柾のマスコミ論の古典、熟読の価値あり。
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世論 下 (岩波文庫 白 222-2) 文庫 – 1987/12/16
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『世論』を書いた動機は、第1次大戦後の混乱の原因究明にあった(1922年刊)。にも拘らず我々がこの書を手にすると、あたかも現在を分析し警告を発しているかのような切迫感を覚える。それは、大衆心理がいかに形成されるかを出発点として、人間と環境の基本的な関係を、イメージの概念から明晰に解いているからだ。
- ISBN-104003422228
- ISBN-13978-4003422229
- 出版社岩波書店
- 発売日1987/12/16
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 1.8 x 14.8 cm
- 本の長さ320ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1987/12/16)
- 発売日 : 1987/12/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4003422228
- ISBN-13 : 978-4003422229
- 寸法 : 10.5 x 1.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,751位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 161位岩波文庫
- - 577位社会学概論
- - 3,872位ビジネス・経済 (本)
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- 2018年1月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入先週読み終えた「メディアの権力」にウォルター・リップマンの名が何度か出てきてハルバースタムのリップマンへの敬愛ぶりがよく分かります。
古い時代の有名なジャーナリストであることは知っていましたが、気になり代表作と言われる「世論」を読みました。
書かれたのは1922年(大正11年)で93年前です。
第一次世界大戦後の、豊かな大衆社会の出現によるアメリカ社会の変動を目にしたリップマンが、民主主義、政治風土、世論形成について幅広く、深く考察しています。
ほとんど古びておらず今日にも通用する説得力ある内容で、驚かされます。読んでてエキサイティングでした。
読み進んでいくうちに、豊富な歴史の知識、洞察力の深さ・鋭さ、時代を的確に表現する力量・見識、事物を見透かす知力、語り口の上手さが誰かに似ていると感じました。
それは、ドラッカーだと思い至りました。
まるでドラッカーが1910年代にタイム・トリップして、当時を語っているようです。
ドラッカーは、肩書に経営コンサルタント・文明評論家・経済学者・未来学者などと付けられるのを嫌って、自分は「社会観察者」だと言っています。
この本は、まさに1910年代のアメリカの経済・文化・政治・ジャーナリズム、欧州の現状を、ポイントをついて観察しています。
なぜ国際連盟の提唱国であるアメリカが、不参加だったのか、その理由が、よく分かりました。
アメリカの政治的基盤は、タウンコミュニティにあり、そこでは経済・政治・宗教・暮らし・文化が一体化・完結型で存在しています。
自主・自立・自治・独立が強固な信条で、外界と接するに際し必要な妥協・交渉・同意概念は弱く、孤立主義(モンロー主義)の傾向が強固な国柄でした。
政府が各国と国際的に同意しても国内の意見を反映する議会が承認しません。
自国の利益優先でした。
健全といえば、実に健全な政治風土です。
地球温暖化対策の気候変動枠組条約もアメリカが提唱しましたが条約は批准していません。
中国も、自国の経済推進に邪魔になる条約なんか批准しません。
どちらも、したたかですね。
民主主義は、人々の意見・考えの合理的な形成を前提として成り立つといいます。
リップマンは、この常識と現実には大きな差があり、民主主義の統治原理が有効に機能していないと指摘しします。
人々は、テレビやネットのない時代に影響の大きかった新聞の意見が、あたかも自分が考えた結果の意見のように主張します。
新聞は、事実・事件を幾重にも加工、変更、バイアスをかけて記事・社説として発表されます。
人々の意見の集約が、世論とされますが、烏合の衆を大衆動員したプロパガンダの結果に過ぎません。
リップマンは、人々はマインドコントロールされやすく、世論は、簡単に操作されうると慨嘆しています。、
ステレオタイプ(固定観念)、マシーン(政治運動推進力)は、この本で一般化された言葉だと知りました。
それでもリップマンは、ジャーナリストとしての倫理観、あるべき姿勢、情報の扱い方、主張すべき範囲と限度、読者に対する態度について述べています。
情報源の精査のあり方についての見解は、まるで慰安婦問題でデタラメな記事を垂れ流しつづけた朝日新聞を例にして論じているようです。
リップマンは、アメリカの伝統的な価値である民主主義、自由、正義について確たる信念の持主でした。
マッカーシズム、ヴェトナム戦争には論陣を張って真っ向から反対しました。
このため長年住み慣れたワシントンの社交界から追い出され傷心で、ニューヨークに移ることを余儀なくされました。
アメリカは、実際的な階級社会で、社交界からの追放は堪えたようです。
リップマンは、ジャーナリスト、コラムニストの枠を超えた思想家、哲学者でした。
現代にも通じる先見性、時代を超えた見解は、今も十分通じます。
「世論」は、私には面白く読めましたが、岩波文庫しかありません。
どこかの出版社で、ハードカバーにして出版してくれないかと、希望するところです。
- 2021年12月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入上巻でも書かさせてもらいましたが、今のメディアの問題点が時空を超えて理解できます。
- 2010年1月1日に日本でレビュー済みリップマンはジャーナリストらしく、洞察に満ちたみごとな現状分析と、豊富な実例を用いた説得力ある文章によって、「民衆が自分たちの問題を自分たちで考え決定していく」などという牧歌的な民主主義が幻想にすぎないことを暴いていく。
その最終章は題名こそ「理性に訴える」であるが、訳者が解説の中で言っているような「アメリカ民主主義の最良の伝統を引き継ぎ、守り育てようとするヒューマニズムの精神とは何かが明らかにされているからである」とは私にはとうてい読み取れなかった。「非理性的な世界を扱うのに理性の方法を用いることは本来できない相談なのだ(p277)」。
このペシミズムとも言える冷徹な議論が現実の政治にどのように帰結していったのか?
考えさせられる著作です。
- 2018年6月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入自動翻訳と同程度なので、英語を想像しながら読まないと理解できない!
- 2018年9月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入本書の上巻は、人間の認識は現実環境を鏡のように正確に反映するものではなく、様々な影響のもとに疑似環境(イメージ)を形成し、この擬似環境を参照しながら自らの行動を決定するものであることを指摘し、例えば疑似環境(イメージ)の中でもリップマンがステレオタイプと呼んだ固定観念が、柔軟な行動を妨げるなど、現代社会の問題点が分析される。これに対し下巻は、これらの問題の解決方法が提示される。その意味で、この下巻の方が重要であるともいえる。
リップマンは、プラグマティズムの哲学者ジョン・デューイと論争したということになっている。これは後の研究者の創作とされているが、誰かが同時代の誰かの著作を批判するということはよくあることである。リップマンの本書『世論』と『幻の公衆』に対して、デューイが書評と『公衆とその諸問題』で批判したことが、リップマン―デューイ論争と呼ばれている。論争が創作であったとしても、論争の争点は重要な問題を指摘している。
デューイ側からすれば、リップマンは『世論』『幻の公衆』において、主権者としての公衆を想定することは非現実的であるとした。公衆は事に当たって適切な知識も手段も持たないので、デモクラシーが人々の意思を表明するという想定はやめるべきであり、専門家、特にジャーナリズムの役割を重視すべきであるとしたということになる。
このように受け取ってデューイは、公衆とは事の次第の帰結を受け取る人々と定義しなおし、行為帰結主義たるプラグマティズムで応酬した。因果論でもなく、べき論でもなく、問題に抗して採用する行為の帰結を認識したうえで、その行為の可能性に賭けることを提唱し、さらに“公衆の民主的な組織化”を構想した(『公衆とその諸問題』訳者あとがき)。
リップマン―デューイ論争のどちらに軍配を上げるかではなく、専門家を信頼するか、大衆を信頼するかという問題に集約することもできる。この問題に決着がつくわけではないが、専門家より大衆の知(集合知)の方が信頼できるという議論もある。
また、リップマンもデューイも民主主義を否定してはいないし、問題の解決に教育を重要視している。しかし、現実の病んだ民主主義の治療薬としての政治教育は十分に機能しているとはいい難い。
本書の最後の章「理性に訴える」に、「人間が示してきた何らかの人間の特性によって存在が許されている、さまざまの可能性を断念することはできない。p.284」と、理性と人間の存在を可能にする人間の特性に期待をかけている。民主主義やその制度も、そのための教育も必要なことではあろうが、個人に与えられた本能ともいうべき人間の特性を、リップマンは信頼しているように思える。理性は本能的なもの、苦境にあっても耐える理性であり、良い悪いを判断できる基本的な能力が理性であることが例示され、本書は終わっている。