3時間3500円で8店舗500種類の料理が食べ飲み放題の「食べ放題横丁」に行ってきた
和食、炉端焼き、肉料理、魚介料理、ビストロ、焼肉、野菜とスイーツ、もつ鍋、しゃぶしゃぶなど、8店舗で合計500種類の料理&お酒が3時間3500円で食べ飲み放題になる日本最大規模の食べ歩きが可能な「食べ放題横丁」が大阪・茶屋町にオープンしています。3時間で一体何店舗回れるのか、食べられる料理の内容はどんなものなのか、実際にお店に行って限界まで食べ飲み放題してきました。
ぐるなび - 茶屋町 食べ飲み放題 横丁(茶屋町・中崎町/野菜料理)
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「食べ放題横丁」の住所は、「大阪府大阪市北区茶屋町2-16 イースクエア5F」。阪急梅田駅から徒歩2分、JR大阪駅、地下鉄御堂筋線梅田駅からは徒歩5分のところにあります。
阪急梅田駅を出てすぐのところで「食べ放題横丁」が入っているイースクエアに到着。
ビルの手前まで行くと「日本一の食べ飲み放題横丁」と書かれた看板があるのですぐに分かります。
エレベーターで5階に上がると、ビルの中とは思えない規模の居酒屋横丁が出現。
昔ながらの横丁にオシャレなレストランの雰囲気も組み合わさったような感じ。
入り口には横丁内の地図が貼られています。中に入っているのは、和食とお酒「豆一」、しゃぶしゃぶ「しゃぶ茶屋」、ビストロバル「otto」、串かつ「串一」、肉バル「GABU」、お野菜とワイン「美山Cafe」、炭火焼肉「黒べこ屋」、炉端焼き「ぜんらくもん」の8店舗。
七福神を祭った神棚も設置されていました。
大量のワインボトルが並んだ横に串カツ屋があるという、おもしろい空間です。
食べ飲み放題を開始するには、まずは横丁の中をうろついて、入りたいお店を見つけたら入店します。1軒目の店舗で食べ飲み放題の金額として1人3500円を先に支払うと、そこから3時間の食べ飲み放題がスタートするという仕組み。食べ終わったらレジで食べ放題パスを受け取れば、別のお店で使うことができ、3時間内なら何度お店を変えても食べ飲み放題可能、というわけです。ラストオーダーは入店してから2時間30分後なので要注意。
食べ飲み放題にしない場合は、単品で注文することも可能。
各店舗には待機用のイスが置かれており、オープン時間の17時少し前に行ったところ、すでに何組かお客さんが開店を待っていました。時間内なら何軒回っても料金は同じですが、1店舗30分と考えても5店舗回るのが限界なので、できるだけ多く回りたい場合は事前にどう回るかシミュレーションしておくとスムーズ。ただし2、3店舗回るだけでも3500円のモトは取れるチープな値段なので、ゆっくり食事を楽しんでも損をすることはないはずです。
◆しゃぶしゃぶ「しゃぶ茶屋」
というわけで、1軒目はしゃぶしゃぶの「しゃぶ茶屋」へ。
中に入ってみると立派な店構えで、「ココが本当に食べ飲み放題?」と思えるほど。
半個室席もありますが……
今回はテーブル席に案内されました。
席に着くと1軒目なので食べ飲み放題横丁のシステムの説明があり、その後しゃぶしゃぶのだしを「匠の昆布だし」「三段仕込み鰹だし」「チゲだし」「ウマ辛みそ仕立てだし」「鶏ガラ白湯ゆずだし」「すきやきだし」の6種類から選びます。
今回は「匠の昆布だし」と「チゲだし」にしてみました。
最初に特選豚バラ・特選豚ロース・牛ロースが人数分届けられます。
特選豚ロースは2段あります。
その他の具材は30種類の野菜バーから自由に持ってくればOK。
野菜バーにはウインナーや餃子などの具材もありますが、1店舗30分で移動していく予定なので、しゃぶしゃぶっぽい具材だけを少量ずつ取ってきました。
ドリンクはもちろん生ビール。
野菜系の具材を全てチゲだしに入れて……
つくねも投入、チゲ鍋っぽくして食べます。
昆布だしには何もいれず、ひたすら肉をしゃぶしゃぶするのみ。
食べ放題のお肉は「質より量」なところが多々存在しますが、牛肉はふんわりやわらかで、ジューシーさも感じられます。
豚肉も昆布だしで。
豚肉も同じように悪いところはなく、ごまダレにつけて食べるとしゃぶしゃぶらしく味わえました。初回の肉類はすぐになくなってしまいましたが、いくらでも注文できるのがうれしいところ。
チゲだしの具材もできあがりました。つくねはコリコリの軟骨が入ったふわふわな食感で、ピリ辛なチゲだしに入れて大正解。しゃぶしゃぶ以外にもまぐろのユッケや若鶏の唐揚げといった居酒屋メニューも食べ放題なので、ここでひたすらしゃぶしゃぶを続けてもしっかりモトが取れそうなレベル。しかしこの時点で30分が経過したため、せっかくの横丁なのでサッと切り上げて次のお店へ移動します。
◆肉バル「GABU」
続いて、肉料理とカクテルやワインが楽しめる肉バル「GABU」にやってきました。
中に入って店員を見つけたら前の店で受け取った食べ飲み放題チケットを渡します。
真ん中にカウンターがあり、テーブル席もいくつかあるお店。
ワインボトルで作られたシャンデリアもあり、デートなどに良さそうな雰囲気。
フードメニューはこんな感じで、肉料理だけでなく魚介類のカルパッチョやアヒージョといったバルメニューが充実。
肉系のメニューは裏面に書かれていました。
ドリンクメニューもたくさんあり、ワインはハウスワイン以外にも数種類の銘柄があるので、カクテルやワインが好きな人にオススメ。
ここでは「豪快スペアリブ ガーリックバーベキュー」と「びっくり前菜盛り合わせ」を注文してみました。
「びっくり前菜盛り合わせ」は7種類のタパスが盛りつけられたプレートで、おつまみに最適。
「豪快スペアリブ」はガーリックの香りが食欲を誘う肉食系メニュー。ソースは他にハニーマスタードでもオーダーできます。
赤ワインとの相性は抜群。
スペアリブを食べてみると、ジューシー過ぎるほど肉肉しい料理ですが、甘くて力強いソースがしっかりと肉を受け止めています。
スペアリブの骨の回りがおいしく感じるのはなぜなのでしょうか……。
カウンターの真ん中には炭火焼き台があり、香ばしい炭火焼きの肉料理も楽しめるのですが、できるだけ多くの店舗を回るため、GABUのオーダーはここでストップ。
なお、お店を出る時にもらう食べ飲み放題パスはこんな感じ。
入店時間と退店時間が書かれており、この時間だと19時35分がラストオーダーになります。
◆炉端焼き・もつ鍋「ぜんらくもん」
肉料理を味わった後は、全国各地の魚介を炭火で焼き上げる「ぜんらくもん」。
入ってすぐのところにいけすがあり、本格的な雰囲気。
スタッフも着物。
カウンター席の前には炉端焼きの食材が置かれており、食べたいものを目で見て決めることも可能です。店を変える度にまったく異なる雰囲気を味わえるので、「はしご」が好きな人にとっては放浪せずに済むのは利点の1つかも。
ドリンクは日本酒が充実しており、大阪の一般的な居酒屋ではあまり見かけない「北の誉」のような銘柄や……
飲み放題ではありませんが、日本各地の地酒も取り扱っています。
まずは王道の冷や酒と刺身の組み合わせ。
食べ放題でこの「鯛造り」なら何の文句もありません。
続いて「さざえ壺焼き」が到着。
串を引っぱると、ワタごとにゅるりとサザエの身が出てきました。
ワタが苦手な人も多いですが、この苦みがよく冷えた冷酒とよく合います。
さらに「白ハマグリ醤油焼」「海老塩焼」「ししとう」「山芋」など、ちょっとずつうまい物を食べるという炉端焼きの醍醐味が感じられました。なお、「ぜんらくもん」では炉端焼き以外にもつ鍋も取り扱っています。なお、ここで1時間30分が経過しており、残す時間はあと半分です。
◆串カツ「串一」
もう3店舗を回っておなかは満足になってきましたが、大阪では外せない串カツの味が気になったので「串一」へ。
店内はこんな感じで、居酒屋メニューの張り紙もたくさんありました。
カウンター席は目の前で揚げているところを見ながら食事ができるオープンキッチン。
注文は串カツらしく自分で書き込んで店員に渡す仕組み。基本的にどの店舗もウエイター・ウエイトレスが1人~2人しかおらず、お客さんの案内と料理の提供をこなしてかなり忙しそうなので、注文を紙で渡せる方がスムーズでした。
というわけであれこれ串カツを注文。
もちろんソースの二度漬けは厳禁。
アツアツの「牛カツ」は安定の味。
ソースが足りなければキャベツですくってつける方法がありますが、「串一」ではキャベツの代わりにおたまがありました。
◆お野菜とワイン「美山Cafe」
すでに食べ飲み放題を始めて2時間が経過したので、次の店舗でラストオーダーの時間になります。最後はサッパリした野菜やスイーツが食べられる「美山Cafe」で締めることにしました。
店内は明るめで和やかなデザイン。
席に着くとグラスが置かれており、コレはサラダバーの器とのこと。
ワインとうたっているお店ですが、ワインの種類はハウスワインしかなかったので、サングリアの白を注文。
サラダバーはこんな感じで、よくスーパーで見かけるものから珍しいものまで、好きなだけ野菜を摂取することが可能。
ドレッシングは11種類から好きなものを選べばOK。
というわけで野菜とドレッシングを取ってきました。ドレッシングは左から一番人気の「豆腐マヨネーズ」、オススメされた「ラー油味噌」と「紅塩」にしてみました。
野菜はどれも見て分かるほどみずみずしくフレッシュ。
特にチェリートマトは果物並みの甘みが感じられ、サッパリした豆腐マヨネーズをつけると何個でも食べられそうでした。
そして食べ飲み放題のラストには「ブランマンジェ マチェドニアアイス添え」と……
「炎の焼きリンゴ」。他のお店にあるのはほとんど同じスイーツでしたが、美山Cafeはオリジナルのスイーツメニューを提供しています。
ブランマンジェ マチェドニアアイス添えの白いプリンのようなものがブラン・マンジェで、アーモンドミルクのような香りと滑らかさが感じられます。まろやかなフルーツポンチのようなデザート。
炎の焼きリンゴは半分に切ってみると、バニラアイスが熱でとけてとろーりと全体にかかっていきます。
アイスを絡めてぱくり。しっかり火を通したじゅわっとした焼きリンゴではなく、少し食感が残る具合に仕上げられていました。
デザートを食べ終えると、ラストオーダーの10分前に差しかかっていました。十分におなかもいっぱいで、ほかの店に移動する時間もなさそうだったので合計5軒で食べ飲み放題は終了とすることに。ドリンクなどを頼んで退店時間までゆっくりするのもアリです。今回は2人での食べ飲み放題に挑戦しましたが、意外にも30分ずつの移動は思ったほど慌ただしくなかったので、うまくすればもう1店舗は行けたかもしれません。
いくつかの店舗が1つの場所に集まった業態のお店はいくつかありますが、クオリティが微妙なところが多いのも事実。そんな中で「食べ放題横丁」では、お店によっては提供に時間がかかることもありましたが、料理はどこも標準以上のクオリティで楽しむことができました。なお、金・土・日・祝・祝前は4500円になるので要注意ですが、3時間で3500円という価格なら十分に満足できるはず。食べ放題のみだと2980円です。また、7月1日からオープンしていますが、期間限定ではないとのことです。
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