ドラゴンクエスト3の最終ボス。
魔王バラモスを影で操っていた、闇の世界の支配者であり大魔王。「すべてを滅ぼす者」を自称する。
精霊ルビスをルビスの塔に封印し、ドラクエ1,2における舞台でもあったアレフガルドを暗闇に染め上げ、人々に恐怖と絶望を与えた。
そのセリフの堂々たる様はまさに大魔王の名にふさわしい。ドラクエ史上最も鮮烈な印象をプレイヤーに残した最終ボスと言えるだろう。
戦闘では、まずしもべの3匹(キングヒドラ、バラモスブロス、バラモスゾンビ)と戦う。
3匹を撃破後、いよいよゾーマとの戦闘となる。しかしゾーマは闇の衣をまとっているため、戦闘開始直後はほとんど攻撃を受け付けず、竜の女王から授かったひかりのたまを使わなければならない。闇の衣を剥ぎ取ってからが、真の戦いの始まりである。
攻撃パターンとしては、必ず1ターンに2回行動で、直接攻撃に加えてこごえるふぶきやマヒャドなど冷気系の攻撃を主に使ってくる*1。その後のシリーズで定番となった「いてつくはどう」を初めて使用したことも特筆すべき点である。
また、闇の衣を剥ぎ取った後は回復呪文がダメージとして与えられることも、ゾーマの特徴である。FC版・GB版では、ベホマで約170ポイントのダメージを与えることができる。しかもベホマは消費MPが7でそれほど多くないため、通常攻撃や他の攻撃呪文で攻撃するよりも明らかに効率が良い。従って僧侶や賢者が攻撃役になり、戦士が賢者の石で回復役に回るという変な状況が起こったりもする。
しかしSFC版では、修正に伴い与えられるダメージ量が大幅に激減しており(ベホマでも50ポイント程度)、バイキルトなどを使って攻撃する方が効率が良くなっている。
○○○○よ! なにゆえ もがき生きるのか?
ほろびこそ わがよろこび。死にゆく者こそ美しい。
さあ わがうでの中で息絶えるがよい!
○○○○よ……。よくぞわしを倒した。
だが光あるかぎり 闇もまたある……。
わしには見えるのだ。ふたたび何者かが闇から現れよう……。
だがそのときは お前は年老いて生きてはいまい。
わははは………っ。ぐふっ!
以下の章で大魔王クラスとして登場。
なお、モンスターバトルロードでは一貫して「大魔王」という通称が冠されている。
使用するとどめの一撃は「メラガイアー」。
ちなみに以下で登場するゾーマは1P/2Pプレイ共にHPが12500もあるため、通常での撃破はほぼ不可能である。
しかしSPカードである「光の玉」*2を使用することにより、原作と同じく闇の衣を剥ぎ取る演出が発生し、HPを7000まで減少させることができる。
なお、原作とは異なり氷系の技はマヒャドしか使用しない。
勇者の挑戦