November 26, 2006

学校では教えてくれないエンジニアリング英語 #3: You might want to ...

しばらく間があいてしまいましたが、短いのをいくつかあげていこうかとおもいます。

今回はエンジニアリングに特化したフレーズではないのですが、コードレビューや実装のアイデアを話し合うときなんかによくつかう "You might want to ..." というのを紹介します。

最初 IM で "You might want to ..." といわれたときは直訳して「~ したくなるかも」と受け取っていたのですが、すぐにこれは慣用句で「~するといい」というアドバイスに使うフレーズだということがわかりました。「~するといい」には他にも You'd better ... とかの言い方がありますが、You might want to ... はあまり押し付けがましい感じがしないのでよく使える表現だとおもいます。

例)

You might want to try using strace to figure out what the process is doing when it's stuck in that state. "strace してプロセスがその状態になったときに何をやってるか見てみるといいんじゃないかな。"
You might want to cache the query result here, probably for 3 hours. "このクエリの結果は3時間ぐらいキャッシュしたほうがいいかも。"

今回のフレーズは 高林さん と IM していて思いつきました。「こういうときはどういうの?」とか「このフレーズを紹介して!」というのがあったらぜひコメントや Email でお知らせください。

Posted by miyagawa at November 26, 2006 02:51 PM | Permalink | Comments (4) | TrackBack(0)
Comments

>「~するといい」には他にも You'd better ... とか
これって有名な間違いで、「~するといい」のつもりで使うと大恥をかくそうです。実際には「~するといい」というよりは「~しなさい!」とか「~しないと、どうなっても知らないよ」みたいな強い表現で、使う相手によっては失礼にもなり、あまり普通に使えるものではありません。
そう言えば、これも「学校では教えてくれない英語」でしたね。

Posted by: とおりすがり on November 27, 2006 03:28 PM

私も外国人とソフトウェア開発の仕事していますが、私が使って便利だな、と思っている単語は "guy" です。例えば、変数や関数などを指すときに、"this variable" や "this function" などと言わずに "this guy" という風に言います。日本語では、"こいつ" みたいな感覚です。例えば、"what is this guy doing?" とソースコード上の変数や関数を指しながら言うことができます。まぁ、ソフトウェアでなくてもいいんですが。

Posted by: ck on November 29, 2006 02:29 AM

何よりもメリケン人はmightとかwouldとか婉曲表現を使いまくるというのが新鮮でしたな。メリケン人のイメージって、がんがんストレートに議論しまくるのかと思ってたら、けっこうナイーブ。。。じゃなくてセンシティブか。うーん英語むずい。

Posted by: kenn on November 30, 2006 09:59 AM

あと "You might want to ..." と同じように何かできそうなことを示唆するときには、"The other thing you could do is ..." という表現も便利だと思います。you を we に変えれば、こういうことも我々はできるのではないか、というような感じで話をすることができると思います。

Posted by: ck on December 14, 2006 12:16 AM
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