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速習 Xamarin入門

Xamarinで広がるC#によるマルチプラットフォーム開発

速習 Xamarin入門 第1回

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 「Xamarin(ザマリン)」は、C#やF#といった.NET系の技術を用いてiPhoneやAndroid、Mac OSのアプリケーション開発を可能にするクロスプラットフォームツールです。以前はMonoと呼ばれていたテクノロジーといえば、聞き覚えがある方も多いと思います。今回は最新のXamarin 3の情報も交えながら、Xamarinの概要を紹介しようと思います。

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Xamarinの概要

Xamarin StudioとVisual Studio

 XamarinはXamarin Studioという独自のIDEを有していますが、Visual Studioのアドオンとして組み込むことも可能です。.NET開発者であれば、やはり使い慣れたVisual Studioを使いたいという要望は強いでしょう(私もそうです)。本記事でも主にVisual StudioのアドオンとしてのXamarinを紹介しますが、Mac OS上でも動作するXamarin Studioも見逃せないIDEです。

Xamarin Studio
Xamarin Studio
IDEについての補足

 Visual StudioのアドオンとしてXamarinを利用する場合は、有償のBusinessエディションか、期限付きの試用版を利用する必要があります。Xamarin Studioでの開発であれば、無償のStarterエディションでも制限つきですが開発を始めることが可能です。

Xamarinの導入

 Xamarinは公式ページからダウンロードできます。また日本代理店のXLSoft(エクセルソフト)から購入することもできます。

 有償の機能を利用したい場合は、Xamarinをインストールした後にライセンスを購入したアカウントと紐づけることで有効になります。Visual Studioでのアカウントの有効化は、上部メニューの「ツール」→「Xamarin Account」から行います。

Xamarinアカウント
Xamarinアカウント
認証可能な端末数について

 BusinessエディションのXamarinは4台の端末までライセンス登録が可能です。もし5台目の端末を認証したい場合は先に登録した4台のうちどれかを解除する必要があります。

プロジェクトの作成

 Xamarinを導入すると、Visual Studioの「新しいプロジェクト」メニューにAndroidとiOSが追加されます。

「新しいプロジェクト」メニュー
「新しいプロジェクト」メニュー

 続いて、Xamarin.AndroidとXamarin.iOSのプロジェクトをそれぞれ紹介していきましょう。

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この記事の著者

西村 誠(ニシムラ マコト)

 Microsoft MVP Windows Platform Development。 Flash、PHPの開発経験もあり国産ECサイト構築フレームワーク「EC-CUBE」の公式エバンジェリストでもある。 ブログ:眠るシーラカンスと水底のプログラマー 著書:基礎から学ぶ Windowsストアアプリ開発

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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