職場のカルト
来年の 手帳出てたよ そんな時期 年末年始 きらいな季節
まだセミが鳴いてるー。
今年の冬はすっごい寒いって聞いたけど、雪の日の出勤って疲れるから、雪はナシで寒いだけにしてー、って思う(;_;)
更新してないのにアクセスすごかったから、なぜ?って思ったら、「おばさんテロ」のツイッターのアイコンの数字がすごくなってた。
なんでツイッターでそんなに私のはてな、コメントされてるのかもわかんなかった。
ツイッターって、今もまだ見方が理解できてないから、ぜんぜん全部のコメント見れない。
登録しないと見れないのかな。
はてなのブックマークのコメントで、
「主犯 ないし戦犯級の逸材が混じってると思いますですよ。染まっちゃってるグループを一気に指名解雇しないと解決しづらい」
って書かれてた。
(id:Assumeさんのコメントです)
これ、正解です(^_^)
私が思ってるだけだけど、うちのおばさんたちがダメダメになってる「主犯」は、ちゃんといる。
それは、アンジェラさん。
うちの職場の人事に口だす権利は、私にはぜんぜんないから、職場でそんな話しないけど。
でも、私が店長だったら、アンジェラさんにやめてもらうー。
それで、職場の雰囲気はすっごい変わると思う。
だけど、アンジェラさんは、店長からは「仕事できる人」って思われてる。
だから、シフト組む手伝いもさせてる。
私は、アンジェラさんがシフト作成やるよーになってから、シフトの希望のメモには余計なこと書かないよーになった。
シフトの希望だす時、いろいろ理由とか書く人もいる。
出れない理由とか。
たとえば、家族が病気とか、自分が体調悪いとか、ちゃんと書く人いるけど、それ、ぜんぶアンジェラさんに広められるから。
アンジェラさんは、人の噂と人の悪口がシュミ、っていうか、それだけで生きてる人。
お客さんとレジでおしゃべりして、その時に聞いたお客さんの話も、すぐみんなに広める。
お客さんで来てる近所の人のことも、アンジェラさんが知ってることはみんなに広める。
あそこの家は夫婦仲が悪いとか、家族の人で精神病になった人がいるとか、そーいうこと、どこかで噂聞いてくると、すぐみんなに広める人。
だから、うちの常連さんの病歴とか家族の話とか、うちの従業員みんな知ってることになる。(その話がウソかほんとか関係なくても)
そんなこと、常連さんは知らないからねー。
私はすっごい気の毒になる。
だって、自分がただ買い物に行っただけのお店で、そこの従業員が、自分の病歴とか家族の問題とかいろんなこと知ってたら、すっごいイヤでしょ。
そんなお店、ぜったい行かないでしょ。
そーいうことを、アンジェラさんはやる人。
それを、ほかのおばさんたちも、なにも問題にしない。
一緒になって噂で盛り上がったり、おばさんたちがまた違う人たちに広めていく。
うちのお店だけじゃないと思う。
私がたまに昼間とか、おばさんばっかいるお店に買い物行くと、だれかの噂とか悪口で盛り上がってる、っていうの、結構見かけるから。
外でゴハン食べてたりすると、おばさんたちってぜったい人の噂しかしてないし。
仲間のおばさんたちだけでコソコソ話してるんなら自由だけど、みんなに聞こえるとこで大きい声で人の噂する無神経なおばさん、すっごい多すぎ。
お店で、お客にそーいう私語聞かせてもヘーキなおばさんたち、多すぎ。
おばさんたちの噂話って、だれのことかちゃんとそれもわかるよーに話すから。
「えー、だれだれー?」
って聞かれると、
「ほらー、※丁目の※※マンションの人」
とか、
「ほらー。髪がこれぐらいで、こんな髪型してて、いつも※時頃に来る人」
とか、
「子供が※※小学校に行ってる家。※年※組の子の親だよ」
とか。
どこかのだれかの話、って匿名性はぜったいもたせない話し方が、おばさんたちは好きだと思う。
おばさんたちに大事なのは、「なにが起こった」って一般的なできごとより、「だれがなにした」って個人の情報だから。
アンジェラさんは、ほかのおばさんたちが好きな話題をすっごい提供する人だから、うちのおばさんたちはアンジェラさんを「ものしり」って尊敬してる。
だから、アンジェラさんの取り巻きにみたいになってる。
アンジェラさんの話が好き、っていうおばさんって、人の悪口が楽しいっていう神経の人たちだから、仕事の常識とかぜんぜんわかってない人多い。
そーいう仕事ができないおばさんたちを、アンジェラさんがまとめてる。
カトリーヌさんは、お店で一番仕事がダメな人だし、性格もダメな人だけど、カトリーヌさんをやめさせても、お店の空気はなにも変わらないから。
カトリーヌさんには、そんな影響力はないから。
職場に、カトリーヌさんみたいな人が、ひとりとかふたりいるぐらいなら、フツーはカトリーヌさんみたいな人たちが「なによ、あの人」って目で見られるだけ。
仕事をちゃんとやる人たちに、カトリーヌさんみたいな人はなにも影響与えないし、反対にカトリーヌさんみたいな人のほーが職場に居づらくなると思う。
でも、アンジェラさんみたいな人が「仕事をちゃんとやらない人」たちをまとめちゃうと、その人たちが職場の「常識」になっちゃう。
仕事をちゃんとやらない人たちって、リーダーの資質がない人ばかりだから、フツーにばらばらにいるぐらいなら職場は壊れていかないけど。
アンジェラさんみたいに、「仕事がダメな人たちにとってのカリスマ」な存在がひとりいると、仕事がダメな人たちの「教祖」になってく。
そこで、「仕事ダメダメ教」っていう、カルト宗教ができあがっちゃう。
そーなると、そんな「仕事ダメダメ教」にとりこまれない人や反発して信者にならない人たちは、ダメダメ教の信者たちから迫害受ける。
その「ダメダメ教」がどれだけ職場っていう世界で力を持つか、それはすごい微妙なバランスだと思う。
アンジェラさんは、最初の頃はそんな教祖力はぜんぜんなかった。
最初は「新人」だし。
アンジェラさんは、うちに来るまで、ちゃんと働いたことない人。
働かないですんでた人だけど、いろいろ事情があって働くよーになったんだって。
40歳すぎて、うちではじめて働いたんだって。
アンジェラさんは、裏表がすごいある人。
その「表の顔」に騙されちゃう人がすごい多いから、びっくりする。
アンジェラさんが、「仕事できる人」って見られてるのは、目立つ仕事はちゃんとやるから。
みんながわかるよーな仕事、それも「だれがやったかわかる」仕事は大好き。
だから、まわりから「仕事できる人」って認められてって、どんどん力もつよーになった人。
だけど、人に気づかれないよーな仕事や、だれがやったかいちいち気にされない仕事は、ぜったいやらない。
それも自分の業務のひとつになってても、ヘーキでさぼる。
あとで、その仕事やってないー、って店長とかほかの人に問題にされると、アンジェラさんは一緒に組んだ人のせいにしてる。
だから、アンジェラさんに勝手に、やってもいない問題を起こしたことにされてる人、いろいろいる。
店長とかは、アンジェラさんのウソの報告を真に受けてるし、本人に注意しないことも多いから、ウソの報告で悪者にされてる人が気づいてないこと多い。
自分が陰で悪者にされてるの知らないで、アンジェラさんの信者になってるおばさんたち多い。
私は前に、アンジェラさんが店長にこそこそ、あるバイトの人のこと、言いつけてるの聞いちゃったことあった。
ぜんぜんそれ、事実じゃなかったから、私はすごいびっくりして、
「その話、ぜんぜん違いませんか?」
って口だした。
アンジェラさんは、その場から逃げちゃったから、私は店長に、
「あの話、ぜんぜんウソですよ。そのバイトの人、そんなことしてませんよ」
って教えた。
でも店長は、
「アンジェラさんがあー言うのは、なにか問題あったってことなんだろー」
って信じてくれなかった。
「ないですよ。私、その件、知ってるから。アンジェラさんとほかのおばさんたちがやったことですよ」
って、私はほんとのこと話した。
それで店長に、
「あーいう報告聞いたら、ちゃんと確かめたほーがいーですよ。あんなウソ言ってるってことは、ほかにもぜったいウソの話してるの、あると思うから」
って言ったけど、
「まあ、それがウソでも、おばさんたちって悪口でガス抜きしてるとこあるからなー。おばさんたちにもガス抜き、必要だから」
って言っただけ。
「ガス抜きで勝手に悪者にされた人はどーなるんですか?」
って言ったら、
「真実は、ちゃんとわかる人にはわかるからダイジョーブだよ」
って店長は言っただけだった。
わかる人にはわかるかもしれないけど、この店、わからない人のほーが大半じゃん、って思った。
店長だって、わからない人、だから。
アンジェラさんには、「なんであんなウソつくんですか?」って聞いた。
それから、私はアンジェラさんの敵、に認定された。
アンジェラさんは、私のことが大嫌い。
それ、すごいわかる。
アンジェラさんは、ほかの若い女のバイトは、信者たちと悪口で盛り上げて、信者のおばさんたちにいじめさせてる。
自分はいじめないで、信者のおばさんたちをうまくいじめ役に誘導できる人。
そーいう黒い知恵にはたけてる、すっごい腹黒い人。
でも、私はおばさんたちにいじめられてもぜんぜん泣かないし負けないから、アンジェラさんの思うよーに私をいじめ抜けない。
それに、私が新店(今の新店じゃなくて、将来また新店出す時)の店長候補にされそーって知ってから、自分の味方にとりこもーとして、私にいろいろ買ってくれたりしてる。
私はなにかもらうと(もう返品できない状態で渡されるから)、それと同じもの、買って返してる。
たとえば、カフェのコーヒーとか勝手にいれた状態で「あげるー」ってくれる。
「いらないです」っていうと角がたつから、私はおなじもの買って、カップにレジで精算したレシートつけて「こんどはこれ飲んでくださいねー」って返してる。
お菓子もらうと、私も同じ金額のお菓子をなにか買って返してる。
借りはぜったい作らない、って思ってる。
でも、すごい疲れる。
私は、こーいう時、どーいう対応するのが一番いーのか、わからないバカだから。
表では、アンジェラさんはそーやって私を手懐けよーとしてるけど、裏で私をおとしいれよーとしてるの、私、ちゃんと知ってるから。
うちのおばさんたちは、だれの話もまんべんなくみんなに広めるから、自分の「教祖さま」に不利な話も広めてる。
それが私の耳にも入ってくる。
アンジェラさんが、陰で私のこと、いろいろ言ったり、またウソで悪者にしよーとしてる話とか、そーいうの、私の耳に入ってきちゃう。
おばさんたちって、だからぜんぜん信用できない人たちー、って思う。
群れてるなら、その仲間だけでも守りあえばいーのに、仲間の秘密も守れないフシギな結束。
アンジェラさんがヘーキで人をウソの話でおとしいれるから、ほかのおばさんたち(カトリーヌさんとか)も、そのやり方、真似してる。
いろんなウソが店内でぐるぐるして、店長とか上の人たちにも、そのウソが受け入れられてる。
そーいう店長も、おばさんたちを信用してない。
でも、おばさんたちがだいたい年上だから、うちの店長はおばさんたちに敬語使ってる人だから。
新店は、「おばさん」は積極的に雇われてないんだって。
新店は店長のお姉さん夫婦がやってるけど、お姉さんがおばさんたちを使いたがってないんだって。
どーしても人が埋まってない時間帯には面接に来たおばさんを雇ったみたいだけど、うちのおばさんたちはぜったいヘルプに寄越さないで、って言ってるんだって。
だから、オーナーがうちのお店を閉店させたら、おばさんたちはだいたいそのまま解雇になるんだと思う。
店長は、
「ここ閉店になっても、ミカサは残すから」
って、極秘の話って言ってきた。
店長のお姉さんが、自分のとこで私を欲しがってるんだって。
ブルータスも、若いのに就職できない人だからこのまま切らないつもりだ、って。
アンジェラさんはどーなるのか、私は知らない。
店長代理は、うちが閉店したらもう働くのやめたい、って言ってるから、自分からやめちゃうのかもしれないし。
カトリーヌさんは自分がクビになるの、気づいてるから、すごい焦ってる。
リストラの空気につつまれた会社、ってこんな雰囲気なのかなー、って思う。
自分とかほかの人の進退がすごい気になって、みんなぴりぴりして。
閉店だって、ほんとにする予定になってるのか、まだ脅しに使って売り上げのばそーとしてるのか、それも私にはわからない。
でも、閉店にしないなら、アンジェラさんを切らないと。
って思う。
あの人がいなくなったら、「ダメダメ教」はばらばらになる。
そしたら、「仕事ダメな人」たちは、みんなひとりひとりの「ダメな人」になるだけで、結束して「ダメダメ」な塊にはならない。
そーいう話をしていー立場ではないから、私は結局、匿名のブログでグチるだけ。
前に、アンジェラさんと年が違う、仕事できるおばさん、が入ってきたことがあった。
その人、仕事やらないおばさんたちに嫌われても、どんどん仕事してって、それに若いバイトたちがついてった。
あの時、空気変わるー、って思った。
でも、アンジェラさんがいろいろ黒い反撃して、一時期、ふたりの対決、ってみたいになった。
それで、その仕事できるおばさん、ある日突然、
「あー、バカらしー!」
って叫んで、店長に、
「バカバカしい人とバカバカしいバトル続けるの疲れましたー」
って言って、その日のうちにやめちゃった。
その人、うちの近くにできた他系列のおなじよーな店に転職してる。
そこで、チーフみたいになってる。
その店に、うちの常連、何人も奪われてる。
この前の夜中の3000円のおじさんも、これからそっちに行く、って言ってたし。
アンジェラさんが勝ったうちのお店は、「仕事ダメダメ教」に浸食されてってる。
店長は、自分のお店、そんなカルトに蝕まれてることに気づいてないからねー。
私がアンジェラさんのこと、なにか言おうとすると、
「おばさんたちに対していろいろ思うだろーけど、ミカサは大人の対応しててくれ」
って言うだけ。
なにが「大人の対応」なのかわかんない。
私は、まだこの世界で子供すぎる、ってことなのかもしれないけど。