9月3日(水)、後楽園ホールにて開催される「TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ」に関する記者会見がさる7月3日、鈴木みのる選手&石原真マネジャー出席のもとおこなわれました。その中で髙山善廣選手の近況が報告されたのですが、それを聞いて思ったのは現在の帝王にとってのプロレスが、日々の中でちゃんと“楽しみ”になっているなということでした。
この8年4ヵ月間、リングに上がれぬ無念さや日々と向き合う中でプロレスを視界に入れたくなくなった時期もありましたが、今年に入り公式YouTube chを開設し、積極的に更新するなどより発信へのモチベーションが高まっています。会見冒頭、石原マネジャーから驚くべき進展が聞かれました。
「ケガしてからも、髙山のアメブロさんの方で近況などは報告させていただいているんですけど、最近の髙山が写っていたり、何か映画を見にいったよとか今、髙山が自分で打っています。頭にポインターみたいなものをつけて、首を動かしながら、すごいゆっくり、けっこう長文なんですけど。今日も僕に『ブログ上げて』っていう長文が朝から来たんですけど看護師さん、介護の方に言わせると相当な時間はかかるみたいなんですけど、自分でYouTubeを始めたりその環境だったりする中で、今まで僕だったり奥様だったりが病室で本人が喋ったことを文字で起こして『これでいい?』っていう感じで上げていたんですけど、自分でそれも時間かかってもやるという」
時間がかかり、そのつど大変ながらも自分で書こうとする意志。そしてそれが可能なまでに回復している事実。やはり昨年の「TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅲ」で7年4ヵ月ぶりにリングへ上がり、鈴木みのると対戦したことは髙山選手にとって自身を突き動かすとてつもないパワーになったのだと思われます。
それにともない、持ち前の“プロレス頭”も冴え渡ってきたのでしょう。発表されたメインイベントの試合形式が、また帝王らしい見る側の目線と遊び心を感じさせるものでした。一般論でいけば鈴木みのる&柴田勝頼vs丸藤正道&KENTAとなるところでしょうが、それ以外の組み合わせも見てみたい。そうしたファン心理をそのまま“企画”にし、提供するあたりは名プロデューサーです。それこぞタッグマッチとは限らず、鈴木vs丸藤&KENTA&柴田のハンディ戦にすることも髙山善廣ならば大いに考えられます。今大会のサブタイトルは「STRIKE BACK」…帝王はどんな逆襲をするつもりなのか。
「皆様こんにちは。今年も会場にいきます! 今年はリング上で誰かさんに、いじめられないように気をつけます!」
席上で読み上げられた髙山選手のコメントからも、前向きなメンタルにあるのがうかがえました。何より、現時点で「メインは俺、解説でしょ」とABEMA生中継の放送席にやってきてライブで語る気満々なのが嬉しかったです。日本テレビのプロレスリング・ノア中継などで人気だった帝王節が復活するとあればファンも喜びますし、前回までEMPIRE中継の実況をやらせていただいている身としては、隣に髙山選手が座って一緒に喋ることができたらニコニコプロレスチャンネル「ニコプロ一週間」で共演していた時以来となり、私にとっての悲願でもありました。
現時点で今年も自分が実況をやるのかは未定ですが、石原さんから「健さんと、と言っていました」と聞かされましたので、8年4ヵ月ぶりの“ニコイチ・ワンナイトスタンド”をぜひ実現させたいです。まずは当日、帝王が問題なく会場へ来られる体調になることを全力で祈ります。
▲4度目の開催ということで、このポーズ
『髙山善廣評伝 ノーフィアー』も発刊から4ヵ月になろうとしています。この間、多くの方々にご購入、発信していただきました。心より御礼を申し上げます。また、各メディア様のご厚意により著者インタビューも掲載していただいております。いずれも帝王に対し強い思い入れを持ち、支援活動も続けていただいている聞き手の方々に取材していただきましたので、濃密なものとなっています。これらを読んで感じるものがございましたら、ぜひご購入ください。本書の売り上げの一部はTAKAYAMANIAに寄付されますので、ご購入いただくことが髙山選手への支援となります。
【ダ・ヴィンチWeb】聞き手:尾崎ムギ子
“プロレス界の帝王”がリングを降りた日から8年――試合で重傷、リハビリの日々を過ごす髙山善廣を<物語>に刻む『NO FEAR』誕生秘話
【ウェブマガジンVITUP!】聞き手:佐久間一彦
あの事故から8年…“帝王”たる所以を知る一冊「髙山善廣評伝 NO FEAR」著者に聞く
「髙山善廣評伝 NO FEAR」著者が語る“プロレス界の帝王”の人を惹きつける絶大なパワー
【カクトウログ】
ノシ歩いたはずなのに信用を得た男 髙山善廣評伝著者インタビュー前編
曲別DL時代にアルバムを聞く意味 髙山善廣評伝著者インタビュー後編
今年もあの特別な空間が現出します。本日6日よりチケット販売開始となりましたので髙山善廣とともにプロレスを楽しみ、他に比類なき場を共有してください。
髙山善廣支援プロレスイベント第4弾「TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ-STRIKE BACK-」
★9月3日(水)東京・後楽園ホール(17:30開場/18:30開始)
〔メインイベント〕出場選手:鈴木みのる、柴田勝頼、丸藤正道、KENTA(組み合わせは当日、髙山の独断で決定)
〔入場料金〕スペシャルリングサイド22000円、特別リングサイド12000円、リングサイド8000円、指定席6000円、車椅子シート7500円
※消費税込み。全席指定。当日は車椅子シート以外すべて1000円増し
〔発売場所〕
ローソンチケット https://l-tike.com/search/?lcd=39620
パイルドライバー原宿(TEL03-6712-5171)
後楽園ホール(TEL03-5800-9999)
※パイルドライバーと後楽園ホールは座席が選べます
〔支援グッズ購入サイト〕https://takayamania.buyshop.jp/
・リングで参加選手と記念撮影できる権
・コーナーマット広告1対
・メインイベント ネーミングライツ&花束贈呈できる権
・セミファイナル ネーミングライツ&花束贈呈できる権
・参加選手サイン入りパンフレット
・大会パンフレットに名前を載せる権
〔主催〕株式会社髙山堂/TAKAYAMANIA実行委員会
〔運営〕株式会社マリブ
〔中継〕インターネット放送ABEMAにて無料生放送予定。中継ゲスト解説:山崎一夫、小橋建太、髙木三四郎、里村明衣子