
映画上映会「春のなかづくし」が3月15日、静峰ふるさと公園(那珂市静)で開催される。
企画したのは、同園のPRを担当する那珂市地域おこし協力隊と、「ざきキャンプ企画」代表の小松崎(正式には立つさき)翔太さん。同イベントは、2020年から毎年行ってきた映画上映会「静峰ナイトシネマ」が前身。静峰ナイトシネマの来場者が増えてきたことを受け、日中に市内の飲食店やワークショップなどの企画を追加し、夕方から映画の上映を行う。イベント名は地域を盛り上げようと「春のなかづくし」に改めた。
同協力隊メンバーは「この5年間でお世話になってきた市内の方に声をかけて、那珂市を最大限に楽しめる1日にしたい。園内で一番開放感のあるお薦めエリアを会場にしているので、ピクニック気分で楽しんでほしい」と話す。
飲食ブースでは、「木内酒造」(南酒出)がビールやホット梅酒、ベーコンとハムの盛り合わせを販売。また、「レストランキャロッツ」(菅谷)は「しどり園芸」(静)のハーブを使ったイベント限定の特製サンドを提供する。「パン工房ぐるぐる」(菅谷)は人気商品のメロンパンやカレーパンなど6種類のパンを用意。「千葉酒店」(瓜連)は自家ばいせんコーヒーを提供する。
体験コーナーでは、ミニシアター「あまや座」(瓜連)によるショートムービー制作(予約制)や、水府ちょうちんを制作している「飯島工作所」によるちょうちんの絵付けを用意。このほか、同園に隣接する「静神社」(静)を宮司の曽川和重さんが案内する散策ツアー、森林整備を行う「なか自然の会」による丸太から作るコースターや竹笛、竹ぽっくりのクラフト体験、「みとネイチャーゲームの会」によるネイチャーゲームなど、市内の職人や事業者によるワークショップを開く。
まき割りや焼きマシュマロ体験を担当する小松崎さんは「日中は、広くて眺めのよい芝生のオープンスペースで那珂市の魅力を満喫し、夜は市内のおいしいものを片手に星空の下でたき火にあたりながら、家族で映画鑑賞を楽しんでほしい」と話す。
映画上映では、ミニオンズシリーズなどを手がけるイルミネーションエンターテインメントの最新作「FLY!」を上映する。
開催時間は、昼の部(飲食・ワークショップ)は12時~17時、映画上映は17時30分~19時。雨天の場合は翌16日に順延。入場無料。