→ネットカフェ難民
定住地を持たず、24時間営業のネットカフェ(ウェブ使用可能な漫画喫茶)を一時的な拠点とし、ウェブにより求職しながら生活する人を示す言葉。
2005年後期からマスコミによって取上げられる事が多くなったが、話題としてはその2・3年程前から存在しており、実際には2000年前後から存在していたと思われる。
「ネカフェ難民」もしくは「ネットカフェ難民」と呼称される。
一般的なホームレスと最大の違いは、ウェブ環境に触れて仕事をしている点にある。
ただし仕事の内容の大半は、即日収入の日雇い・派遣業務を選択する事で、その時点での生活費をまかなうと言う物であり、ワーキングプア同様収入としては極めて少ない。
その為自立した生活を目指す事は難しく、いわゆる負のスパイラル状態となっている。また、収入の際に税金を差し引かれているにも関わらず、住所不定を理由に納税分の選挙権が維持されていないケースも存在する。
早急に対処すべき問題と言われているが、一方で本人達の甘え・怠慢の結果と決め付ける風潮も存在して問題を難しくしている。