2013年10月28日に米津玄師さんがハチ名義で発表したVOCALOID楽曲「ドーナツホール」。11年の時を経て、ハチ(米津玄師)さんが新たにイラストを描き起こし、その原画をもとに制作されたフルアニメーションのミュージックビデオ(MV)が、2024年9月30日に発表されました。

 新たに制作されたのは、米津さんが「LOST CORNER」でも打ち立てたキーワード「壊れていても構いません」を軸に、廃品回収業を営むGUMI、初音ミク、巡音ルカ、鏡音リンの4人が登場するというストーリー仕立ての映像です。

 一ファンとしての感想ですが、今の時代に米津さんのハチ名義を見るとは思ってもみませんでした。YouTubeやニコニコ動画に投稿されたMVの概要欄にある「どうもハチです。」という一言に、一種の郷愁さえ覚えます。

 私が米津さん(ハチ)を知ったきっかけは「パンダヒーロー」(2011年)でしたが、時系列的にはすでにシンガー・ソングライターとしての米津さんの1stアルバム「diorama」(2012年リリース)が発売されていました…