株式会社岩波書店は、東京都千代田区一ツ橋に本社をおく、出版社。
岩波文庫巻末の岩波茂雄の「読書子に寄す」は名文。さまざまな哲学などの名著を出しており、日本人の教育に一役買っている。
また、雑誌『世界』などにより、戦後民主主義思想の展開の中で強い影響力を持った。しかし、最近では「戦後民主主義的」なるものの地盤沈下に伴って地位が低下しており、一部から「ステレオタイプな左翼思想」の象徴として槍玉に挙げられることも多い。
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こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。 日々の暮らしの中で、幸せをどれくらい感じていますか。
さいたま市立北図書館所蔵 www.lib.city.saitama.jp 2025/07/28 大宮図書館より借入2025/08/07 読了2025/08/08 大宮図書館へ返却 すみません。楽して、Gemini 2.5 Pro に私の特に印象に残った箇所を読み込ませて、レビューを書いてもらいました。 海賊といえば、財宝を求めて海を荒らし回る無法者のイメージが強いかもしれません。しかし、もし彼らが、近代的な国家や資本主義とは全く異なる、自由で平等な社会を本気で築こうとしていたとしたら? 昨年惜しくもこの世を去った天才人類学者デヴィッド・グレーバーによる本書『啓蒙の海賊たち』は、このロマンあふれ…
さいたま市立岩槻東部図書館所蔵 www.lib.city.saitama.jp 2025/06/10 大宮図書館より借入2025/06/21 読了2025/06/22 大宮図書館へ返却 すみません。楽して、Gemini 2.5 Pro に私の特に印象に残った箇所を読み込ませて、レビューを書いてもらいました。 「観光」という言葉には、どこか平和で楽しげな響きがあります。しかし本書『帝国と観光』は、そのレンズを通して、近代日本の帝国主義が「満洲」という名の「重なりあう領土、からまりあう歴史」の舞台でいかに展開されたかを冷徹に描き出す、非常に刺激的で野心的な一冊です。私が本書を読んでまず引き込まれた…
いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 著者の川端裕人さんは科学分野のノンフィクションを得意とする作家です。 本書は、その川端さんが「絶滅した動物」を取り上げ、それらにまつわる多彩なエピソードを読みやすい筆致で紹介した著作です。 私にとって、いくつもの興味深いトピックが紹介されていましたが、その中から、特に印象に残ったところをいくつか覚えとして書き留めておきます。 まずは、「第二章「人為の絶滅」の発見 19世紀、ドードー、ソリテアからオオウミガラスへ」の章で示された「人為の絶滅」の発見のプロセスについてです。 1858年、チャールズ・ダーウィンとアルフレッド…
たまたま入った本屋でうっかり立ち読みしてしまったので、買った(立ち読みした本屋では買い物をするマイルールがある) 多数決を疑う 社会的選択理論とは何か (岩波新書) 作者:坂井 豊貴 岩波書店 Amazon www.iwanami.co.jp 多数決のような集団の中における、ものごとを決める時のルールについて概要を説明した本。 ボルダルールのボルダやコンドルセの研究から、より望ましい意思決定が持つべき特性を抽出している。加えてアローやブラックといった、現在の社会的選択理論(どういうルールで意思決定を行うのが望ましいのかを研究する分野)の大御所たちの研究にも後半では触れている。 ja.wikip…
日本の古代史を考察するとき、中国の史書が重要な史料とされる。例えば、このあたりの本。 これらに書かれている情報は、興味をそそるものばかりである。 で、中国発の古代の倭国(日本)の情報をコンパクトにまとめた本が、「岩波文庫」にある。重要なところをしっかり押さえ、読みやすく、そして価格が安い。歴史に興味のある人は、持っていても損はない一冊だと思う。 『新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝 中国正史日本伝(1)』編訳/石原道博 発行/岩波書店 新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝: 中国正史日本伝 1 (岩波文庫 青 401-1) 作者:石原 道博 岩波書店 Amaz…
魂の教育よい本は時を超えて人を動かす森本あんり岩波書店2024年11月6日 第1刷発行BONAE LITERAE Anri Morimoto 勅使河原真衣著『働くということ「能力主義」を超えて』の中で、森本さんの著書が引用されていた。 megureca.hatenablog.com 「『 相手を心から受け入れ違い を喜びなさい』というポストモダンのお説教」(『不寛容論』) 他にも、この数か月の間に、何回か「森本あんり」の名前にであった。著書を読んだことがなかったので、岩波書店の「図書」で新刊の紹介にでていた最近の著書を図書館で借りて読んでみた。 表紙の裏には、” よい読書体験は良い人間形成につ…
今日、ブクログに更新した本はこちら エドワードとうま 著者 : アン・ランド 岩波書店 発売日 : 2015-09-15 ブクログでレビューを見る» 都会に暮らす小さい男の子エドワードは馬が大好き。マンションで馬を飼ってみたくてたまりません。ぴったりの馬をさがしに町へ出かけますが・・・・・。アメリカの詩人アン・ランドのゆかいなお話と、スウェーデンの人気グラフィック・デザイナー、オーレ・エクセルのしゃれた絵が、絶妙のハーモニーをかなでる楽しい絵本。************故・谷川 俊太郎さんの本が急に読みたくなって検索していたら、“翻訳”欄としてこの本がオススメにヒットされた。タイトルにも惹かれ…
さいたま市立大宮図書館所蔵 www.lib.city.saitama.jp 2025/03/31 大宮図書館より借入2025/04/08 上巻読書開始2025/04/12 読了、下巻読書開始2025/04/14 読了2025/04/15 大宮図書館へ返却 おまえ今さら何言っているんだ、と叱られそうであるが、大傑作である。これは世界大文学である。ノーベル文学賞を5回くらい連続して差し上げてもいいくらいである。 「残念ながら、お見せできないのです」と巨匠は答えた。「暖炉で燃やしてしまったからです」「失礼ですが、信じられませんね」とヴォランドが答えた。「そんなはずはない。原稿は燃えないものなのです」…
昨日「図書」5月号を読み終えた。 目を通したのは、 ・川端康成「名人」と木谷明のこと 泉 徳治・橋口五葉と夏目漱石 さらに岩波書店 岩切信一郎・プランクトンの声を聴く 山内若葉・独身生活 奥本大三郎・ウォーター・コーリング 永井佳子「歩きながら大地の起伏を感じ、風景を見ることは自然と人間の営みの接点を知ることにつながる。たとえ時代を経て大きく変化した土地でも、その場所から見える景色のなかに過去とつながるためのヒントが隠れている。」 ・反骨と祈りをこどものそばに 大和田佳世「子どもって穴が好きでしょう。ちくわもドーナッツも穴を食べる。絵本の面白さってちくわの穴みたいだと思うんです。ページとページ…