吉野家のうな丼「鰻丼」とウナギが2倍の「二枚盛鰻丼」を食べてみました
吉野家が夏のシーズンに合わせ6月1日から「鰻丼」を販売しています。鰻と言うと夏の風物詩ですが、近年はうなぎの市場価格が急激に高騰しており吉野家でも今年は去年に比べ30円アップにはなりますが、一足先に夏らしい食べ物を食べに吉野家に行ってきました。
お知らせ:吉野家の「鰻丼」期間限定発売!|吉野家
http://www.yoshinoya.com/info/unadon_130601.html
吉野家に到着。
店頭には鰻丼をアピールするのぼりが。
さらには店外のポスター……
店外の窓……
店内の壁にも鰻丼の告知がされまくっており、吉野家のただならぬウナギパワープッシュっぷりが際立っています。
さらにメニューで鰻丼を徹底アピール。鰻丼の客単価がよっぽど高いのか何なのか、恐ろしい勢いでプッシュしまくり状態。ですが、店内でかれこれ30分ほど観察していたところ、お昼時の注文は牛丼ばかりで鰻丼を頼んでる人は他にいない状態。プッシュしすぎなのか、それともまだ時期尚早だったのか……。
待つこと5分程で二枚盛鰻丼(税込980円)と鰻丼並盛り(税込680円)が到着。カロリーは二枚盛鰻丼が920kcal、並盛りで686kcal。
パックに入った山椒も付いています。
いつもの吉野家の牛丼の丼とは違い黒色。
鰻丼並盛りはこんな感じ。鰻屋さんの前を通る時ほどのレベルで強烈なウナギを焼く香りがしているわけではないのですが、それでもちゃんと香りは漂ってきます。
食べやすくするためなのか何なのか、なぜか縦に切られたウナギが3枚。普通の幅を取るほど大きなウナギではなく、幅が小さいウナギを大量にゲットしたので、それを並べて雰囲気を出しているのかも。
テリが出ている表面が食欲をそそります。
鰻の裏面はこんな感じ。
皮が適度に焦げています。
御飯にもしっかりタレが染みこんでいます。
箸で簡単に切れる柔らかさ。
さっそく食べてみます。
適度に焦げた鰻の味、甘いタレ、鰻の脂と御飯の組み合わせは言うまでもなく抜群。鰻専門店以外では最近ではほとんど海外産の鰻を使っているところが多くなっており、海外産の鰻の中には土臭かったり、ゴムのような堅さの鰻にベタベタの甘いタレで提供されるような店もありますが、しっかりと鰻の味とタレの味、ごはんとの相性を考えられた作りになっており、吉野家は牛丼を280円で売っているため、680円という値段は少し高く感じてしまいそうですが、680円で食べることができるウナギとしてはかなりレベルの高い部類のはず。
鰻は柔らかく、変に甘くない味付け。
ごはんの下にもタレが染みこんでいます。
半分ほど食べてから山椒をまぶしてみます。
山椒の香りは弱いものの、少しぴりりとした山椒が味を引き締めます。
完食。丼の下はタレや油で少しテカり気味。
二枚盛鰻丼(税込980円)はウナギが2倍。吉野家で980円だとなおさら高く感じてしまいそうですが、ウナギのみが提供される鰻皿は税込580円になっており、鰻丼プラス300円という値段はむしろお得。食べて見るとかなりガッツリと食べ応えがあり、スタミナが付きそうです。
なお、水産庁の「ウナギをめぐる最近の状況と対策について」によると、今漁期のシラスウナギの池入れ量は約12トン(平成25年4月30日現在)で、前年の75%にとどまっており、取引価格はさらに高騰しているため、その中で30円アップにとどめている吉野家はかなり健闘しているようです。
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