目的別!おすすめのWebデザイン資格14選【取得難易度&勉強法まとめ】

この記事では目的別に、WebデザイナーへおすすめのWebデザイン資格を紹介します。

Webデザイナーになるのに資格は必要?
どの資格が役立つんだろう?

Webデザイナーを目指すにあたって、資格を取得すべきか判断できない人は多いですよね。

就業や副業など、目的ごとに役立つ資格は異なります。そのため、難易度や取得する利点などを確認しないまま勉強を始めては、取るまでにかかるお金や時間を無駄にしかねません。

そこで本記事では次の目的別に、おすすめのWebデザイン資格を紹介します。

各資格の特徴や難易度・勉強方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • Webデザイン資格はスキルの証明に役立つ
  • 就職や副業など目的に応じて資格を選ぶ
  • 資格の勉強方法は自分に合ったものを選ぼう

なお、Webデザインを習得して転職や副業・フリーランスを目指したい人は、ぜひ「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役Webデザイナーと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。

「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なくWebデザイナーへの転職や副業収入の獲得が実現できますよ。

\ オンラインで相談可能 /

目次

Webデザインの資格取得はスキル証明に役立つ

Webデザインの資格はWebデザイナーへの就業や副業での案件獲得時など、あらゆる場面におけるスキル証明に役立ちます。

とくに未経験者や実務経験が少ない人にとっては、「基礎的な知識や技術を持っている」ことを示す客観的な指標となり、クライアントや採用担当者からの信頼を得やすくなります。Webデザインの知識がない発注者にとっては、資格の有無がデザイナーのスキルを判断する一つの基準となることもあるでしょう。

また、資格取得の過程でHTMLCSS、デザイン理論などを学べるため、実務スキルを向上させることも可能です。

例えば、初心者向けの「Webクリエイター能力認定試験」や、より実践的な「ウェブデザイン技能検定」などは、Webデザイナーとしての基礎を固めるのに適しています。

さらに、取得した資格はポートフォリオや履歴書に記載することで、自身の市場価値を高められます。資格を活かして案件を獲得し、実務経験を積むことで、より高単価な仕事へとステップアップすることも可能です。

なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。

かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。

自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。

\ 5つの質問に答えるだけ /

【Webデザイナーへの就職/転職】に役立つWebデザイン資格おすすめ6選

ここではWebデザイナーへの就職・転職におすすめの資格を、厳選して6つ紹介します。

就職や転職には国家試験や比較的難易度の高い資格を取得した方が権威性が高く、評価される傾向にあります。

ウェブデザイン技能検定

おすすめポイント
  • 国家資格を取得したい人
  • 基礎から学びたい初心者
  • 公的な認定資格を取得したい人
資格の種類国家資格
取得する利点・国家資格である
・3級は実務経験がなくても合格を目指せる
・取得すると「ウェブデザイン技能士」を名乗れる
有効期限実技試験の日が学科試験の合格日より2年以内
受験料1級
学科:8,000円
実技(ペーパー実技含む)2万5,000円
2級学科:7,000円
実技:1万6,000円/7,000円(25歳未満の在職者)
3級
学科:6,000円
実技:8,000円/3,000円(25歳未満の在職者)
試験日2025年分未定
受験方法1級:学科、実技、ペーパー実技
2級:学科、実技
3級:学科、実技

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

ウェブデザイン技能検定は、インターネットスキル認定普及協会が主催する国家資格試験です。レベル別に1~3級に分かれており、3級は実務経験がなくても合格を目指せる初心者向けの内容です。

国家資格で信頼性も高く、未経験からでも合格を目指せるので、これからWebデザイナーを目指す人は積極的に取得したい資格でしょう。

取得者からは「日々の実務と通じる部分があった」といった声もありました。

また、ウェブデザイン技能検定は知的財産権など法律の知識やWebサイトの運用に関する知識も得られます。そのため、Webデザイン業務以外にもさまざまな仕事をしたい人におすすめです。

Webクリエイター能力認定試験

おすすめポイント
  • WebデザイナーやWebクリエイターのスピードとクオリティの証明をしたい人
  • Webサイト制作について学んでいる人
  • これからWeb業界でのキャリアをスタートさせたい人
資格の種類民間資格
取得する利点・ベーシックとエキスパートの2種類がある
・トライアルサイトで実践的な業務が行える
有効期限資格取得から2年間
受験料ベーシック:5,600円
エキスパート:6,700円
試験日前期:2024年7月14日(日)
後期:2024年11月24日(日)
受験方法・インターネットで申し込む
・郵便局の「払込取扱票」を使用して郵便局から申し込む

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

Webクリエイター能力認定試験は、株式会社サーティファイが主催する資格試験です。世界的な標準化を図るW3Cに準拠したマークアップスキルに関する知識を求められます。種類は難易度が異なる「エキスパート」「スタンダード」の2つです。

年間受験者数は1万5,000人以上とWeb業界の中でも人気の高い資格です。

取得者からは資格取得が自信につながったとの声もあるので、自分の力量を試すのにもおすすめです。

事実、Webクリエイター能力認定試験はIT技術の標準化を推進する団体「W3C」に準拠した内容となっているので、確かな技術力を証明するのにも役立ちます。
Webサイトを効率的に作成するためのワークフローが身につくので、Webデザインを仕事とする人であれば取得しておいて損はないといえます。

ITパスポート

おすすめポイント
  • ITの基礎を学びたい人
  • デザイン以外の知識も身につけておきたい人
資格の種類国家資格
取得する利点・国家資格で高い認知度がある
・IT全体を俯瞰で理解できる
・他の専門スキルの足がかりになる
有効期限期限なし
受験料7,500円
試験日随時
受験方法・公式サイトで受験申込
・試験会場と日時を選択して当日受験

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

ITパスポートはIT技術の基礎知識を証明できる国家資格です。国家資格であるものの難易度は簡単であるため、勉強すれば誰でも取得できるチャンスがあります。

ただし、ITパスポートだけでは就職などで高い評価を得ることは難しいです。専門スキルの資格と合わせて取得しておくことで、専門領域の深い知識と幅広いIT基礎知識を証明できます。

口コミにおいては、専門スキルと合わせて習得することで転職に役立ったとの声が見られます。

Webデザインは様々なITスキルと相関しているため、業界内での位置づけを知るためにも取得がおすすめです。

HTML5プロフェッショナル認定試験

おすすめポイント
  • Web開発の基礎を学びたい人
  • 最新のWeb技術に対応したい人
資格の種類民間資格
取得する利点・難易度別にLevel1とLevel2がある
・マークアップ言語に関する知識が身に付く
・都合のよい受験日時を選べる
有効期限資格取得から5年間
受験料1万6,500円
試験日随時
受験方法・全国にあるテストセンターでの受験
・自宅や職場などからオンラインで受験

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

HTML5プロフェッショナル認定試験は、Web標準技術の最新バージョンであるHTML5に関する知識を証明する資格です。

HTML5の基礎から高度なテクニックまで幅広くカバーし、WebデザインとWeb開発の橋渡しとして重要なスキルを身につけることが可能です。

事実、取得者は、必要な知識を体系的に学べた点が評価されています。

今は、インターネットで検索すればすぐに多くの情報が手に入ります。ただ、その中には古く、もはや陳腐化してしまった情報が含まれることも少なくなく、現時点での正しい情報を探すのは意外と大変です。そもそもあちこちに情報が点在していて気付かないこともあります。限られた時間の中でHTML5に関する知識を体系的に学ぶには、資格取得というゴール設定の方法は効率的だと思います。

引用:合格者の声|HTML5プロフェッショナル認定試験

WebデザインとHTMLの知識は切っても切れない関係性です。HTMLの資格取得を通じてスキルを学ぶことで、高い技術レベルを持つデザイナーとしても成長できるでしょう。

アドビ認定プロフェッショナル

おすすめポイント
  • Webデザイナーとして、さまざまな仕事をしたい人
  • 初心者からWebデザイナーになりたい人
  • どの資格を取得したらいいか迷っている人
資格の種類民間資格
取得する利点・Webデザインには必須の「Photoshop」「Illustrator」「Premiere Pro」を習得できる
・エントリーレベルの資格で初心者でも取得を目指せる
・国際資格で世界的に通用する
有効期限期限なし
受験料一般:1万780円
学割:8,580円
試験日随時
受験方法試験会場にて実施

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

アドビ認定プロフェッショナルは、アドビ社のデザインツールに関する認定試験で株式会社オデッセイコミュニケーションズが運営しています。Webデザインにおいて欠かせないアドビのツール「Photoshop」「Illustrator」「Premiere Pro」の基礎的なスキルを認定する資格で、難易度はそこまで高くはありません。

デザインツールの基礎をしっかりと身に付けられるほか、PhotoshopやIllustratorは世界的に使われているツールのため、国際的に通用する資格です。

取得者からは資格取得を通じて、使っていなかった機能を知ることができ、業務効率化ができたとの声が見られます。

毎日の仕事のなかで、Adobeのアプリを使わない日はありませんが、ACAを取得したことで、自分がこれまでまったく使っていなかった機能が、まだまだあることを知りました。これらの機能を使うことで、デザインデータの入稿作業が軽減されましたし、同じような装飾をデザインに施す作業の正確さとスピードアップも可能になったので、そうした点はとても助かっています。

自分がデザインしたものが世の中に出ていくことに魅力を感じてこの職業に就いたので、Illustrator の利用スキルを高めたことで、デザイン表現の幅をもっと広げていければと思っています。

引用:合格者の声|アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナルは、ツールの使用方法を知るというためにもWebデザイナー志望者は習得しておくとよいでしょう。

Webディレクション検定

Web検
出典:Web検
おすすめポイント
  • プロジェクト管理に興味がある人
  • チームリーダーを目指す人
資格の種類民間資格
取得する利点・Webディレクションにおける実践的な内容
・CBT方式で自分の都合に合わせて受験できる
・デザインだけでなくWeb業界の業務において必要な知識やスキルを習得できる
有効期限資格取得から2年間
受験料1万1,000円
試験日随時
受験方法J-Testingテストセンター(全国約200会場)にて受験可能

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。

Webディレクション検定は、Webプロジェクトの管理スキルを証明する資格です。この資格を取得することで、プロジェクトの企画、進行管理、クライアントとのコミュニケーションなど、ディレクションに必要なスキルを体系的に学べます。

取得者からは実務に役立つ内容を学べたと評判です。

Webディレクションの知識を持つことで、デザイナーとしてだけでなく、プロジェクトリーダーとしての需要も高まるのでおすすめです。

【副業の案件獲得】に役立つWebデザイン資格おすすめ5選

ここでは副業の案件獲得に役立つおすすめのWebデザイン資格を、厳選して5つ紹介します。

副業の場合は難易度や知名度は低くても、実務的なスキルを習得しやすい資格を取得するのがおすすめです。

Webデザイナー検定

おすすめポイント
  • 自分にあったレベル感の資格をとりたい
  • Webデザイナーとしての活動の幅を広げたい
  • 実力を試してみたい
資格の種類民間資格
取得する利点・ベーシックとエキスパートの2種類がある
・トライアルサイトで実践的な業務が行える
有効期限資格取得から2年間
受験料ベーシック:5,600円
エキスパート:6,700円
試験日前期:2025年7月13日(日)
後期:2025年11月30日(日)
受験方法・インターネットで申し込む
・郵便局の「払込取扱票」を使用して郵便局から申し込む

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

Webデザイナー検定は、CG-ARTS協会が主催する資格試験です。コンセプトメイキングから制作〜運用までにおいて必要な知識や技術を問う資格で、「エキスパート」「ベーシック」の2種類あります。

またWebデザインをはじめ、知的財産権など法律の知識やWebサイトの運用に関する知識も得られます。Webデザイナーとしての活動の幅を広げたいと考えている人にもおすすめの資格です。

Photoshop(R)クリエイター能力試験

おすすめポイント
  • Photoshopの基礎基本をマスターしたい人
  • 在宅受験できる資格を探している人
資格の種類民間資格
取得する利点・Photoshopの専門スキルが身につく
・自宅で簡単に受験できる
有効期限期限なし
受験料スタンダード:7,800円
エキスパート:8,800円
試験日【申請期間】
2025年4月28日~2025年6月29日
2025年11月18日~2026年1月18日
受験方法・インターネットで申し込む

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

Photoshop(R)クリエイター能力試験は、画像編集ソフト「Photoshop」の使用技能を証明できる資格です。試験内容は作業指示書に基づいた操作ができるかが問われます。

アドビ認定プロフェッショナルよりも簡単といわれているため、気軽に資格取得を目指したい人におすすめです。取得できれば副業の案件獲得の際に、技術力をアピールできるでしょう。

事実、取得者からはPhotoshopのスキルを証明できる資格として紹介されています

副業案件でバナー広告やLP作成にチャレンジしたい人は挑戦してみましょう。

Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

おすすめポイント
  • Illustratorのスキルを身につけたい人
  • バナー作成やLPの副業に挑戦したい人
資格の種類民間資格
取得する利点・Illustratorの専門スキルが身につく
・自宅で簡単に受験できる
有効期限期限なし
受験料スタンダード:7,800円
エキスパート:8,800円
試験日【申請期間】
2025年4月22日~2025年6月22日
2025年11月11日~2026年1月11日
受験方法・インターネットで申し込む

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

Illustrator(R)クリエイター能力認定試験は、Photoshopと並んで有名なデザインソフト「Illustrator」の技能を証明できる資格です。

デザインパーツの作成などはもとより、問題文に沿って作品を作ることが求められるので、習得には一定の技術レベルが必要になります。この資格を取得しておけば、副業案件でよくあるバナー広告やLP作成に対応できるようになるでしょう。

事実、取得者の中にはWebデザイナーを目指すのであれば、基礎を理解している証明としてIllustrator(R)クリエイター能力認定試験は有効であるとの声も見られます。

副業の営業をかける際にもアピールポイントとして使えるので、取得して損はありません。

カラーコーディネーター検定試験(R)

おすすめポイント
  • 色彩についての理解を深めたい人
  • 色彩のトレンドなどを理解したい人
資格の種類民間資格
取得する利点・色がモノや人に与える影響を学習できる
・色彩工学を学びWebデザインに活かせる
有効期限期限なし
受験料スタンダード:5,500円
アドバンス:7,700円
CBT方式の場合+2,200円
試験日申込期間
5月16日(金)10時~5月27日(火)18時
9月19日(金)10時~9月30日(火)18時
試験期間
6月19日(木)~7月7日(月)
10月23日(木)~11月10日(月)
受験方法・インターネットで申し込む

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が主催する色彩に関する民間資格です。

グラフィックデザインなどの工業分野や色彩が人に与える環境分野に関する知識が問われます。一見するとWebデザインとは分野が違う印象を持ちますが、色の心理的効果やトレンドなども学習できるので、時流を押さえたWebサイト作成に役立てることが可能です。

事実、取得者の中にはWebデザインにスキルを応用している人も見受けられます。

学習は色彩工学に近い内容になっているので、論理的に色についての知識を身につけたい人にはとくにおすすめです。

色彩検定

色彩検定
出典:色彩検定
おすすめポイント
  • Webデザインのクオリティを向上させたい人
  • Webデザイナーとして有効な資格がほしい人
  • 認知度の高い資格を取得したい人
資格の種類民間資格
取得する利点・デザインに欠かせない色彩の知識が身に付く
・文部科学省後援の公的資格である
・レベル別に1~3級とUC級の4種類がある
有効期限期限なし
受験料3級:7,000円
2級:1万円
1級:1万5,000円
UC級:6,000円
試験日・夏期検定(2級・3級・UC級)
2025年6月22日(日)
・冬期検定
(3級・2級・1級・ UC級)
2025年11月9日(日)
(1級2次)
2025年12月14日(日)
受験方法個人受検ネット申込み

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

色彩検定は、色彩検定協会が主催する資格試験です。1990年から続く歴史ある試験で、累計170万人以上が受験した実績がある文部科学省後援の公的資格です。

難易度は1〜3級・UC級の4種類に分けられています。このうちUC(色のユニバーサルデザイン)級は、2018年に新設された色覚の多様性に関する知識を深める試験です。

事実、取得者からは実務に活かせるとの声が見られました。

また3級は初めて色を学ぶ人向けとなっているので、初心者でも色彩について基礎的な知識から順に身に付けられます。デザインをするうえで色は欠かせない要素なので、Webデザイナーとして取得しておきたい資格でしょう。

【フリーランスWebデザイナーへの独立】に役立つWebデザイン資格おすすめ3選

ここではフリーランスWebデザイナーへの独立に役立つおすすめのWebデザイン資格を、厳選して3つ紹介します。

フリーランスの場合は、Webデザインの専門スキルを高められるだけでなく、より業務範囲を広げられる専門資格を取得するのがおすすめです。

マーケティング・ビジネス実務検定

おすすめポイント
  • マーケティングの基礎を学びたい人
  • ビジネスの全体像を把握したい人
資格の種類民間資格
取得する利点・マーケティングの知識やスキルが身に付く
・IT/Webを含む企業の転職や就職に活用できる可能性がある
・マーケティングの実務能力を客観的に証明し、評価する手段としても役立つ
有効期限資格取得から4年間
受験料C級:6,270円
B級:7,480円
A級:1万2,760円
試験日随時
受験方法オンライン受験

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングの基本知識とビジネスの実務スキルを証明する資格です。この資格を取得することで、Webデザインに加えてマーケティングの視点を持てるようになります。

そのため、クライアントのビジネス目標を達成するための効果的なデザイン提案が可能です。

事実、取得を目指す人の間ではB級レベルであれば、実務でも使えるレベルと評価されています。

またデザイナーとしての需要が高まるとともに、マーケティング部門やビジネス戦略部門との連携もスムーズになります。

マルチメディア検定

おすすめポイント
  • Webを含めた様々な媒体のスキルを習得できる
  • 各メディアの処理技術や効果などを確認できる
資格の種類民間資格
取得する利点・様々なメディアの理解が深まる
・UI/UXを考えた制作ができるようになる
有効期限期限なし
受験料ベーシック:5,600円
エキスパート:6,700円
試験日前期:2025年7月13日(日)
後期:2025年11月30日(日)
受験方法20都道府県の会場で実施

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

マルチメディア検定は、公共財団法人画像情報教育振興協会が提供している民間資格です。デジタルコンテンツ全体に関する共通知識やメディアの応用方法を学習できます。

例えば、以下のようにメディアごとの処理技術や効果などの知識を得られるので、ユーザーに合ったWebデザインを考える際にどのような要素を盛り込むべきなのかが理解できます。

  • アナログとデジタルの違い
  • 文書
  • 音声と音響
  • 画像・図形
  • アニメーション・映像

これらの視覚効果などを適切に選択できるようになるので、ユーザーにとっての使いやすさ(UI)やサイトを訪れたユーザーの体験(UX)までも考えたWeb制作ができるようになるでしょう。

取得者からは転職に有利になるかは別として、デジタル分野の知識を得るには役立つと評価を得ています。

メディアに対しての理解をもう一歩深めたい人にとくにおすすめの資格です。

PHP技術者認定試験

おすすめポイント
  • フロントサイドだけでなくサーバーサイドも身につけたい人
  • フルスタックエンジニアを目指したい人
  • 収入の幅を広げたい人
資格の種類民間資格
取得する利点・PHPの技術力を証明できる
・フロントサイドだけでなくサーバーサイドにも携われるようになる
有効期限期限なし
受験料初級試験:1万3,200円
上級・準上級試験:1万6,500円
試験日随時
受験方法全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター

2025年2月時点の公式サイトの情報をもとに掲載しています。
受験料には税込み価格を記載しています。

フリーランスのWebデザイナーを目指したいのであれば、PHP技術者認定試験を取得するのもおすすめです。

PHP技術者認定試験を取得できれば、Webデザインだけでなく、サーバーサイドのプログラミングスキルまで身につけられます。

フロントサイドだけでなくサーバー側の実装までできるようになれば、フルスタックエンジニアとして高い評価を得ることが可能です。

事実、フリーランスエンジニアを目指すためにPHP技術者認定試験の取得を目指す人もいます。

フリーランスは収入の安定性が低いため、Webデザインのみで収益を目指すのではなく、様々なスキルで稼げるようになる方が安全です。

PHPは多くのWeb制作で利用されている言語なため、Webデザインスキルとも相性がよくおすすめです。次の記事ではWebデザインの仕事に就くために覚えるべき言語を紹介しているので、参考にしてください。

Webデザインの仕事につくために覚えるべき言語+おすすめ勉強法まとめ
更新日:2025年1月9日

Webデザイン資格の種類

Webデザイナー向け資格の種類

ここからは、Webデザイナー向けの資格を2種類紹介します。

それぞれに特徴があり、どのような場面で求められるかをまとめたので参考にしてみてください。

国家資格

Webデザイナー向けの国家資格には、下記の2つがあります。

  • ウェブデザイン技能検定
  • ITパスポート

上記の2つは、国家資格で信頼性の高いものです。他のIT業界にある民間資格と異なり、実務経験がなくとも即戦力として採用されやすくなる資格といえるでしょう。取得すれば、企業やクライアントからの評価が高まることを期待できます。

民間資格

Webデザイナー向けの国家資格には、下記の8つがあります。

  • Webデザイナー検定
  • Webディレクション検定
  • Webクリエイター能力認定試験
  • アドビ認定プロフェッショナル
  • HTML5プロフェッショナル認定試験
  • Photoshopクリエイター認定試験
  • Illustratorクリエイター能力試験
  • 色彩検定

民間資格とはいえ、1つの受講料金は5,000円を超えるものばかりです。また資格自体が有名なものもあり、とくに中小企業では上記の民間資格の習得を重視しているところもあるでしょう。

国家資格を取得している人材は大手企業に流れていってしまうため、人材確保に予算をあまり避けない中小企業は、民間資格を持っている人に狙いを定める傾向にあります。

なお、Webデザイナーへの就業を見据えた資格取得に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。

効率よくスキル習得したい人は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

Webデザイン資格の取得に向けた勉強方法

Webデザイン資格の取得に向けた勉強方法

取得する資格は決められたものの、実際にどう試験勉強を進めればいいのかわからない人もいますよね。

そこでここからはWebデザイン資格の取得に向けた勉強法を、3つにまとめて解説します。

方法1:参考書・問題集を用いた独学

Webデザインの資格取得に向けた勉強には、参考書や問題集を用いて独学する方法があります。参考書などを用いた独学には、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット・自分のペースで勉強できる
・資格取得に特化した内容が学べる
・過去問などで出題傾向がわかる
デメリット・モチベ-ションを自分で管理しなければならない
・疑問点の解消がしにくい
・資格試験以外の内容には触れられていない

参考書を用いた独学は自分のペースで学習できる点がメリットです。収録されている内容も資格試験に合格することを目的としているので、効率的に学習を進められます。

過去問などを利用すれば問題の出題傾向がわかり、万全な試験対策も行えるでしょう。

しかし、一方でモチベ-ション管理が難しく、疑問点の解消も自分で調べる必要がある点はデメリットです。また、資格試験以外の内容には触れられていないため、覚えた知識が実務でどう生かせるのかわかりにくい可能性もあるでしょう。

参考書を使ってWebデザイン資格の学習を効率的に進めるには、何よりも自分にあった教材を見つけることが大切です。下表に記載の参考書は図などを用いて丁寧に解説されており、実務にどう生かすかなども記載されているためはじめの1冊としておすすめです。

実際に出題されている問題をベースに解答と解説を収録。本番と同様の出題形式で問題を解けるので、試験に慣れる意味でもおすすめ。

上記参考書であれば、難しいWebデザインやコーディング、ツール操作についてわかりやすくまとめられているので、効率的に勉強を進められるでしょう。

Webデザインを独学する手順は、次の記事で解説しているので参考にしてください。

Webデザイン独学ロードマップ【挫折しない秘訣も紹介】
更新日:2025年2月6日

オンライン学習サイトを利用する

Webデザインの勉強はオンライン学習サイトを利用する方法もあります。オンライン学習サイトは、下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット・いつでも学習できる
・QAサイトを併設しているケースが多い
・練習問題は実際に手を動かせる
デメリット・資格取得に特化した講座は少ない
・無料講座は学習できる内容が限定的

オンライン学習サイトはネット環境さえあれば、いつでも学習できるので隙間時間などに効率的に資格勉強が可能です。QAサイトを併設しているケースも多いため、疑問点を解消しやすいのもメリットです。

練習問題は実際にタイピングするものが多く、実戦的な内容で学習できます。

しかし、Webデザインの資格取得に特化した講座は少ないです。HTMLやCSSを学習しつつ、結果的に資格取得と同等の知識が身につくケースが多いでしょう。資格取得を本格的に目指すのであれば、別途、参考書などで学習が必要になります。

また、無料講座は学習できる内容が限定的です。基礎基本のみの学習に留まるケースが多いので、無料講座だけで内容を網羅するのは難しいでしょう。

Webデザインを学習できるおすすめサイトは、次があげられます。

サイト名説明
侍テラコヤプログラミングスクールの侍エンジニアが提供している基本無料のQAサイト。有料プランを利用すれば、教材を利用してWebデザインを学習できる。実際にコーディングする課題があるだけでなく、24時間以内に必ず回答が得られるQA掲示板があるので、疑問点をすぐ解消できる。
Udemy様々な分野の動画教材を販売しているサイト。Webデザインの動画教材もあるので、動画を見ながら実際に手を動かして学習を進められる。疑問点は教材制作者に質問可能。
Progate様々な言語を学習できる老舗サイト。穴埋め形式で学習を進められ、HTML/CSSは実際にWebページを作成しながら学べる。

上記サイトは資格取得に特化したサイトではありませんが、実務で役立つスキルが身につけられるのは間違いありません。

Webデザイナーを見据えたスクール受講

Webデザイン関連資格の勉強には、Webデザインスクールを受講する方法もあります。Webデザインスクールを受講するメリット・デメリットは下表のとおりです。

メリット・即戦力レベルのスキルが身に付く
・現役デザイナーに質問できる
・ポートフォリオ作成のアドバイスがもらえる
・転職支援が受けられる
デメリット・価格が高い
・Webデザインスキルと資格両方の勉強が必要

利用するメリットは、何よりも即戦力レベルのスキルが身につく点です。WebデザインスクールではWebデザイナーへの転職を見据えて、実務で活躍できるレベルにまで技術力を磨けます。

常駐しているプロのWebデザイナーに直接質問できるため、他の方法よりも効率的に学習ができます。最終的にWebデザイン会社への転職を目指しているため、ポートフォリオの作成や転職支援が充実しているのも魅力です。

ただし、その分、受講費用が高い点は大きなデメリットです。講座内容も実務を意識したカリキュラムとなっているため、資格取得を目指す場合は別途独学が必要なケースもあります。

資格取得以上に高い技術レベルを持つことはできますが、問題集を解くなどのカリキュラムは組まれていないことが一般的です。

最終目標が転職であれば、資格取得よりWebデザインスクールに通う方が効率よく夢を実現できる可能性があります。Webデザイン業界において資格取得は一定の評価を受けられるものの、最も重要なのは技術力だからです。

資格を取ることに集中するよりも実戦的なWebデザインの学習を深めて、ポートフォリオを充実させたほうが転職の際に高い評価を得られるケースもあるでしょう。

なお、数あるスクールのなかでも挫折なくWebデザイナー就業を見据え、Webデザイン資格の取得を目指すなら「侍エンジニア」がおすすめです。

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役Webデザイナーと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してWebデザインの資格を取得できますよ。

\ 給付金で受講料が最大80%OFF /

Webデザイン資格を取得する際の注意点

Webデザイン資格を取得する際の注意点

ここからはWebデザイン資格を取得する際の注意点を、2つにまとめて解説します。

注意点1:資格取得で必ず転職できるとは限らない

Webデザインの資格を取得すれば必ず転職できるわけではありません。資格は知識の証明になりますが、実務ではスキルや実績が重視されるため、資格取得だけでは不十分です。

実際にWebデザイナーの求人を見ても「○○資格必須」といった条件は少なく、むしろデザインツールの習熟度やコーディングスキル、実務経験が求められることがほとんどです。

転職を目指すためには資格取得をすると同時に、成果物をまとめたポートフォリオを作成することが重要です。

ポートフォリオには学んだ技術を活かした制作物を掲載し、実際にデザインができることを証明しましょう。スキルを磨きながら資格を取得することで、転職成功の可能性を高められます。

注意点2:未経験者は挫折する可能性がある

Webデザイン未経験者が資格取得を目指す場合、学習の負担が大きく、挫折する可能性があります。

Webデザインはデザイン理論やツールの使い方、コーディングスキルなど幅広い知識が求められるため、独学でのスキル習得は簡単ではありません。加えて、資格取得のための勉強も必要になるため、学習のハードルはさらに高くなります。

そのため、学習計画をしっかり立て、オンラインスクールや教材を活用しながら無理のないペースで進めることが重要です。

WebデザイナーにまつわるFAQ

Webデザイナーを目指す方々が抱く疑問や不安に答えるために、よくある質問(FAQ)を2つ紹介します。

Webデザイナーという職業が自分に向いているかどうか、将来性はあるのかなどの重要なポイントを確認していきましょう。

Webデザイナーに向いているかを判断するには?

Webデザイナーに向いているかを判断するためには、クリエイティブな仕事が好きで、新しい技術を学ぶことに興味があるかどうかで判断しましょう。

また細かい作業が得意で、クライアントのニーズに応じた柔軟な対応ができるかも大切です。

なお、Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴は、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴!適性診断のコツも紹介
更新日:2025年2月6日

Webデザイナーの将来性はこの先もある?

Webデザイナーの将来性は、デジタルコンテンツの需要が増加している現代で非常に高いとされています。特に、モバイルデバイスやウェブアプリケーションの普及に伴い、使いやすく魅力的なデザインのニーズがますます高まっています。

またAIやAR技術の発展によってデザインの幅が広がるため、Webデザイナーのスキルセットも進化が求められています。

なお、Webデザイナーの将来性については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

Webデザイナーに将来性はある?ないと言われる理由&現在の需要まとめ
更新日:2025年3月7日

まとめ

Webデザイナーとしての資格取得は、キャリアを向上させるために非常に有益です。独学やスクールを活用して計画的に学習を進め、自分のスキルを証明できる資格を取得しましょう。

また取得した資格はポートフォリオにまとめておくことで、自分の能力を効果的にアピールできます。資格取得を通じて、より多くのプロジェクトに対応できるデザイナーを目指しましょう。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

高木 晃

情報系の大学を卒業後、HR関連のサービスを複数展開する事業会社に勤務。コミュニケーションデザイン領域のデザイナーを4年ほど務め、LPやバナーデザインの制作、コーディング等を経験。現在は株式会社SAMURAIでWebデザイナーとして、バナーデザイン制作やLP改善、Instagram運用等に従事。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター5年目。中学校の教員としてICT教育を担当した後、SES企業にてSQLを用いた運用・保守に従事。業界経験を積んだ後、システム開発に関わりたいと大手SIerに転職。基本設計からテストまでと一連の開発を担当する傍ら、Webライターとしての活動を開始。2024年から侍エンジニアブログの記事作成を担当。初心者の方でもわかりやすい解説を心がけています。
【専門分野】
IT/Web開発、データベース運用・保守

目次