今後、あなたやあなたのパートナーの人生には、女性ホルモンの影響でいくつかの不調の山があります。女性特有の不調はホルモンの変調のタイミングで訪れます。あらかじめわかっていれば、落ち着いて対処できます。

産婦人科医・高尾美穂先生は「ざっくり３つのポイントがある」といっています。なぜそうなるのか？についても解説しています。

１．生理前（特に10代から20代）
２．妊娠中から産後（特に20代から30代）
３．更年期（特に40代から50代）

この3つのタイミングで、女性は不調を感じやすいのです。気持ちが落ち込んだり、イライラしたりするときに「もしかしてホルモンのせい……？」と考える選択肢も持っておくとよいかもしれません。

女性ホルモンには、周期的に月経を起こすほかにも、バストに張りをもたらしたり骨粗しょう症を防ぐなどの働きがあります。

一方で初経年齢が低すぎたり、閉経が遅かったりと女性ホルモンから長く影響を受けることで、乳がんなどの発症リスクが高まります。

乳腺科/婦人科医・島田菜穂子先生が、女性ホルモンによってもたらされるメリットやデメリットについて解説します。

10歳前後で女性ホルモンが大量に分泌されることで、乳房やヒップのサイズが大きくなったり丸みを帯び、初経がはじまります。そのころから女性のからだは一生でどのような変化をするのでしょうか？

1964年の設立以来、女性のからだの計測調査を継続している「ワコール人間科学研究開発センターが」が、年齢にともなう乳房とヒップの形の変化と「全ての人が加齢によって同じ順序で体型変化していく」という事実も発表しています。

一方で、乳房の下垂やヒップのたわみなどの体型のエイジングが少ない人の生活習慣なども発表していますので、チェックしてみてください。

婦人科医・松村圭子先生によると「女性ホルモンのひとつである『エストロゲン』は肌のキメを整えたり、潤いを保つ働きがあり、まさにただで使える「天然の美容液」なのだとか。

女性ホルモンが順調に分泌されるためには、自律神経が乱れない生活が大切です。たとえば、リモートワークで仕事がだらだらと続いてしまうような生活はどうでしょう？