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システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2011.11.図書館総合展)次世代電子図書館を探る:教育・研究の中の電子リソース

2012-01-12 12:06:41 | イベント参加
※かなり個人的なメモなので、内容については保証しかねる点、ご理解ください。誤解等があった場合はお詫びします。

●次世代図書館はどこにある?(NII・大向)
○自己紹介やCiNiiの振り返り
 オープン・コネクト戦略
 WebAPIでのアクセスも"アクセス数"と同数

 「非専門ユーザ」の存在。検索エンジンからの直接アクセスが60%。トップページの存在!? 
 全てのページをトップページに。
○電子書籍が見つからない
 e読書ラボ。「[書名]+電子書籍」で検索しないと出てこない。
○いま・ここ・すべて
 ユーザの動線に沿っているか
 気付く→興味を持つ→検索→使う→シェア

●九州大学附属図書館のディスカバリ・サービス(九大・片岡)
○開発コンセプト
 知識、学術情報を集積
 最新で発展性のあるWebテクノロジー
 学習/研究の情報ニーズに応える
○デモ
 確かに「あたかも一つのサービスのように」見える。
 ほんまにレスポンスが早い。
○九大図書館のカタログを用意した理由

●「電子辞書と電子リソース」と教育・研究とのかかわり(京大・古賀)
○「電子の世界で直感的に示すこと」と「知の構造・蓄積」との関係は?

大向:全文検索の結果をどうならべたらいいか。
   Googleは公式ページをトップに出すとかで、信頼感。
   論文の場合は? メタデータに頼ることになる。
片岡:直感的に見せるという第一歩
古賀:技術だけで解決できるのか。教育の役割も残るのではないか。
岡本:"ググって解決"が悪いと言えるのかという問題。
   変革期に、以前を知っている人たちが懸念を示すということはある。
   どちらが正しかったと検証できないが、そういう懸念を"釣り針"のように垂らしながら進んでいくことも大事ではないか。

大向:資料と人を結ぶこと(手段)が、見えなくなるというジレンマ。
   しかし、見えない=必要ではない ということではない。
片岡:ディスカバリーサービスを作って終わりというつもりはさらさらない。
   図書館という場所にものを集めて提供するという電子版。
   知的好奇心を成長させる手段。Googleだけで? 大学などで勉強する。
   研究成果を見える形にするのは、図書館ができるのではないか。

(討論)
岡本:京大だから、九大だから、という声もあるかもしれないが。
古賀:小さい大学の方がやりやすいと。
片岡:大きい組織だから変わりにくいという状況もある。けれど、自分でちょっとずつ。
   同じ意識のある人が違う大学に点在。同じ意識のある人同志のコミュニティ。
大向:CiNii Books も最初は2人。少しは増えた。
   一方、実際は数人という最小ユニットで動くという面も。
岡本:最後になぜこんな話をしたかと言うと、"いい話を聞いた。けど、ウチでは無理だな"という感想を聞くと少しくらい気持ちになるから。
   ここにいる人も、ステップ・バイ・ステップで進めてきた。規模でエクスキューズしても、何もよくならない。
   昨日の長尾館長の挨拶「自分もがんばるから、若い人たちもあきらめずにがんばってほしい」

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