暑い日が続く季節になりました。夜になっても暑さが抜けない熱帯夜や、屋外と屋内の気温差が大きくなり、だるさが抜けなくなっている人も多いのではないでしょうか。その原因は自律神経のバランスが乱れているからかも。今回は、“暑いけど寒い”夏を乗り切る自律神経のととのえかたについて紹介します。
自律神経が乱れると不調が…。からだのサインを知ろう
「熱帯夜でよく眠れない」「1日のなかで暑さや寒さがなんども繰り返されていて、からだがつらい、だるい」など、心身ともにストレスがかかりつづけると自律神経に悪影響を及ぼします。
寝不足が続いたりストレスがかかったりすると、自律神経をコントロールしている脳の視床下部がダメージを受け、自律神経の働きが不安定になります。自律神経のバランスが乱れてしまうと、ほてりや不眠、疲れなどさまざまな不調が現れ、発汗や体温調節にも影響がでて悪循環になるのです。
乱れてしまった自律神経をととのえる方法はいくつかありますが、まずは日頃の生活習慣を見直してみてください。
・夜は早めに休む
・起床時間はだいたい同じくらいの時間帯にする
・朝日を浴びる
・朝食をとる
・適度な運動
など、規律正しい生活を送ってみましょう。とくに交感神経を高ぶらせる睡眠不足は、大敵です。些細なことでもイライラしやすくなってしまうので、寝苦しい熱帯夜にはエアコンに頼ったり体温調節しやすいナイトウェアを着たり、良質な睡眠をなるべくとれるような工夫を心掛けましょう。
参考:
高尾 美穂著『女性ホルモンにいいこと大全 オトナ女子をラクにする 心とからだの本』 (扶桑社BOOKS)
高尾 美穂著『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)
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