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「車輪の国、向日葵の少女」と「恋姫†無双」もコンシューマー移植ですか。恋姫†無双は、2007年間売り上げTOP10入り濃厚+コンシューマー移植決定なので、アニメ化フラグは揃った?
「School Days」第12話
ひょっとして、伝説が誕生する瞬間に立ち会ってしまったんでしょうか?壮絶すぎて、言葉が上手くまとまらん。原作の「我が子へ」+「鮮血の結末」を、さらに恐ろしく、誰もが嫌悪感を抱くぐらいにまで昇華させた、とんでもない結末だぞ、これは!!!!作品の出来、話題性など、ありとあらゆる要素において、他の作品と一線を画すのは間違いない。それにしても、実際に起こった事件とか関係なく、この内容を地上波で放送できたのか??
・言葉とレストランでクリスマスディナー中の誠。
・誠の家で夕食を作ってる世界、誠に電話して浮気してるんじゃないかとブチ切れ。
・第1話と同じく、ガラスのように砕けるタイトルロゴ。
・言葉と家に帰る誠。電車に乗ってる2人を駅のホームで目撃して誠の家に戻る世界。
・玄関先で修羅場勃発。世界が言葉にビンタ。そこから言葉様の反撃!世界の前でディープキスを見せつける誠と言葉。世界発狂。
・世界の心理描写。偽善者っぷりを刹那の幻影に攻められる。刹那の恋心を弄んだとか、席替えの事とか。
・言葉が良い病院を紹介するから子供を堕ろしてくれと言う誠のメールを見て愕然とする世界。
・屋上でランチタイムの誠と言葉。俺、流されやすくて言葉を傷つけちゃったけど、これからは言葉しか見ないから。
・診察結果報告に誠の家に来る世界。お茶を入れると席を外して誠にメール。ごめん→→→(改行)→→→さよなら
・誠を包丁でめった刺しにする世界。酷いよ!!自分だけ桂さんと幸せになろうなんて!!!ここで『悲しみの向こうへ』を流す演出が神懸ってる。
・誠の家で誠の死体を見つける言葉。再☆覚☆醒。
・誠の携帯で世界を学校の屋上に呼び出す言葉。
・誠くんならここにいますよ。世界にボストンバッグに入ってる誠の生首を見せる言葉。
・妊娠なんて、誠くんの気を引くための嘘ですよね?と言葉。
・世界@(誠を殺した)包丁と言葉@(誠の死体を切断した)鋸で、一騎打ちは言葉の勝利!言葉が世界を殺す。『悲しみの向こうへ』再び。
・言葉様は世界の腹を切り裂き、子宮切開して中を調べる。胎内からのカメラワークに戦慄した。→→中に誰もいませんよ(笑)。
・誠の生首を抱いて、言葉様はNice boat.な無理心中航海へ旅立ち!!!!→→やっと2人きりになれました♥
・EDテーマは『Still I Love You 〜みつめるよりは幸せ〜』…シュールすぎる。
・エピローグ。3人がいなくなっても、何事もなかったように学園生活を満喫しているサブキャラ達の映像に乗せて流れる誠のモノローグでエンディング。
総括。セックスとバイオレンスに彩られた淫らで凄惨な三角関係は、ネタとしては昼ドラや2時間サスペンスなどで使い古されたものだというのは確かに否定できない。だけど、その舞台を学園に置き換えて、直接的な描写を盛り込んだ事で話題をかっ攫った原作を、TVアニメで再現、それどころか原作越えすら目指してしまったのは衝撃的で、いろいろな意味で“事件”として残り続ける作品になったと思う。なんと言っても、思わせぶりなセリフと場面を盛り上げる演出がかち合えば、直接的なエログロ描写が無くても十二分に勝負できるんだなあと、改めて感じたし。むしろ、直接的な描写がないと、視聴者の方が良いようにも悪いようにも解釈して、それだけで盛り上がる要素にもなるしね。言葉が泰介にレイプされたかどうかとか、誠は刹那と犯ったのかどうかとか、些細な事をあれこれ考察していたのも、最終回を見終えた今となっては良い(?)思い出だ(笑)。エロゲ三大ヘタレ主人公の一人などと称されていた誠は、アニメでは酷さに磨きをかけたことで、大多数の視聴者から『誠死ね』と言う感情を引き出した功績は凄いとしか言いようがない。しばらくの間は、これ以下の主人公は見たくないよ(笑)。第11話で復活してしまった言葉様はどうなる事かと思いましたが、最後の最後でヤンデレの頂点に君臨する女性に相応しい活躍っぷりで満足。もちろん、この手の内容に嫌悪する人も多いはずなので、倫理的な観点からは褒められたものじゃないし、万人に勧められる良作には決してなり得ないんだけど、原作ファン納得、好きな人にはたまらない、ネタと話題性なら文句なし、近年希に見る最高にして最悪な怪作でありました。DVDのディレクターズカット版にも期待したい。Nice boat.商法…じゃないけど、この勢いに便乗して「Summer Days」もアニメ化してしまえば、商業的にも旨味があるんじゃない?