日本ユニシスは、日本ヒューレット・パッカード(以下 日本HP)のビッグデータ分析データベースプラットフォーム「HP Vertica Analytics Platform(以下、HP Vertica)」の提供を10月3日から開始すると発表した。
同製品では、従来のDWHシステムでの課題を「列指向DBMS+超並列処理による超高速検索」「超並列処理アーキテクチャによるスケールアウト」「ソフトウェアであり、コモディティなサーバー上で稼働。また、コアライセンスではなく、容量ライセンスのためコストパフォーマンスに優れる」「Hadoopとの高速連携」などの特徴で解決する。
同社では、ビッグデータ分析における「HP Vertica」の活用を支援するため、Hadoop/Vertica連携メソドロジーを提供。これは、Hadoopに蓄積されたビッグデータを、「HP Vertica」基盤に取り込む仕組みとなっており、例えば、大量のソーシャルデータはSQL文では扱いにくいため、Hadoop MapReduceを使ってSQL文で扱い易い表形式のデータに成形。そのデータを「HP Vertica HDFS Connector」を使用して「HP Vertica」にロードし、高速に分析することが可能になる。
「HP Vertica」およびハードウェア製品の販売、導入・保守サービスを、顧客へワンストップで提供。顧客は、迅速な導入が可能となり、早期にビッグデータ分析基盤を立ち上げることが可能になる。同製品のソフトウェア価格は、840万円から。
日本ユニシスは、各業界で行われるアクセスログ分析や、製造業におけるセンサーログ分析、流通業における売上分析やソーシャルメディアおよび顧客分析などを中心に、同ソリューションの販売、保守、導入支援サービスなどで、今後3年間で20億円の売上げを目指す。