世界進出も意識、約300点展示「木梨憲武展」本日スタート

東京・上野の森美術館で開催される「『木梨憲武展×20years』INSPIRATION -瞬間の好奇心」のプレス向け内覧会が昨日5月19日に行われ、木梨が作品について解説した。

同展では木梨が約20年の間に手がけた絵画を中心に、ドローイング、オブジェ、映像など、約300点の作品を展示。本日5月20日から6月8日（日）まで同会場にて開催されるほか、石川、岩手、兵庫、長崎、福岡と全国を巡る予定だ。

「絵日記みたいなもの。その日起きたことに色をつけてみる」とここ数年の創作方法について語った木梨。自身の子供たちと一緒に制作することもあるそうで、「（子供が描いた）あまり意味がなくスタートしたものに色を付けるのが僕の係」と2階の壁に飾られた絵画群について説明する。展示のレイアウトは妻の安田成美が手伝った部分もあるという。

木梨が絵を描くきっかけとなったのはバラエティ番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」の企画で、岡本太郎をもじったキャラクター・木梨憲太郎を演じたこと。この延長で創作活動を続けているうちに、「いい時間過ごせるな」とのめり込んでいった。相方の石橋貴明は同番組でアイルトン・セナとのカートレースなどを行っており、木梨は「（担当するコーナーが）逆だったら貴明がこうやっていたかもしれない。よかった、助かった（笑）」と話し笑わせた。

また「アメリカ、アジア、ヨーロッパと、呼ばれてもないのに行くことは自分の中では決まっています（笑）」と世界進出にも意欲。「52歳ですが、新人のつもりで色と線で表現していきたい」と意気込みを新たにした。

「木梨憲武展×20years」INSPIRATION -瞬間の好奇心

日程：2014年5月20日（火） ～ 6月8日（日）
開館時間：10:00 ～ 17:00（入館は閉館の30分前まで）
会場：東京・上野の森美術館
入場料：【当日券】一般・大学生1300円 / 中・高生700円
※団体（20人以上）は前売料金
※障がい者手帳をお持ちの方は無料、介護者は有料
※小学生以下入場無料