現在,某県某所のホテルにいます.昨日と今日とで,学会シンポジウムに出席します.
ノートPCを持ってきたのはいいのですが,ACケーブルを忘れたという失態で,本日のエントリを書くのも,その下調べも,あまり時間がとれません.
仕方がないので,もらった予稿集を眺めているところです.著者責任によるカメラレディ原稿ですから,フォントサイズやら細かい書き方やらが,一つ一つ違っています.
それでも,TeXで書いたか,Wordで書いたかは,瞬時に見分けられるようになりたいものです.学生が「きれいに書いている」と感じた*1レイアウトを見て,TeXによるものだったら,必ずしも真似しないほうがいいよ*2と,言えるようになりたいからです.
以下は,手持ちの予稿集を眺めて見つけた,TeXとWordの特徴です.それぞれを真似すべきというものではありません.また,一方の特徴の否定は,必ずしももう一方の特徴になっていません.
TeXの特徴
- small capitalを使用している
- 脚注をふんだんに使用している
- 行幅に収まっていない,英語や数式などがある
- 図表見出しの配置やフォントサイズにばらつきがない
参考文献に関する見出しが「文献」となっている「参考文献」または「文献」の見出しがセンタリングされている
Word
- 太字の明朝を使用している
- 固定幅の英数字を使用している
- 図表見出しが全部同じフォント
- 図表見出しで「図1:うちの子は世界一」のように,全角の数字やコロンを使用している
- 参考文献の文献それぞれを段落として書いている
- 参考文献の中に,文献情報以外の情報(注釈)を入れている