野性動物にとって身体を拘束されると言うことは捕食されることと同じで、身体拘束というストレスだけで死に至ることもある。同じ事はヒトにも起こり、大災害や戦争など強いストレス下では、直接の被害を受けなかった場合でも、たこつぼ心筋症や横紋筋融解症から死に至る患者が激増するという解説は、ほんっとに目から鱗が落ちました。
大人気のアニメ、けもフレでくり返し出てくるかばんちゃんとサーバルの会話
「食べないで下さいー」「食べないよ!」
を思い出しました。

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人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想 単行本 – 2014/1/16
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<心と身体の健康を、生き物としての原点からとらえる、世界的ベストセラー! >
人間と動物の健康・治療をともにみる
統合進化医学「汎動物学(ズービキティ)」とは?
医療に革命をもたらす、その発想と成果を、日本初紹介。
★年間ベストブック(ディスカバーマガジン)
★ニューヨーク・タイムズ紙&世界的ベストセラー!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
::著者::
バーバラ・N・ホロウィッツ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医療センターの心臓専門医、
医学部の心臓病学教授。ロサンゼルス動物園の心臓病コンサルタント。
キャスリン・バウアーズ
ジャーナリスト、ライター。UCLAの医療叙述コースの講師。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
::目次::
◎第1章:医学の境界を越える出会い
・動物がかかるヒトの病気 ・医学・進化学・人類学・動物学の融合へ
◎第2章:なぜ気絶するのか
・失神するメリット ・水中生物から受け継がれた防衛力
◎第3章:ジュラ紀のがん
・がんは不自然ではない ・恐竜から古代エジプト人まで
・比較腫瘍プログラム ・がんの新たな治療法へ
◎第4章:動物のセックスに学ぶ
・ヒトのセックスの進化的背景 ・不妊やEDの対策
・同性愛、乱交、雌の浮気 ・ヒトと動物の性欲減退を比べる
◎第5章:中毒や依存症から抜け出す
・麻薬でハイになるワラビー ・酔っ払う動物たち
・感情と依存症 ・別の依存症に切り換える
◎第6章:死ぬほどこわい
・恐怖と心臓発作 ・たこつぼ心筋症
・捕獲と拘束のダメージ ・赤ん坊にしてはいけないこと
◎第7章:デブの惑星
・野生を取り戻す食スタイル ・明暗サイクルの乱れと体重増加
・マイクロバイオームへの注目 ・肥満をもたらす感染性寄生虫
◎第8章:なぜ自分を傷つけるのか
・動物も自分を傷つける ・自傷行為は過剰グルーミングだ
◎第9章:過食と拒食
・食べる行為は危険がいっぱい ・恐怖の生態学
・ためこめば安心できる ・拒食症遺伝子
◎第10章:性感染症の知られざる力
・病原体は種を選り好みしない ・感染した動植物はよりセクシーに見える
・われわれは清潔過ぎる?
◎第11章:おとなになるのは大変
・思春期に危険な行動をするわけ ・ヒトと動物の「いじめ」の共通性
・親業を進化のルーツから考えよう
◎第12章:汎動物学
・ようやくわかった正体 ・地球上のすべての生き物たちとともに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
::絶賛! ::
健康や健康に良い行いについて、私たちは思っている以上にほかの生物種と共有しているのだ。
――『ニューサイエンティスト』
人間の健康について新たに台頭しつつある、力強いアプローチ!
――ニール・シュービン(『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』の著者)
いかに多くを医師が動物界から学ばねばならないかを知らしめて、心躍る。
――カール・ジンマー(『進化:生命のたどる道』の著者)
人間と動物の生理と行動が、ともに似ていることを説き明かし、魅了する読み物。
――テンプル・グランディン(『動物感覚』の著者)
ヒトと動物の間で似た病気があることを教えてくれるユニークな一冊
――瀬名秀明『週刊朝日』
人も動物であることを思い出させてくれる
――緑 慎也『サンデー毎日』
人間の未知と動物の既知、並べて見れば叡智になる。
・・エキサイティングな一冊
――内藤順『HONZ(40074)』
・・ほか、『ニューヨーク・タイムズ』『ワイアード』『オブザーバー』『ボストングローブ』などで続々紹介!
人間と動物の健康・治療をともにみる
統合進化医学「汎動物学(ズービキティ)」とは?
医療に革命をもたらす、その発想と成果を、日本初紹介。
★年間ベストブック(ディスカバーマガジン)
★ニューヨーク・タイムズ紙&世界的ベストセラー!
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::著者::
バーバラ・N・ホロウィッツ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医療センターの心臓専門医、
医学部の心臓病学教授。ロサンゼルス動物園の心臓病コンサルタント。
キャスリン・バウアーズ
ジャーナリスト、ライター。UCLAの医療叙述コースの講師。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
::目次::
◎第1章:医学の境界を越える出会い
・動物がかかるヒトの病気 ・医学・進化学・人類学・動物学の融合へ
◎第2章:なぜ気絶するのか
・失神するメリット ・水中生物から受け継がれた防衛力
◎第3章:ジュラ紀のがん
・がんは不自然ではない ・恐竜から古代エジプト人まで
・比較腫瘍プログラム ・がんの新たな治療法へ
◎第4章:動物のセックスに学ぶ
・ヒトのセックスの進化的背景 ・不妊やEDの対策
・同性愛、乱交、雌の浮気 ・ヒトと動物の性欲減退を比べる
◎第5章:中毒や依存症から抜け出す
・麻薬でハイになるワラビー ・酔っ払う動物たち
・感情と依存症 ・別の依存症に切り換える
◎第6章:死ぬほどこわい
・恐怖と心臓発作 ・たこつぼ心筋症
・捕獲と拘束のダメージ ・赤ん坊にしてはいけないこと
◎第7章:デブの惑星
・野生を取り戻す食スタイル ・明暗サイクルの乱れと体重増加
・マイクロバイオームへの注目 ・肥満をもたらす感染性寄生虫
◎第8章:なぜ自分を傷つけるのか
・動物も自分を傷つける ・自傷行為は過剰グルーミングだ
◎第9章:過食と拒食
・食べる行為は危険がいっぱい ・恐怖の生態学
・ためこめば安心できる ・拒食症遺伝子
◎第10章:性感染症の知られざる力
・病原体は種を選り好みしない ・感染した動植物はよりセクシーに見える
・われわれは清潔過ぎる?
◎第11章:おとなになるのは大変
・思春期に危険な行動をするわけ ・ヒトと動物の「いじめ」の共通性
・親業を進化のルーツから考えよう
◎第12章:汎動物学
・ようやくわかった正体 ・地球上のすべての生き物たちとともに
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::絶賛! ::
健康や健康に良い行いについて、私たちは思っている以上にほかの生物種と共有しているのだ。
――『ニューサイエンティスト』
人間の健康について新たに台頭しつつある、力強いアプローチ!
――ニール・シュービン(『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』の著者)
いかに多くを医師が動物界から学ばねばならないかを知らしめて、心躍る。
――カール・ジンマー(『進化:生命のたどる道』の著者)
人間と動物の生理と行動が、ともに似ていることを説き明かし、魅了する読み物。
――テンプル・グランディン(『動物感覚』の著者)
ヒトと動物の間で似た病気があることを教えてくれるユニークな一冊
――瀬名秀明『週刊朝日』
人も動物であることを思い出させてくれる
――緑 慎也『サンデー毎日』
人間の未知と動物の既知、並べて見れば叡智になる。
・・エキサイティングな一冊
――内藤順『HONZ(40074)』
・・ほか、『ニューヨーク・タイムズ』『ワイアード』『オブザーバー』『ボストングローブ』などで続々紹介!
- 本の長さ408ページ
- 言語日本語
- 出版社インターシフト
- 発売日2014/1/16
- ISBN-104772695389
- ISBN-13978-4772695381
商品の説明
著者について
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医療センターの心臓専門医、医学部の心臓病学教授。ロサンゼルス動物園の心臓病コンサルタント。
ジャーナリスト、ライター。UCLAの医療叙述コースの講師。
ジャーナリスト、ライター。UCLAの医療叙述コースの講師。
登録情報
- 出版社 : インターシフト; 四六版 (2014/1/16)
- 発売日 : 2014/1/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 408ページ
- ISBN-10 : 4772695389
- ISBN-13 : 978-4772695381
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,297位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
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31グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2022年10月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入新品とのことだったが、ティッシュで完全に拭き取れるような汚れがそのままついたまま梱包されていてとても残念だった。
- 2014年11月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入動物と人間は同じ地球に住む生き物なんだと実感する内容です。医療関係の人は読んで損はないですよ。
- 2014年1月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入動物も、人間と同じように、がんや肥満、心臓病などにかかるだけではなく、
うつ、自傷、中毒、依存症などなど、心の病にも陥るという。
本書は、動物と人間を分ける医学の境界を取り払えば、有効な治療法を見つけられるとともに、
健康に対する私たちの考えまで大きく変わってしまうことを教えてくれる。
たとえば、肥満については、動物の研究により、明暗のサイクルや、
腸内細菌が体重や各種の代謝機能にかかわっていることが明かされ、
なんとも驚きのダイエット法まで示唆される。
心の面でも、「自傷行為はグルーミングの一種だ」など、興味深い知見が次々紹介される。
動物の進化のなかで心の問題を捉えるアプローチは、意外と有効かもしれないと感じた。
面白いトリビアもたくさんある。肥満をうつす寄生虫、性病にかかるとよりセクシーになる動植物、
自分を傷つける猫や鳥たち、どか食いするアシカ、オペラ歌手の朗々たる歌声で死んでしまうオカピ・・・
(そして、あなたのかわいいペットをじっと見つめてはいけない!)。
本書は、「野生を取り戻す食スタイル」で説かれるように、
私たち現代人に、「動物としての人間」への目覚めを促す一冊でもある。
- 2017年6月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入アメリカの心臓専門医のバーバラ.N.ホロウィッツ先生の、人も動物であるという、きわめて当たり前である事実を思い出させてくれる、ちょっと難しめの家庭の医学書。
人と動物の疾患の類似点から、治療法を見いだせるという「汎動物学」の提案書となっている。
少々日本語が難しい、という指摘があったが、ウツや肥満などうなずくものも多かった。
自分の健康に少しばかり気になっていて、なおかつ、ペットを飼っていて何かしらの治療をしたことがある人なら、興味深く読婿とができるだろう。
- 2018年4月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入内容にはとても感銘を受けました。実は英語の朗読データをすでに持っていて20回以上も聴いているのですが、英語だとどうしても細かい内容が把握しきれなくて、日本語のを買いました。
- 2014年3月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入視点が斬新。
学ぶべきことはいくらでもあることに気づかされる。
- 2016年5月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入著者のTEDでのスピーチ動画を見て、興味を持ち、この本を購入してみた。
これを読んで、人間とはどういう生き物であるかについて、全動物との関連の中で、新しい角度から見られるようになった。
乳児の突然死はどうして起きるのか、赤ん坊に対してどういうことをやってはいけないのか、ということについての記述内容が、いちばん印象に残ったが、他にも、自傷行為や自慰行為や脅迫的依存的な行為など、文化的フィルタによって本質が見えずらくなっている人間のいろいろなふるまいについて、なるほど、そういうことだったか、と、動物界全体を見渡した上での広い視野から見られるようになり、おもしろかった。
医療者の教育においてはもちろんだが、中学・高校の生物や保健体育で、あるいは大学の一般教養課程で、この本に書かれている内容を紹介したら、生物としての人間理解が深まっていいのではないか、と思う。