オランド仏大統領が内閣改造、外相にエロー前首相

[パリ 11日 ロイター] - フランスのオランド大統領は11日、内閣改造を発表した。すでに退任が決まっていたファビウス外相の後任には、エロー前首相を起用した。
その他、緑の党を率いるエマニュエル・コス氏を新たに住宅相に任命するなどした。サパン財務相、マクロン経済相は留任が決まった。
フランスでは高失業率への不満が広がり、オランド大統領の支持率は低迷。2017年選挙で再選を目指すオランド大統領は、内閣改造で態勢立て直しを狙ったが、大物の入閣はなく小幅な改造にとどまった。
オランド大統領はテレビ演説で「政府は行動、改革し、前進しなければならない」と強調。現在10.6%の失業率改善や、昨年11月のパリ攻撃事件を受けた治安改善、環境保護に取り組む姿勢を表明した。

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