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【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ) 単行本 – 2017/1/12
購入オプションとあわせ買い
・史上最高レベルの医療本格ミステリー。こんなとんでもない謎を正面に掲げるとは前代未聞、大胆不敵。(大森望)
・まったく見当のつかない真相。謎の設定がとにかく素晴らしい。(香山二三郎)
・最前線でがん治療に当たる医療現場が抱える今日的問題をテーマに、圧倒的ディテールで描く医学ミステリー。(茶木則雄)
・この小説の「売り」は「がん消失」の驚くべき企みとその真相だ。(吉野仁)
日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。
夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、
それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。
不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。
一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。
その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。
がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2017/1/12
- 寸法13 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104800265657
- ISBN-13978-4800265654
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
がん消滅の罠ー完全寛解の謎 [著]岩木一麻
苦痛さえコントロールできるなら、がんが一番いい死に方だといわれる。余命を宣告されてから死ぬまでの間に、いろいろと準備できるからだ。もっとも、だからといって、発がん性物質をもりもり食べる気にはならない。やっぱり、がんにはなりたくない。
がんで余命宣告を受けた時点でお金が支払われる生命保険がある。では、余命宣告を受けた後で、がんが治ってしまったらどうなるのか。岩木一麻『がん消滅の罠』は、そんな「もしも」を題材にしたミステリーである。
余命半年と宣告された患者の病巣が、生前給付金を受け取った直後に消えてしまう。それだけなら喜ぶべきことだが、連続して4人もとなるとおかしい。たんなる偶然か、それとも新手の保険金詐欺なのか? 患者を担当した医師・夏目と、友人でがん研究者の羽島が謎に挑む。
浮かび上がってきたのは、政財官界のセレブたちが治療を受ける怪しい病院の存在だ。しかし、がんを治したり再発させたり、そんなことが自由にコントロールできるのか。誰が? 何のために? 謎は深まるばかりである。
本作の魅力は、がん治療とトリックとをうまく結びつけたところにある。医療ミステリーであると同時に、謎解きを楽しむ本格ミステリーでもある。がんとは何か、転移や治療法などについても、登場人物の会話というかたちで解説される。最後の最後まで読者を安心させない。
第15回「このミステリーがすごい! 」大賞受賞作。この賞からは、医療ミステリーの旗手、海堂尊がデビューしている。新たなスターの誕生を歓迎したい。
評者:永江朗
(週刊朝日 掲載)著者について
1976年、埼玉県生まれ。2016年現在は千葉県在住。神戸大学大学院自然科学研究科修了。国立がん研究センター、放射線医学総合研究所で研究に従事。現在、医療系出版社に勤務。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2017/1/12)
- 発売日 : 2017/1/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4800265657
- ISBN-13 : 978-4800265654
- 寸法 : 13 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 210,204位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,217位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 読み応えがありながら読みやすいと好評です。文章のテンポも良く、淡々と進む展開も面白いと感じています。また、医学ミステリーとして傑作だと評価されており、正確な医学的知識を持つ作者ならではのストーリー展開が話題となっています。医療関係についても詳しく書かれており、著者のサービス精神が溢れている本格的医療ミステリーだと評価されています。一方で、展開については不満の声が多くあります。謎解きが雑で説明的で味気ない文章が多いという指摘もあります。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説について、読み応えがありながら読みやすいと評価しています。文章のテンポが良く、淡々と読んでも終盤は怒濤の展開だと感じています。専門用語も分かりやすく書かれているため、生物の知識がある方でも読むことができるようです。一方で、クライマックスの完全寛解の謎が解ける点や、淡々と読んだものの最後まで一気に読めたという意見もあります。
"...海棠尊さんの「チーム・バチスタ」シリーズも面白いけれど、こちらはそれよりかなり読みやすく、会話が多くとっつきやすい。 だけどもちろん専門知識もバッチリで、読んでいるうちにがんについて詳しくなれたような気がします。..." もっと読む
"読みやすいが説明的で味気ない文章。人物描写も生きた存在感をおぼえるほどのキャラ立ちがない。病院や飲食店での医学的議論に終始する物語展開も平板で、新人作品にありがちな小説としての奥行きの物足りなさは否めない。..." もっと読む
"文章自体は大変読みやすいですが、同じような内容が何度も出てきます。 ミステリーですが…最後に納得できる感じでもなく… 新聞広告でみて、面白そうだと思ったのですが普通です..." もっと読む
"かつて医療に従事したことのある作者ならではの知識と視点から書かれた医療ミステリーはさすが読みごたえがありました。ただ血沸き肉踊る展開…ではなく、静かに淡々と謎が深まっていく感じは評価が分かれる所かも知れません。中盤過ぎまでは静かに話は進みますが、終盤は一気に話が展開し、ラストには「そういうことか!」..." もっと読む
お客様はこの医療ミステリーについて、以下のように評価しています: おもしろいと感じており、ドラマ化しても面白そうだという意見が多くあります。また、読者に勉強になったという声もあります。一方で、最初の謎解きがワクワクし、幾重にもほどこされた意外性のあるミステリとしての仕掛けも面白いと好評です。ガン治療に関する最新の医療に関する情報小説としても興味深い内容だと感じているようです。
"...しかし、不可能性にみちた大胆な謎の提示や、幾重にもほどこされた意外性のあるミステリとしての仕掛けはとても面白く、またガン治療などの最新の医療に関する情報小説としても興味深く読めた。手にとって損をしたとは思わなかったが、長所と短所をハカリにかけて、文庫本でもよかったかな…、というのが正直なところ。" もっと読む
"...今後の洗練に期待したいです。 ドラマ化しても面白そう!" もっと読む
"...しかも海堂先生と同じ放射線医学総合研究所出身。 滅多に単行本の新刊なんて買わないのに我慢できなかった1冊 面白かったです。勉強になりました。 しかし海堂先生のプロフィール見たらまだ放医研辞めてなかったのね。 本書いてないで仕事しなさい!笑" もっと読む
"読みやすく、ちょっとドラマっぽくて一気に最後まで読めました。専門用語もちゃんと分かりやすく書かれていると思いますが多少生物の知識があった方が読みやすいのかもしれません。 ミステリーだけど、がんとか医療的なことについて、ふーんとかへーっとか知ることも多かったです。 おすすめです。" もっと読む
お客様はこの医学ミステリーを傑作として評価しています。正確な医学的知識を持ち、医療関係についても詳しく書かれていると好評です。また、著者のサービス精神が溢れている本格的医療ミステリーで、がんの治療方法や医療関係について大変勉強になったという声もあります。一方で、内容が不満足な部分も指摘されています。
"...だけどもちろん専門知識もバッチリで、読んでいるうちにがんについて詳しくなれたような気がします。 序章の簡単なトリックから、10年前の師弟関係の話など、読み始めてすぐに引き込ませてもらえました。 何より本筋のミステリが最高です。タイトルの通り「がん消滅の罠」。..." もっと読む
"2017年1月の本レビュー執筆時、「このミステリーがすごい!」大賞の最新の受賞作である本作品は、医学ミステリの傑作と呼んで差し支えないくらいの衝撃作です。 本作品の最大の謎は、「治る見込みのないがんが消失してしまう」というもの。..." もっと読む
"タネが明かされそうで明かされない、よい意味での「裏切り」の連続に、ぐいぐい引き込まれて最後まで一気に読みました。正確な医学的知識を持つ作者ならではのストーリー展開にも脱帽。..." もっと読む
"...キレイに憑き物が落とされたような結末に、なるほど!とすっきりする反面、背筋がぞわっとしちゃいました。とにかく斬新な本格ミステリー小説。..." もっと読む
お客様は、この小説のトリックについて高く評価しています。奇抜でリアリティを感じないが、SF的だと感じています。
"...こんなに都合よくがんがコントロールできるわけがないと感じましたが、トリックそのものは筋が通っていて、なるほど!と思わせられました。" もっと読む
"トリックは奇抜だが、リアリティを感じない。素人には分からないが、有り得ない展開でSF的。 医療ドラマなのに飲食店での会話がメインで、何を食ったとかどうでもいい記述が多く、無駄に長い。 真犯人の動機も希薄で、全体に平坦。 題名も平凡で何のひねりもない。..." もっと読む
"このトリックはすごい!..." もっと読む
お客様はこの作品のリアリティを高く評価しています。この技術が本当に実現出来たら混乱しそうという印象があり、美しささえ感じると感じています。登場人物のすじの通った純粋さにも感動したようです。
"...がん消滅のメカニズム(トリック)よりも、後半一気に明らかになる人間関係の愛憎、怨念、しがらみ、そして何より大なる目的をなしとげるまでの登場人物のすじの通った純粋さ(そのために犠牲になった哀れな登場人物に関する描写はあまりにあっさりしてて気の毒だった)のほうがむしろトリッキー。..." もっと読む
"...結果、疑惑の保険金、それ以外も加わっててんこもりな話でした。 この技術が本当に実現出来たら混乱しそう! と思えるリアリティがよかった。 これが最初の作品とは思えない。" もっと読む
"...それらが最後の章で一気にほどけていく読み手の快感! そして、ガンが消滅する「罠」、それが消滅する謎解きはすごいの一言。美しささえ感じる。 さらに、最後の最後に待ち受けている衝撃。 読み終わってすぐに、もう一度読み直さなければ!と思わせられてしまった。..." もっと読む
お客様はこの作品のミステリーについて非常に高く評価しています。この謎がすごいと感じており、著者の能力の高さも指摘されています。
"...病院や飲食店での医学的議論に終始する物語展開も平板で、新人作品にありがちな小説としての奥行きの物足りなさは否めない。しかし、不可能性にみちた大胆な謎の提示や、幾重にもほどこされた意外性のあるミステリとしての仕掛けはとても面白く、またガン治療などの最新の医療に関する情報小説としても興味深く読めた。..." もっと読む
"...本作品の最大の謎は、「治る見込みのないがんが消失してしまう」というもの。 何と、大胆な謎の設定でしょう。 保険会社に勤める森川は、世にも不思議な「活人事件」に4件も遭遇していた。..." もっと読む
"...それらが最後の章で一気にほどけていく読み手の快感! そして、ガンが消滅する「罠」、それが消滅する謎解きはすごいの一言。美しささえ感じる。 さらに、最後の最後に待ち受けている衝撃。 読み終わってすぐに、もう一度読み直さなければ!と思わせられてしまった。..." もっと読む
お客様はこの小説の謎解きについて不満を感じています。謎解きが雑で、説明的で味気ない文章だと指摘しています。また、医療ドラマでありながら飲食店での会話がメインで、無駄に長いと感じています。
"読みやすいが説明的で味気ない文章。人物描写も生きた存在感をおぼえるほどのキャラ立ちがない。病院や飲食店での医学的議論に終始する物語展開も平板で、新人作品にありがちな小説としての奥行きの物足りなさは否めない。..." もっと読む
"トリックは奇抜だが、リアリティを感じない。素人には分からないが、有り得ない展開でSF的。 医療ドラマなのに飲食店での会話がメインで、何を食ったとかどうでもいい記述が多く、無駄に長い。 真犯人の動機も希薄で、全体に平坦。 題名も平凡で何のひねりもない。..." もっと読む
"...最初の謎解きはワクワクするし、私にとっては文章のテンポよく一気に読み進めたのですが、クライマックスの「完全寛解の謎」が解けるところが「説明文」みたいで・・・映画で言えば登場人物が急にセリフを「棒読み」している感じ。小説ではなく学術書を読ませられている感じでがっかりしました。..." もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2017年1月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入このミス大賞は当たり外れが激しいと勝手に思っているのですが、この作品は大当たりでした。
海棠尊さんの「チーム・バチスタ」シリーズも面白いけれど、こちらはそれよりかなり読みやすく、会話が多くとっつきやすい。
だけどもちろん専門知識もバッチリで、読んでいるうちにがんについて詳しくなれたような気がします。
序章の簡単なトリックから、10年前の師弟関係の話など、読み始めてすぐに引き込ませてもらえました。
何より本筋のミステリが最高です。タイトルの通り「がん消滅の罠」。面白かったーーー。
きちんと最後の一行で締めてくれたり、読者に対してサービス精神旺盛。こういう作家さん、好きです!
タイトルにもっとインパクトあるの持ってきて欲しかった気もします。これだと小説というよりノンフィクションかなって一瞬思ってしまったので。せっかくの名作だからこそ、素敵な印象に残るタイトルにして欲しかった〜!
- 2017年2月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入読みやすいが説明的で味気ない文章。人物描写も生きた存在感をおぼえるほどのキャラ立ちがない。病院や飲食店での医学的議論に終始する物語展開も平板で、新人作品にありがちな小説としての奥行きの物足りなさは否めない。しかし、不可能性にみちた大胆な謎の提示や、幾重にもほどこされた意外性のあるミステリとしての仕掛けはとても面白く、またガン治療などの最新の医療に関する情報小説としても興味深く読めた。手にとって損をしたとは思わなかったが、長所と短所をハカリにかけて、文庫本でもよかったかな…、というのが正直なところ。
- 2017年3月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入文章自体は大変読みやすいですが、同じような内容が何度も出てきます。
ミステリーですが…最後に納得できる感じでもなく…
新聞広告でみて、面白そうだと思ったのですが普通です(^^;
- 2017年2月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入2017年1月の本レビュー執筆時、「このミステリーがすごい!」大賞の最新の受賞作である本作品は、医学ミステリの傑作と呼んで差し支えないくらいの衝撃作です。
本作品の最大の謎は、「治る見込みのないがんが消失してしまう」というもの。
何と、大胆な謎の設定でしょう。
保険会社に勤める森川は、世にも不思議な「活人事件」に4件も遭遇していた。
いずれも、保険加入後、それほど経っていないうちに、進行がんが発見され、余命宣告を受けてしまう。
これに対し、生前給付として、数千万円を支払ったとたん、がんが消失し、完全寛解してしまったのだ。
森川の学生時代からの知り合いであった、下島と夏目の二人の医師は、森川の報告を受けて、この不可解な謎を解明するため、調査を進めるが…。
物語は、この調査と並行して、早期がんの発見に優れているだけでなく、再発した場合も、独自の治療方法で治癒させてしまうと噂される、ある民間病院の存在が描かれる。
いずれも、どうして完治が困難な進行がんを消失させることが可能なのか、という謎が浮かび上がってくる…。
正直なところ、物語の筋立てとしては、起伏に乏しく、やや説明調なところは、小説的な面白みをもっと追求してもよいように感じました。
しかし、そうした欠点を補って余るほど、がん消失という大きな謎を、豊富な医学的知見をベースに、専門的な知識のない人間が読んでも、なるほどと納得できるようなトリックで解明している点は、高く評価されて然るべきでしょう。
とてつもなく大きな謎と、その真相として暴かれる驚愕のトリックとは?
このトリック、その内容を知った瞬間、もしかして、実現可能なのでは、と思わせてしまうところが、すごい。
何はともあれ、一気読み必至の作品であることは間違いないと思います。
すべてのミステリ好きに、大いにオススメできる快作です。
- 2017年3月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入素材と調味料はそこそこ良いが、料理人の腕が
伴っていない残念な作品
メリハリのない文章、平板な人物造形、ハッキリ
言って習作レベルで読んでいて苦痛でした
作為的にばら撒いた伏線を一応はキッチリとすべて
回収したので☆ひとつサービスします
- 2017年1月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入タネが明かされそうで明かされない、よい意味での「裏切り」の連続に、ぐいぐい引き込まれて最後まで一気に読みました。正確な医学的知識を持つ作者ならではのストーリー展開にも脱帽。語り手の視点がくるくる変わるので、たまに復習が必要になったり、脇役の、特に女性陣の描かれ方が少し粗い気もしたり、など細かいところはあるのですが、デビュー作ということですし、逆に新人らしい瑞々しさなのかもしれません。今後の洗練に期待したいです。
ドラマ化しても面白そう!
- 2017年1月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入がんのミステリー作品。と訊いて感じた最大の謎は作品とは別のところにあることに気付いたのでそれをお伝えします。
医者。高額所得高安定職業のはずですね。
なのに何故闇の中をさまようような作家の道にわざわざ来たのか?
これがまったく理解できない大いなるナゾです。
ひょっとしたら痴漢でもやらかして捕まったのか?
それで医学界から追放されたのか?
それともよほど志が高くて医者なんかやってられるか!と飛び出したか?
ただ後者だとすれば表現があまりにもお粗末過ぎて作家生活は無理そう。
他に書ける事無さそう。。。
では、何故この人は小説を書いたのか?
内容は読み終わってしまえば常識程度。医者なら誰でも知っているはずのこと。
高額賞金目当てなら医者の方が確実。
やはり何かやらかして医者が出来ないとしか思えない。
プロフィールを見ると、がんセンター職員で現在は医学系出版社勤務とある。
ええっ!今一番不況の出版社で働いている?
やっぱりおかしい!
なんで安定高収入から遠いところを君はなぜ目指すのか?
謎は深まるばかりであった。
- 2017年1月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入ネタバレは書けませんが、根幹となるがん消滅のメカニズム(トリック)よりも、後半一気に明らかになる人間関係の愛憎、怨念、しがらみ、そして何より大なる目的をなしとげるまでの登場人物のすじの通った純粋さ(そのために犠牲になった哀れな登場人物に関する描写はあまりにあっさりしてて気の毒だった)のほうがむしろトリッキー。
キレイに憑き物が落とされたような結末に、なるほど!とすっきりする反面、背筋がぞわっとしちゃいました。とにかく斬新な本格ミステリー小説。
正直医療行為に関してはこちらは素人で知識もないし、新薬開発のためなどで患者がある程度実験材料になるのは仕方ないだろうとも思うので、裏でどんな奇抜な仕掛け(治療)が施されていてもそんなに驚かないというか、、、そういうものかなと思ってしまう。実際身近に進行ガンから生還した夫もおりますのでね!サイボーグになろうが生きていてくれたほうがうれしいのは家族としては当然の感情です。