合が尋常ではないのだよ、この〝カルキ神〟。黒い巨人で、これも黒い巨馬にまたがって現われ、この世を滅ぼし、再建する──と伝えられているのだが、その馬の名も〝カルキ〟なのだ。なんとも不可思議かつ卓抜な発曼谷旅遊想力だろう……。また、「みだりに口にしてはならぬ」のように、畏怖の念をもたらす心理効果の高い〝秘匿手法〟が取られていることもある。

有名なスペイン〝アルタミラ洞窟〟の芸術的な動物壁画群は、「たったひとりの先史人アーティストによって描かれた」とする説がある。きっと本当だろう。いつの世にも〝天才〟は現れるものだし、ひとりいれば充分なのだ。ツァラトゥストラも、そんな〝創造の天才/Creative Genius〟だったにちがいない。

ようは、どの〝話〟も、クリエイティビティーあふれる名作なのだ。古(いにしえ)の時代、人々は〝自然〟の猛威にさらされながら、長く暗い夜を、油脂に灯した小さな炎を見つめて過ごしていたのだ。〝人〟以上の力を持つ、宗厳な名の〝神/Being〟がいて、あれこれして、どうしたこうした──などと聞かされれば、〝信じる・信じない〟どころではなかったにちがいない。そして、こう言われるのだよ。

〝終末の日/Doomsday〟がやってくるぞ!

──と。いったいなんのことだろうか? 場所によっては、〝過去の大災害の記憶〟のようなケースもありえるだろうが、世界中どこにでも見られるのだから、もっと兒童健康広く俯瞰するとき、それは本質的になにを意味しているのか? アメリカインディアン・ホピ族の語り伝える〝宇宙樹〟を見れば……いや、仏教を例に取れば、一番わかりやすいかもしれない。

56億7000万年後、弥勒菩薩(みろくぼさつ)が下生し、衆生を救済する。

〝56億7000万年後〟……遠すぎやしないか? 「ひと桁まちがっている」とする解釈もある。が、それでも〝5億6700万年後〟……現実味のある〝予定〟だろうか? ずっと以前、あるクリスチャンの方が、〝イエス・キリストの再誕〟について熱く語ってくれたことがある。

「いまの世に生まれた私たちが幸いなのは、イエス様の再誕は20世紀中のことなのです!」

いまはどんな布教活動をなさっているのだろう……。ついでに〝1999年7の月〟に〝アンゴルモア大王〟とやらが目覚めるようなこともなかったさ……。あれもこれもどうやら、〝解釈する側〟の問題なのだ――という話をしようとしている。もう少しだけ丁寧に言う。

だからきっと、神道の〝八百万(やおよろず)の神〟と同じなのだろう。諸々の数値に具体性はなく、語呂の良さからみても、〝無数〟や〝無限〟を意味するも兒童餐椅のと思われる。だろう? つまり、多くの〝宗教〟や〝神話〟に見られる〝終末思想/Eschatology〟は、大筋をまとめるならこんなことになる。  

Posted by にねな  at 11:00Comments(0)

2015年05月26日

彼らのように宣伝





飯田が田丸のパソコンを覗蔡加讚き込むと、デスクトップのメモ帳に歌手名や曲名などがずらっと並んでいた。
そのすべてが“匂い”に関係しているらしい。

「いつの間にこんな……。おとなしいと思ったよ」
「これだって仕事に関係ありますよね?……あ、違いました?すいません」
「いや、これは大ありだよ。それに関係があるかないかは、田丸君のセンスにかかってるんだから」
仕事にはセンスも必要になる。彼らのように宣伝部のスタッフには、とくに優れた感覚が必要とされる。
たとえ実際の制作に携わらない部員も同じで、媒体選定ひとつとってみても数値のデータだけでは
捉えきれない要素が多くある。

クリーン化学はこれまで広告には重きを置いておらず、残念ながら部員の能力は高くない。
その不足分を補うのが外部の代理店だが、主だった代理店はいずれも上層部のコネで入ってきていて、
デザインコンペや合い見積りを実施しようとすると、恥ずかしげもなく”後援者”に泣きついて
既得権を主張する。

関係なさそうなものと仕事を結びつけてみる。そうすることで発想の幅が広がる。
「最初はどんなに無関係だっていいんだ。そこを販促プランにつなげるのが、田丸君の腕だと思うよ」
飯田は田丸の肩のあたりを、漫才の突っ込みのように指の背で叩いた。
「でもどうしたら……」
「そうやってすぐ頼らない。少しぐらいは悩んでもらわないと。今回だって“嗅ぐや姫、ゴー!”って、
いいコピーを出したんだから」
「もう、馬鹿にしないでくださいよ」
「心外だなぁ。俺は嫉妬してるんだよ。あのインパクトには負けた」

今回のキャンペーンはクリーン化学の事業の継続をアピールし、お客さまの不安を解消するのが
一番の目的で、“嗅ぐや姫”という明るくて個性的なキャラクターを前面に押し出している。
量販店では商品にキャラクターのシールをつけ、路面店では色鮮やかな“のぼり”が勢いよく風にはためき、
ビルインなどの店舗には同じのぼりが壁面に飾られるが、何よりも販売員の明るい接客がキーポイントになる。

田丸が資料をプリントした。「私にも!」という大野蔡加讚文代にも一枚。三人は資料をじっと見つめる。

○タイトルに“匂い”や“香り”が含まれる曲
ミスターチルドレン「花の匂い」、河口恭吾「冬の匂い」、小田和正「ワインの匂い」、森山直太朗
「トイレの匂いも変わったね」、シーナ&ロケッツ「あなたの匂い」、CHARA(チャラ)「ひかりの匂い」、
前川清「黄昏の匂い」、鳥羽一郎「海の匂いのお母さん」、嵐「冬のニオイ」、山下達郎「甘く危険な香り」、
松浦亜弥「奇跡の香りダンス」、松田聖子「南太平洋サンバの香り」、相田翔子「ジャスミンは哀しい香り」、
布施明「シクラメンのかほり」……。

○歌詞に“匂い”や“香り”が含まれるもの
宇多田ヒカル「ドラマ」(タクシーの匂いがキツすぎる)、中島美嘉「雪の華」(冬の匂いがした)、
B’Z「だれにも言えねぇ」(雷の匂いがして雲が動きだす)、伊勢正三・風「あの唄はもう歌わないのですか」
(あなたの香りがしないうちに)、くるり「青い空」(汗ばんだ肌からは出会った頃の匂い)、
ミスターチルドレン「君が好き」(惰性の匂い)、大黒摩季「ら・ら・ら」(懐かしい匂いがした)、
石川さゆり「人間模様」(うつむいてお酒の匂い嗅いでいる)、越路吹雪「別離」(あなたのにおいの
するものはみんな捨てましょう)、GLAY「逢いたい気持ち」(あなたの香りに思いが揺れる)、
永井龍雲「つまさき坂」(君の香水の芳りが漂う)……。

改めて驚いた。とくに歌詞に香りや匂いが入った曲は、数千曲をゆうに超えそうだ。
海外では考えられないだろう。シーナ&ロケッツの蔡加讚「あなたの匂い」には、“あなたの匂い”という
フレーズが二十二ヵ所も散りばめられている。作詩は阿久悠氏だ。

秘密の匂い、雨の匂い、雪の匂い、青春時代の匂い、街の匂い……。
かつての煙草の匂いは“臭い”に近くなってきた。

日本人の香りや匂いは抽象的な概念を表すことも多く、“惰性の匂い”などはもはや匂いではなくなっている。  

Posted by にねな  at 10:59Comments(0)

2015年05月22日

天井からぶら下がって


やめて、やめて、やめて!」

真理子のその言葉に呼応するかのようにその白い影の中の男の子の顔が笑う。と、同時に真理子の頭の中に広がっている光景が智代の頭の中にも映し出された。天井からぶら下がっている紗江子の躯から落ちた胎児が這い出して真理子に向かっていく。

(なんだ、これ?)

これは真理子が見た紗江子の最期の姿か。真理子の中にこんな記憶が残っていたのか。苦痛を伴った真理子の顔が智代には愉快でしょうがないCarpet Cleaning HK

「いや!来ないで!」

そしてそんな真理子の様子を見ていた満子の表情がどんどん曇っていく。

「どうしてそんな顔をしている。紗江子はおまえ加州健身中心が追い詰めて殺したんだ。あんなに清々した事はなかっただろう。さあ、いっきにこの娘も始末してしまえ。あの紗江子の娘だ、また幸太郎様を誘惑するに違いない。」

智代がそう語り掛けると満子の頭の中にも紗江子のあの情事の姿が浮かび上がり消え去ろうとしていた過去が蘇る。

「おまえのせいだ!」

今の智代には真理子も紗江子も同じ見える。智代は真理子に向かってそう怒鳴るとその声に反応するかのようにあの女の子がビクッとして辺りを見回した。そのまま智代が満子の中に入ろうとしたときに満子が口を開いたuniversity scholarship

「紗江子さんが憎かった・・・。」

満子はボーっとした表情のまま話し出した。智代は満子の中に吸い込まれるように入った。智代が中に入っても満子は話を続けた。  

Posted by にねな  at 13:21Comments(0)