指紋よりも精度高く 4月から試行、全国初の取り組み
前橋市は、認知症による徘徊(はいかい)で高齢者らが保護された際、手のひらの静脈認証で身元を特定できるサービスを今年4月から試行する。確実で迅速な身元確認ができるのが利点で、全国初の取り組みという。市は「将来的には全国に広げていきたい」としている。
群馬県高崎市のシステム開発会社「クライム」と共同で始める。静脈認証は、身体的特徴を使って個人を識別する生体認証の一つで、指紋よりも精度が高いとされる。前橋市が導入するサービスでは、希望者はまず市役所に置かれた専用機器で静脈パターンを読み込み、介護保険の被保険者番号などとともに登録しておく。そうしておけば、身元を示すものを持たずに外出して保護され…
この記事は有料記事です。
残り486文字(全文809文字)