トヨタグループのIT技術の向上へ、
最先端をいち早くキャッチアップ。
トヨタグループのIT会社として、かつてないスピードで進化をつづける技術を社内に、グループ各社に伝えていくのもトヨタシステムズの重要な役割です。
東京では毎日60以上の勉強会や、モーニングピッチや展示会など、最新技術に触れる機会があり、ブロックチェーン、AI、IoT、モビリティなどを中心に情報収集を行っています。課題を持ちながら、新技術をどう活用できるかをイメージし、事前検証までを行い、実務レベルに活用できるように伝えることで、グループに新たな風を吹き込みます。
コースに侵入する不審物をAIと
画像認識で検知。
テストコースの安全性を高める。
トヨタシステムズでは数年後の実用化を目指す技術の研究にも取組んでおり、近年ではAIや画像認識に注力しています。その技術を駆使し、世界に先駆けて開発、実用化されたのが、テストコース上の不審物検知システムです。
既存設備に接続して、カメラの画像からリアルタイムでコースを監視。そして、画像認識技術で動きを捉え、AI技術によりクルマか動物かを判断します。草木の揺れなどでの誤作動を起こすことなく、侵入した動物のみに反応し、遠方の小さな変化も的確に捉えることが可能です。シカなどの動物との接触を回避することで、安全を確保するとともに、試験車やコースが使えなくなることによる損失の発生を事前に防止します。
トヨタ自動車の技術開発賞という高い評価をいただくこともできました。このAIと画像認識の技術を応用した、新たな技術開発にも取組んでいます。