渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【消えた3兆円】農林中金の総資産が半年で「日本の農業110日分」減る サブプライム証券の評価損

2008年11月27日 18時49分50秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め
 JAグループの「農林中央金庫」(理事長・上野博史元農水事務次官)は27日、2008年9月30日時点の中間決算を発表しましたが、驚くべき数字が出ました。


 なんと連結総資産が

 61兆0855億円(3月末)

  ↓

 58兆1032億円(9月末)

 と、たった半年間で約3兆円(2兆9822億円)が消えて(目減りして)しまいました。

 半分以上は有価証券の評価損で“消え”ました。ファニーメイ、フレディマックの債券を含めて、サブプライム関連商品への過剰な投資(投機?)のツケがきました。これらの資産に限れば、今後の値上がりは絶望的ですし、通期決算で、さらに含み損がでてくる可能性があります。

 このほか連結バランスシートから明らかになったのは、本来業務の「貸出金」の残高、国際的に評価が高い「ワリノー(農林債)」の残高も減っています。金融機関ですから、これらは資産(債権)です。なぜ減ったのかは分かりませんが、これらの資産も海外投資(投機?)の失敗の穴埋めに使われた可能性があります。



 http://www.nochubank.or.jp/pdf_news/n_20081127160252.pdf


 これは「消えた3兆円」事件です。

 日本の農業生産額は年間9兆6000億円です。単純計算で、農林中金はわずか180日間で、日本全国の農家の110日分の稼ぎを消してしまった事になります。農家は農林中金のために110日間無償労働をしたことになります。

 さあ返せ!必ず返せ!3兆円。

 JAが返せなければ、JAとずぶずぶの関係にある自民党が党本部ビルを売り払ってでも弁済すべきです。

政権交代をもっと多くの人に知ってもらいたいと思います。 
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ありがとうございましたm(_ _)m

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