LPO 【Landing Page Optimization】 ランディングページ最適化

概要

LPO(Landing Page Optimization)とは、Webサイトの改善施策の一つで、外部サイトから最初に訪れるページの構成やデザインを改良すること。訪問者が参照元サイトへ直帰するのを防ぎ、訪問を具体的な成果に結びつけるためにわれる。

Webサイトへの訪問者が外部のサイトからリンクを辿るなどして最初に訪れることが多いページをランディングページlanding:着地)と呼ぶ。トップページにランディングが集中するサイトもあるが、検索エンジン検索結果ページから訪問する場合や、Web広告リンク先として特定のページを指定する場合など、トップページ以外へのランディングが主体となるサイトも多い。

ランディングページの内容が訪問者の意図と大きく外れていたり、デザインや構成が分かりにくいと、ブラウザの戻るボタンなどの操作で直前に見ていたサイトへすぐに帰ってしまう割合(直帰率)が高くなる。これではいくらSEOや広告出稿などでサイトへの訪問自体を増やしても、商品購入などの成果には繋がらない。

LPOでは、訪問者ランディングページへ至る主要な経路を分析し、訪問者の求めている内容に沿ったページ構成としたり、サイト内の別のページへのリンクの配置や見た目を工夫するなどして、訪問からサイト内の回遊、あるいは具体的なアクション(会員登録や資料請求、購入など)へ至る動線を確保する。

具体的にどのような修正によって指標が改善されるかはサイトや手法によって大きく異なり一般化することは難しいため、一部が異なる様々なパターンのランディングページを用意して、それぞれを訪れた閲覧者の行動を記録して効果の高かったものを残す「A/Bテスト」がよくわれる。

(2018.12.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。