この本は、いわゆる「ボードゲームカタログ本」ではありません。仲間内で遊ぶ為の「面白いボードゲーム」を探しているならば、すごろくやさん監修の、その名も「ボードゲームカタログ」を購入した方がよいでしょう。
そうではなく、ドイツ製を初めとする現代のボードゲームにまつわるうんちく話、くだらないゲームの話、歴史の話など、とにかくボードゲームの話に飢えているんだ、という生粋のマニア、もしくはそんな世界に興味のあるマニア候補生には、うってつけの本と言えます。
マニアックなカテゴライズがされた各種ボードゲーム紹介も読み応えがありましたが、むしろそれよりも、コラムで語られる様々なうんちく話が、最近ボードゲームにハマったばかりの私には大いに楽しめました。
ボードゲームに人生までどっぷり浸かってしまった著者が、同じような同好の士に向けて優しく語りかけてくれる、日本のボードゲーム史に残る名作と言えるでしょう。
巻末についている「レベル別お勧めボードゲーム」リストが、意外にもお役立ちそうです。