愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター

Geodynamics Research Center, Ehime University

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Research Highlights研究ハイライト

高圧含水鉱物の変形によって起こる地球マントル深部の地震波異方性(2024.10.21)

高温高圧下のD相の変形誘起結晶選択配向【研究のポイント】・地球のマントル深部の温度圧力で高圧含水鉱物D相の変形実験を行ないました。・D相の変形では底面((0001)面)に沿ったすべり変形が支配的であることが分かりました。・D相の変形によって生じる結晶選択配向がマントル深部の地震波

地球下部マントル鉱物の熱伝導率に関する最新のレビュー(2024.9.2)

地球下部マントル鉱物の格子熱伝導率(κlat)は、地球深部のダイナミクスや熱的歴史を理解するうえで鍵となる物理量の一つです。愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター・鉱物物性理論グループに所属する私(出倉)は、土屋センター長とともに10年以上にわたりマントルのκlatの第一原理研究を推進しています。

アルミに富む沈み込みプレートがマントル深部に水を運搬(2024.8.7)

アルミニウムに富む超含水相の弾性波速度測定により沈み込み帯の下に含水マントル領域が存在することを示唆【研究のポイント】・地球マントルの水運搬を担う鉱物である超含水相B(SuB)のアルミニウム含有相の高圧・高温条件下での弾性波速度測定を行った。・アルミニウムの含有によって、含水量に伴っ

マントル深部における含水SiO2スティショバイトの限られた安定性(2024.7.11)

沈み込み帯では海水と反応した海洋プレート内の名目上無水鉱物や含水鉱物によってマントル内部に水が輸送されます。そのため水を含む鉱物の安定領域や含水量を明らかにすることは、地球深部の水循環プロセスを理解する上で非常に重要です。地表を構成する地殻(大陸地殻・海洋地殻)に普遍的に含まれるSiO2鉱物は、地


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