もともと、漫画も好きで紹介されていた作品も何点かは読んだことがあったのですが、知らなかった作品などもありとても興味が湧きました!特に子供の頃テレビで観てた【オバQ】なんかはそんな深い物語だったんだぁと思い、改めて読んでみたいと思いました。わたしはバブル経済の後の氷河期世代なのでとても勉強になりました!
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サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240) 新書 – 2010/8/6
真実 一郎
(著)
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『課長島耕作』『サラリーマン金太郎』『釣りバカ日誌』『かりあげクン』『宮本から君へ』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
『働きマン』『ぼく、オタリーマン。』『特命係長只野仁』……
マンガの中のサラリーマンたちから、時代が、社会が見えてくる!
***
サラリーマン漫画から時代を読む!
団塊世代の退場、年功序列・終身雇用の崩壊、広がる格差。
戦後の中流層を支えたものが過去になりつつある今こそ
「サラリーマン」という生き方を見つめ直す時だ。
出世街道を邁進する者、万年ヒラの者、脱サラする者、
ベンチャーを興す者、仕事より趣味に没頭する者……。
サラリーマン漫画の数だけ、働き方がある。
ニッポンのサラリーマンたちは、どこから来てどこへ行くのか?
島耕作からオタリーマンまで、名作マンガに刻まれた
サラリーマンたちの生き様を見よ!
『働きマン』『ぼく、オタリーマン。』『特命係長只野仁』……
マンガの中のサラリーマンたちから、時代が、社会が見えてくる!
***
サラリーマン漫画から時代を読む!
団塊世代の退場、年功序列・終身雇用の崩壊、広がる格差。
戦後の中流層を支えたものが過去になりつつある今こそ
「サラリーマン」という生き方を見つめ直す時だ。
出世街道を邁進する者、万年ヒラの者、脱サラする者、
ベンチャーを興す者、仕事より趣味に没頭する者……。
サラリーマン漫画の数だけ、働き方がある。
ニッポンのサラリーマンたちは、どこから来てどこへ行くのか?
島耕作からオタリーマンまで、名作マンガに刻まれた
サラリーマンたちの生き様を見よ!
- ISBN-104862485588
- ISBN-13978-4862485588
- 出版社洋泉社
- 発売日2010/8/6
- 言語日本語
- 本の長さ189ページ
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商品の説明
著者について
真実一郎(しんじつ・いちろう) 神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒業。現役サラリーマン。広告から音楽、漫画、グラビアアイドルまで幅広く世相を観察するブログ「インサイター」(http://blog.livedoor.jp/insighter/) を運営。『SPA!』(扶桑社)、『マイコミジャーナル』(毎日コミュニケーションズ)、『モバイルブロス』(東京ニュース通信社)、『Invitation』(ぴあ)などでコラムを連載。座右の銘は「巨悪も美女も眠らせない!」。
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2010/8/6)
- 発売日 : 2010/8/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 189ページ
- ISBN-10 : 4862485588
- ISBN-13 : 978-4862485588
- Amazon 売れ筋ランキング: - 462,368位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 55位新書y
- - 32,004位アート・建築・デザイン (本)
- - 245,046位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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5つのうち4.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2010年10月30日に日本でレビュー済み面白い。実に面白い本である。「自分史」のなかで一度でもサラリーマン(・・ここでは女子も含めておこう)をやった経験がある人なら、それぞれの時代に読んだマンガをつうじて、世代を問わずに自己投影しながら楽しめる本だ。だからいろんな読み方があっていい本だろう。
個人的な話だが、私にかんしていえば、まさにバブル経済が始まったときにサラリーマン(・・当時の自意識としてはビジネスマン)としてキャリアを開始した人間なので、本書に取り上げられている『なぜか笑介』、『気まぐれコンセプト』、『ツルモク独身寮』、『妻をめとらば』などなど、週刊コミック誌で愛読したマンガが懐かしい。
私の世代の人間が、先行する世代のサラリーマン像には愛憎相半ばするイメージをもっていたことは確かだ。これが、本書で展開されるサラリーマン・マンガの原型を用意した、「(サラリーマン小説家の)源氏鶏太が高度成長期に確立させた、この「サラリーマン・ファンタジー」(著者の表現)である。
もちろん、私の下の世代は、私の世代も含めて、先行する世代について異なる感想をもっているのは当然だろう。
バブル期に全面展開された『課長島耕作』の世界が、まさに「源氏鶏太的世界」の変奏曲であるとすれば、バブル期の前の高度成長期はまさにサラリーマンが最大公約数であった「源氏鶏太的世界」そのもの、そしてバブル崩壊以降はサラリーマンとしての生き方も崩壊していった「ポスト源氏鶏太世界」は仕事本位の世界。
読者が全盛期を高度成長期に過ごした人であれ、バブル期に過ごした人であれ、その後の長いデフレ時代をサラリーマン受難の時代として過ごしている人であれ、働くということが人生の重要な位置を占めている以上、それぞれの時代に、その時代の空気を反映しているマンガに自己投影するのは、不思議でもなんでもない。
もちろん、このマンガが取り上げられていない(!)という不満はあって当然だろう。私も個人的には、『ナニワ金融道』、『鉄人ガンマ』を取り上げてもらいたかったところだが、こういった作品は自分のアタマののなかで展開すべき応用問題としておけばよいだろう。読者それぞれに、こういった作品群があるはずだ。
「サラリーマン」の生成と発展そして崩壊をマンガをとおして見た日本戦後史。実によくまとまった好著である。多くの人に薦めたい。
- 2010年10月10日に日本でレビュー済みこの手の「マンガを素材に○○を語る」方式の本は、
「○○」については詳しくても、マンガのことをよく知らない人が
書いていて、マンガ好きからすればガッカリするものが多い。
本書もその類かと予断を持って読み始めたが、
意外や意外、マンガについても(少なくともサラリーマン漫画については)
それなりにきちんと読み込んでいて、
「なるほど」と納得させられる部分も多かった。
サラリーマン漫画を通して時代の変化を読み解くという試みも、
ややお手盛り感はあるものの、十分成功している。
意外な拾いものであった。
- 2012年12月25日に日本でレビュー済みこの本はいわば「サラリーマン文化の精神史」だと思う。もちろん誰もが島耕作になれる/なれたわけではないが、島耕作的なものが憧れを持って支持された時代があったのはおそらく事実だろう。島耕作的なものが形成され、そして近年になってゆるやかに解体されていったその軌跡が、時代ごとのサラリーマン漫画の分析を通して丁寧に描かれている。このような日本社会論は、必要なのにあまりなかった。これからサラリーマンになる人も、サラリーマンになりたくない人も、誰にとっても読んでおいて損はない好著だと思う。
サラリーマン文化を分析したものとしてはほかに中川淳一郎『凡人のための仕事プレイ事始め』がすごく面白い。私はサラリーマンの実態を実体験ではあまり知らない。しかし漏れ聞こえるかぎりでいうと、この二冊の本と、常見陽平の『「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書)』は、就職活動でのOB訪問などで語られるタテマエではない、リアルな叙述があると感じた。現役のサラリーマンの方は、こうしたタテマエでないホンネのサラリーマン論について、どう感じるのかが気になる。
- 2011年11月21日に日本でレビュー済みポケット新書判なのですが、一つ一つのマンガが紹介される度に、そのマンガの作風、重要なキー場面が図版として掲載されているのが非常に参考になります。マンガの転載は引用といっても規制が厳しいのか、他の本ではあまりここまで徹底していないので貴重だと思いました。
戦後の「サラリーマン漫画」というサブジャンルの主要作品がざっとわかる良書です。論調も決めつけるでもなく、皮肉っぽくも無く、堅くもならない学術調、といった感じです。「今度マン喫に行ったら、どのサラリーマンものを読もうかな」と思っているサラリーマンの読者の方から、マンガの研究者の方、そしてただ単にジャンルに興味のある方まですべておすすめです。
- 2010年8月19日に日本でレビュー済み著者が本書で戦後サラリーマン小説(および漫画)群を貫くキーワードの一つに挙げているのが、著者の造語「源氏の血」。「会社家族主義」や「サラリーマン人柄第一主義」を謳った源氏鶏太の小説を源流とする創作上の志向を指し、特にバブル崩壊の90年代までは、この「源氏の血」が4コマ漫画やサラリーマン映画において基調低音のように描出されている、という分析である。
本書はそんなふうに、自らも現役の(ビジネスマンではなく)サラリーマンであるという著者が、これまでに共感をもって読み込んできたサラリーマン漫画群の変遷・変質・変貌ぶりを具体的、そして時系列にしたがって紹介・解析しようと試みた漫画評論。評者はここで紹介されている漫画群の半分ほどしか原作群を知らず、そのためもあって読後感は至って新鮮で、話題の漫画群をそこはかとなく「追体験」できたようにも思う。たぶんいつか誰かによって書かれるべきテーマだったともいえ、「二足のわらじ」というには立派にプロチックな著者の筆力にも十分に納得させられた。まとまりが良過ぎて、ほんの時折、予定調和的な気配が瞥見されるのが、わずかに減点といえば減点か。