近所の大学は、多くの大学の例にもれずに、相変わらずコロナ閉校を決め込んで、閑古鳥である。そのくせ、学生からは普段と変わらず、しっかり授業料を分捕っている。 大学は仕事をとっくに放棄している。それでも、職業としての大学教員に魅力を感じている子供が多い。人は快楽を求める。故に、大学教員は「善き」である。 ほとんどの教員は、自分たちの給料が職責の割には安い、と言う。間違いだ。アメリカでは、教員は基本的に薄給である。大学教員もそうで、博士があふれている。全米の大学に仕事を求めて、ポストを得るために動きまわって、運のいい者は、ようやくゲットできる。一部の例外を除くと、給与は本当に安い。共稼ぎでようやく食…